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更新日:2019.10.01食トレンド

「コーヒースタンド」&「レコードバー」、2つの顔を持つ【Euca COUNTER(エウカ カウンター)】

大阪・玉造駅から徒歩6分程のところにある【Euca COUNTER(エウカ カウンター)】は、コーヒーショップとレコードバーが融合した、斬新なスタイルのお店です。コーヒーとフレンチトーストでホッとひと息ブレイクするもよし、好みのお酒に酔うもよし。新感覚の憩いの空間をご案内します。

「コーヒースタンド」&「レコードバー」、2つの顔を持つ【Euca COUNTER(エウカ カウンター)】

人気店の味を本格派のサイフォンで楽しめる「コーヒースタンド」

    コーヒースタンドは、店頭に置いた光サイフォンが道行く人の目を引く

    コーヒースタンドは、店頭に置いた光サイフォンが道行く人の目を引く

コーヒーショップとレコードバーが融合した斬新なスタイルの【Euca COUNTER(エウカ カウンター)】。入口付近はカウンターにサイフォンが並ぶ、シンプルなコーヒースタンドです。

コーヒースタンドを担当する佐伯純さんは、店頭でサイフォンを操り、フロントマンとして店を切り盛り。コーヒーは、地元の人気ロースター【HIROFUMI FUJITA COFFEE】に特注する、ビターとマイルドのブレンドが定番です。

    表面をキャラメリゼした『フレンチトースト』550円(税込)は、ラム酒の風味がお酒とも好相性。『本日のアイスコーヒー(ゆげ焙煎所)』490円(税込)

    表面をキャラメリゼした『フレンチトースト』550円(税込)は、ラム酒の風味がお酒とも好相性。『本日のアイスコーヒー(ゆげ焙煎所)』490円(税込)

さらに、2種のシングルオリジンには、深煎りに定評がある大正の『井尻珈琲焙煎所』と、西宮のスペシャルティコーヒー専門店『ゆげ焙煎所』から、個性的な豆を季節替わりで提案。

『井尻珈琲焙煎所』の豆は、香ばしい苦味と甘味が際立つホットで、『ゆげ焙煎所』の豆は爽やかな果実味が活きるアイスでと、豆の個性に合わせて細やかに提案しています。そんなこだわりのコーヒーが390円からと、デイリープライスなのがうれしいですね。

    フルーティーなマイルドブレンドとハーブのシロップがまろやかに溶け合う、『エルダーフラワー香るコーヒー牛乳』550円(税込)、『クルミとアーモンドのどら焼き』350円(税込)

    フルーティーなマイルドブレンドとハーブのシロップがまろやかに溶け合う、『エルダーフラワー香るコーヒー牛乳』550円(税込)、『クルミとアーモンドのどら焼き』350円(税込)

また、バターの風味が効いた生地に香ばしい餡の甘味が際立つクルミとアーモンドのどら焼きや、ラム酒の香りが贅沢なフレンチトースト、ボリュームたっぷりのハンバーグサンドなど、オリジナルのスイーツやフードメニューも充実。多彩なコーヒーとの取合せも楽しみの一つです。

お店の奥は、お酒と音楽に酔いしれる至福の「バーエリア」

一見するとシンプルなコーヒースタンドですが、表通りからは見えない店の奥に、さらに広いレコードバーが潜んでいようとは、よもや思うまじ。

    “鰻の寝床”の空間を生かしたレコードバーは、まさに“隠し部屋”の趣

    “鰻の寝床”の空間を生かしたレコードバーは、まさに“隠し部屋”の趣

奥行きの深いフロアを生かした、秘密めいた空間はアメリカ禁酒法時代の隠れ酒場【Speak easy】をイメージしたもの。

「単にバーとコーヒーが混ざるのでなく、作り手もスペースも分けて、それぞれ異なる楽しみ方を提案したかった」という店主・中川慶祐さんは、大阪の人気カフェダイニングを経て2018年秋に独立しました。

    自家製の『ハンバーグサンド』600円(税込)、『Eucaブレンド・ビター』390円(税別)

    自家製の『ハンバーグサンド』600円(税込)、『Eucaブレンド・ビター』390円(税別)

夜の訪れとともに、店の奥にも明かりが灯り、店内は徐々にバーの雰囲気に。隠れ酒場らしくメニューもなし。中川さんとの会話から、オーダーをスタートするのがこの店のスタイルです。柑橘系のフルーツを使ったカクテルのほか、ウィスキーやクラフトジンなど、時季によってお酒の顔ぶれも変わります。ボトルを見ながらのやり取りは、秘密めいた雰囲気に似合います。

    『カリビアンコーヒー』1,300円(税込)。ウィスキーを練り込んだチョコを挟んだ、『Ardbeg香る少し大人なマカロン』2個380円(税込)

    『カリビアンコーヒー』1,300円(税込)。ウィスキーを練り込んだチョコを挟んだ、『Ardbeg香る少し大人なマカロン』2個380円(税込)

レコードバーでは、様々なお酒はもちろん、厳選されたコーヒーをカクテルで楽しむのも一興。ビターブレンドにグァテマラ産のラムを合わせたカリビアンコーヒーは、冴えた苦味と甘やかなラムの芳香が染み渡る人気の一杯です。

    ヴィンテージオーディオから流れるレコードは、音楽好きのお客にも評判

    ヴィンテージオーディオから流れるレコードは、音楽好きのお客にも評判

ヴィンテージオーディオから心地よい音が響く空間は音楽バーの趣も。レコード棚には、中川さんが学生時代から集めたコレクションがズラリと並びます。音楽好きにとっては、グラス片手に楽しめる絶好のリスニングルームでもあります。

スタンドにサッと立ち寄るもよし、奥のレコードバーで寛ぐもよし。時にスタンドで意気投合したお客さん同士が、そのままバーカウンターへ流れることも。午後からレコードバーが開く日曜は、のんびりレコードを聴きながらの昼酒もまた贅沢。2つの顔を持つ、文字通りの懐深さで、気分に合わせて楽しみ方が広がる一軒です。

この記事を作った人

取材・文/田中慶一

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