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ヒトサラ編集長の食ダイアリー~とっておきの旅と食のはなし~vol.1|おいしい富山 その③

編集長・小西克博が最近気になったお店を、語り下ろしで紹介していく新連載企画です。「おいしい富山」シリーズラストとなる今回も、自然豊かな富山県の、ぜひ訪れたくなる“はなし”とお店ラインナップに注目です。

おいしい富山

ヒトサラ編集長 小西克博プロフィール<br />
大学卒業後に渡欧、北極から南極まで約100ヶ国を食べ歩く。共同通信社を経て、中央公論社で「GQ」創刊に参画。2誌の創刊編集長、IT企業顧問などを経て、現職。

ヒトサラ編集長 小西克博プロフィール
大学卒業後に渡欧、北極から南極まで約100ヶ国を食べ歩く。共同通信社を経て、中央公論社で「GQ」創刊に参画。2誌の創刊編集長、IT企業顧問などを経て、現職。

今回ご紹介するお店
(「h」「m」「l」は価格帯の目安です。〈high・middle・low〉)

【GEJO】のある岩瀬についてはネタがいっぱいありすぎて困りますね。小さなエリアに素晴らしいお店がたくさんあります。

岩瀬はかつての北前船で栄えた街で、古き良き風情が今でも残っています。日本酒の満寿泉で有名な舛田酒造さんら地元の有志たちによる街づくりが素晴らしく、アートイベントが行われたりして、外国人旅行客にも人気のエリアです。

    GEJO

    岩瀬の鮨といえばここ【GEJO】。佇まいからしてお洒落です

  • GEJO

  • GEJO

【GEJO】はこのエリアを代表するようなお鮨屋さんで、親方は海外でも活躍されています。センスが良くって私は好きですね。

    御料理ふじ居

    風格漂う【御料理ふじ居】

  • 御料理ふじ居

  • 御料理ふじ居

ヒトサラで有名なのは【御料理ふじ居】ですかね。ミシュラン二つ星に輝く名店で、庭を見ながらゆったりと食事をいただけます。店主の藤井さんが目の前でブリを捌いたりしてくれるパフォーマンスも楽しめる素晴らしいシェフズテーブルです。

フレンチだと【カーヴ・ユノキ】があります。改装後はまだ行けてないけれど、柚木シェフの富山愛あふれる料理がいただけます。

  • ピアットスズキ チンクエ

    【ピアットスズキ チンクエ】エントランス

  • ピアットスズキ チンクエ

    【ピアットスズキ チンクエ】パスタランチより

イタリアンは【ピアットスズキ チンクエ】、蕎麦は【くちいわ】などなど、これだけのすごい店がぎゅっと詰まった地方エリアって珍しいかもしれませんね。

    ヘルジアン・ウッド

    【ヘルジアン・ウッド】より立山連峰を眺める

立山のほうにいくと【ヘルジアン・ウッド】があります。田んぼの真ん中にレストランがあって、今ではかっこいいサウナもできています。

前田さんという若き社長さんが目指すのは富山型のアルベルゴ・ディフーゾ。町全体を宿と見立てる分散型の宿の在り方で、その地域にずっぽり泊まるってイメージですね。もともとはイタリアから生まれたと言われるシステムですが、新しい旅のスタイルとしても注目されています。
以前記事も書いたので参考にしてください。

  • IWA

    「IWA」の酒蔵と、優れたデザイン性のボトル

  • IWA

近くにはドンペリニヨンの醸造最高責任者だったリシャールさんが生み出す日本酒「IWA」の工場もある、本当に水の綺麗な美しいところです。

    富山

  • 黒薙温泉

  • 黒薙温泉

となりの黒部に行くと、紅葉の季節は混みますが、宇奈月温泉があります。ここからトロッコ列車に乗るのも面白いです。途中に秘湯・黒薙温泉があって、少し歩きますが露天風呂もあります。サウナよりも温泉派にはこちらもおすすめかもしれません。

【黒薙温泉旅館】で食事ができます。温泉の脇を流れる川の音を聞きながら山菜そばなど、なかなか風情があります。

歴史や工芸やドラえもん好きなら高岡まで足をのばすのもいいですね。ここには多くの食通が推す【鮨金】があります。

    レストラン オータニ

    【レストラン オータニ】のオムライスは少し懐かしい味だ

でも、ひょっとしてもう鮨に飽きたりしたら町の洋食屋さんはどうでしょう。その名も【レストラン オータニ】。昔ながらの洋食屋さんですが、地元の大人気店です。写真見てたらオムライスとか食べたくなりません?

この記事を作った人

小西克博/ヒトサラ編集長

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