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ふだん使いもOK! 神楽坂・飯田橋で、同業シェフたちも舌を巻くバル&ビストロ3選

風情ある石畳の路地がしっとりと花街の面影を残す、坂の街・神楽坂。今回は、その神楽坂を含む飯田橋エリアで、同業料理人たちもその実力を認める、ふだん使いで通えるカジュアルなバル&ビストロを3軒ご紹介します。

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神楽坂・飯田橋エリアのバル&ビストロ3選 名物は、魚介の濃厚な旨みが詰まった鉄鍋でつくるスペイン風おじや

【コメドール・エル・カミーノ】

 唐突ではありますが、まずはスペイン料理の話を少し。スペインのお米料理といえばご存じ“パエリア”。このパエリア発祥の地といわれる東部のバレンシア地方では、お米料理の水分の違いにより、実は呼び方が変化します。

 水分が少ないものは”セコ(seco)”、逆に水分が多めで、スープに浸るほどのものは“カルドソ(caldoso)”、そしてその中間にあたるものは“メロッソ(meloso)”と、呼ばれています。

 その“メロッソ”を名物料理として、提供するのが神楽坂と平行にはしる軽子坂の坂上にある【コメドール・エル・カミーノ】。看板には、メロッソをつくるための鉄鍋“オジャ”のイラストが描かれています。

『アロス・メロッソ(アロスはお米の意)』は日本でいえば、「おじや」に近い感覚ですが、スペインらしく、魚介のエキスが凝縮され、旨みは濃厚。食べ進むにつれて満腹に近づいても、この魚介とパプリカが効いた香りを嗅げば、食欲をそそることは間違いなしです。

【コメドール・エル・カミーノ】では、料理はスペイン各地の郷土料理をバラエティ豊かに楽しめるプリフィクスコースのスタイル。そして、コース中には必ず『アロス・メロッソ』が登場します。

    白を基調とした店内。同ビルの2階には、姉妹店のスペインバル【エル・カミーノ】も

この店をオススメするシェフ

「神楽坂の【エル・カミーノ】で食べた『海老のアロス・メロッソ』はスペインで食べた時の感動を超えるほどの美味しさでした。オススメできるスペイン料理店です」

 
こだわりは徹底的、それでいて自然体。居心地良い街角のビストロ

【メリメロ】

 飯田橋駅東口から目白通りを進み、1本路地に入ったところに建つビストロ【メリメロ】。白い外壁には緑の蔦が茂り、外観からはどことなくフランスからそのまま持ってきたかのような空気が漂います。

 この店のオーナー・宗像康雄シェフは、スイス・ローザンヌでは2つ星店、フランス・カンヌでは3つ星店で研鑽を積んだあと、パリ郊外の店で料理長まで務めた正真正銘の本場仕込みのフランス料理人。

 生産者の元へとみずから赴いて食材を厳選、国内外の本当に良いと思ったものを使用するため、その味が間違いないのはもちろん、体にもやさしい料理が次々に登場します。

 そして、ワインはそのやさしい味ワインお料理に歩調を揃えたヴァン・ナチュール(自然派ワイン)のみ。今でこそ、提供する店も増えましたが、宗像シェフは1990年代前半のフランス滞在中の頃から自然派ワインに親しみ、その知識量はかなりのものです。

 店内に備えられたワインセラーには、そんな宗像シェフが選ぶこだわりのワインばかりがセラーを埋め尽くすように保管されています。

    オープン当初から変わらない、宗像シェフがイチオシする白金豚を使った人気メニュー『白金豚 燻しばら肉のロースト』

この店をオススメするシェフ

「自然派ワインと素材の味わいを生かした料理を楽しむ事ができるビストロです。素材へはとことんこだわり、調理においても化学調味料をいっさい使わないほどの徹底ぶり。野菜は、無農薬の有機野菜を契約農家から、そして魚介類は九州天草から直送される天然物など、安心して食べることができるものばかりです」

 
料理とワイン。双方が引き立てあう、気軽な街のワインバル

【ヴィアンド】

 神楽坂から1本路地に入り、飲食店が点在するエリアのなかでもひときわ目立つ紫色が異彩を放っているのが【ヴィアンド】です。本場フランスで研鑽を積んだという料理の腕前を披露するのは、オーナーでもある吉田正也シェフ。

 常時40種類以上揃うというワインと、そのワインとの相性を第一に考えられた料理。なかでも地鶏のレバーを使用し、滑らかな口どけと芳醇な味わいを感じさせる『白レバーのペースト』は、シェフみずから「赤ワインに最適なおつまみです」と太鼓判を押す逸品。ふりかけられた、ローストアーモンドが食感のアクセントにもなっています。

「気軽に美味しい料理とワインを楽しんでもらいたい」というシェフの思いは、店の料理とワインにしっかりと反映されています。

    なめらかな口どけと、深いコクを感じる『地鶏レバーのペースト、 ローストアーモンド』

この店をオススメするシェフ

「ビストロ、ワインバーのお店です。1皿1000円ぐらいでとてもリーズナブルに食事ができるので、仕事終わりや、休みの日に行きます。こちらのシェフとは学生時代から知り合いで、情報交換をしたり、刺激をもらってお互いに切磋琢磨できるのを感じます」

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ヒトサラ編集部

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