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更新日:2017.02.27旅グルメ

アラン・デュカス仕込みのクラシカルな技。本場パリのビストロで郷土料理『カスレ』を味わう

パリを訪れたら本場のビストロを訪れてみましょう。今回ご紹介する【L'Assiette(ラシェット)】は地元客から愛される伝統的なビストロ。クラシカルな本場の味をワインと共に味わってみませんか。

アラン・デュカス仕込みのクラシカルな技。本場パリのビストロで郷土料理『カスレ』を味わう

パリジャンに愛される伝統的なビストロ【L'Assiette(ラシェット)】

アラン・デュカス仕込みのクラシカルなビストロ料理を堪能

    バーガンディー色の外壁が目印の【L'Assiette(ラシェット)】

    バーガンディー色の外壁が目印の【L'Assiette(ラシェット)】

 巨匠アラン・デュカスのもとで修行した名シェフ、ダビット氏が独立して引き継いだという伝統的なビストロ【L'Assiette(ラシェット)】 。店内は細部まで洗練された、さもパリらしいお洒落なしつらえですが、意外にもカジュアルに利用できます。その料理は、伝統を重んじた重層的な味わい。主観が入りますが、こちらの料理を食したときにはじめて、日本人が日本で食するフランス料理はいくら「クラシカル」と強調されていても、大半の日本人が好むいわゆる「素材の味を生かした“引き算”の料理」という域を出ないのだと痛感させられました。
 そんな古き良きビストロ料理がパリジャンに愛され、パリを訪れる観光客からもまた支持を得ています。

豆と肉をグツグツと煮込んだ、名物の『カスレ』という料理

    鴨肉やウインナーの旨みがたっぷり。熱々で味わう『カスレ』

    鴨肉やウインナーの旨みがたっぷり。熱々で味わう『カスレ』

 スタッフにおすすめを聞くと迷わず挙げてくれたのが、同店の名物料理『カスレ』。地域や家庭によってレシピは異なるようですが、料理名の由来である「カソール」という土鍋で豆と肉を長時間煮込んでつくるシチュー、キャセロールといったところ。煮込んだ後には鴨の脂を入れ、オーブンで焼き上げる料理です。
 グツグツと音を立てる土鍋が、湯気を伴って登場します。肉やウインナーの旨みがトマトスープに溶け込み、その逆、食材もトマトの旨みを湛えます。じっくりと煮込まれたことで鴨肉はとろとろに。一方、ベーコンはオーブンでカリカリに焼き上げられ、異なる食感が楽しめます。白インゲン豆もたっぷりで、ボリューム満点なのが【L'Assiette】流。お腹を空かせて訪れるのが吉です。

洗練された空間で、本場パリのビストロの雰囲気を満喫

    木を基調としたお洒落な店内でゆっくりと

    木を基調としたお洒落な店内でゆっくりと

 店内は、細部までこだわりが行き届いた洗練された空間。昼と夜では異なる趣を見せ、ゲストを受け入れてくれます。スタッフはメニューを、ソムリエはワインリストを、簡単な英語で紹介してくれるはず。スタッフの丁寧なサービスが心地よく、ゆっくりとくつろぐことができます。
 料理にはフランス産ワインを合わせて、本場ビストロの雰囲気を満喫してみませんか。

  • 濃厚な『海老のビスク』。まずは器が運ばれ、スタッフが熱々のスープをサーブする演出も

    濃厚な『海老のビスク』。まずは器が運ばれ、スタッフが熱々のスープをサーブする演出も

  • リゾットはクリーミーで優しい味わい。柔らかなタコが美味

    リゾットはクリーミーで優しい味わい。柔らかなタコが美味

【L'Assiette(ラシェット)】

定休日:月曜、火曜
営業時間:ランチ  12:00~14:30
     ディナー 19:30~22:30
電話番語:+33 1 43 22 64 86

この記事を作った人

佐藤亜希子(ヒトサラ編集部)

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