食材の宝庫、長崎の春の恵みを京都のホテルで味わう
春の行楽で国内・海外から多くの人が訪れる京都。人気の観光名所に囲まれた【ウェスティン都ホテル京都】では、4月30日(日)まで『長崎フェア』が開催されています。一皿ごとに心が躍る中国料理のコースや長崎県産いちごを使ったスペシャルなデザートに注目です。
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長崎産食材が満載のランチ&ディナーコース
いちごスイーツや長崎ならではのお酒も登場
長崎と由縁のある京都の地で長崎の食に触れる
【中国料理「四川」】で長崎産食材が満載のコースを味わう
海に面していて、気候条件のいい長崎県の風土。新鮮な魚介類が豊富なことは言うまでもありませんが、野菜やフルーツの作物にも特産品が数多くあります。五島列島で育まれた、北海道に次いで生産量2位を誇るジャガイモや、糖度も栄養価も高い中玉トマトの五島ルビー、根元まで柔らかいアスパラなどの野菜、そして希少な玉緑茶に、五島手延べうどんなど。
デザートまで全6皿が登場する『長崎フェア ランチ』4,500円(税・サ込)※写真はイメージです
今回のイベントで、そんなたくさんの長崎県産食材を盛り込んだコースを手掛けるのは【中国料理「四川」】の呂料理長。「長年料理をしてきて、長崎の食材の魅力はよく知っています」と語り、デコポンを使った爽やかな前菜や、五島ルビーを浮かべた甘味と酸味が絶妙の蒸しスープ、玉緑茶で蒸したあかむつ(のどぐろ)、五島手延うどんで作る長崎ちゃんぽん、長崎県産いちごを使った春を感じるデザートなど、満足度の高い内容のコースを仕立てました。
ランチ・ディナーともに味わえる『玉緑茶とあかむつの蒸し物』
京都の山々を眺めながら、お値打ちなランチや、5種の前菜から3種のデザートまで全7皿で織り成す内容充実の『長崎フェア ディナー』(11,000円・税・サ込/トップ画像 ※写真はイメージです)を満喫してみてはいかがでしょうか。
ディナーより『長崎県産いちご3種を使ったデザート』
いちごスイーツや長崎ならではのお酒も登場
長崎は、日本有数のいちごの産地としても有名。今回のフェアに合わせて【ティールーム「メイフェア」】には、こいのか・さちのか・ゆめのかの3種のいちごを使ったスイーツが並びます。
『さちのかエクレア』(660円・税サ込)など全6種が揃う
なかでも、『3種のいちごの食べくらべ ガトーフレーズ』(12cm 2,800円・税サ込)は、パーツごとにいちごの品種を変えているところがユニーク。中にはこいのかのクリームを忍ばせ、スライスをサンド。さちのかは半分にカット、ゆめのかは丸ごとの状態でトッピングしています。ケーキを囲みながらのいちご談義も、盛り上がりそうです。
『さちのかムースパフェ』(1,300円・税サ込)やデザートドリンクも
また、【バー「ムーンライト」】には、長崎県産の麦焼酎『山乃守 梅』(1,200円・税サ込)や、長崎県産デコポンと長崎市のみで実生している香酸柑橘のゆうこうのリキュールを合わせたカクテル『日本の夜明け』(1,500円・税サ込)などが登場。訪れるシーンに合わせて、さまざまな形で長崎の味を堪能しましょう。
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(奥から)山の守酒造場の「山乃守 梅」、霧氷酒造「軍艦島」
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長崎県産のデコポンやビワを使ったカクテル
長崎と由縁のある京都の地で長崎の食に触れる
「長崎フェア」開催にあたって、セミナー「異文化の衝撃『長崎』と上方京都~キリシタン、出島・唐館、世界遺産、そして食文化」が開催されました。長崎県長崎学アドバイザーの本馬先生によると、歴史の長さは違えども、長崎と京都は深いつながりがあるとのこと。ポルトガル貿易の時代に二十六人成人殉教が京都から長崎へ移された話や、江戸後期の京都糸割符宿老・巨智部氏が長崎駐在だった話が語られ、聴講者は興味深く耳を傾けていました。
食の話では、卓子(しっぽく)料理はそもそも庶民的な料理で、皿うどんの原型もそこにあるということや、精進料理の普茶料理には隠元和尚が伝えたインゲン豆、タケノコ、レンコン、スイカなどが使われるということなどが語られました。1863年の開港後には、草野丈吉が西洋料理店【良林亭】を開き、それがのちに【自由亭】となって維新後に京都祇園にて開店されたそう。京都との長きに渡る縁が感じられます。
2015年には、軍艦島などの「明治日本の産業革命遺産」が世界文化遺産に登録されたり、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が世界文化遺産の国内候補としてユネスコに推薦されるなど、近年注目の高まっている長崎。そんなタイミングだからこそ、まずは身近な食をきっかけとして、文化に触れてみてはいかがでしょうか。
この記事を作った人
取材・文/シキタリエ(Pavlolva)
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