オーストラリアの名店【Tetsuya's】の支店【Waku Ghin】は、独自のプレゼンテーションで人気
英国レストラン誌にて「オーストラリア最高のレストラン」に選ばれるなど、半年先まで予約の取れない人気店【Tetsuya's】。その支店である【Waku Ghin】は、今もっとも視線を集める店のひとつです。本店イズムを受け継ぎつつシンガポール流に進化したその味とは?
マリーナベイ・サンズ内、カジノを眼下に望むフロアで確固たる人気を博す素材ありきの料理店
今やシンガポールのランドマークとして大人気のマリーナベイ・サンズ。その施設内には有名シェフのレストランが居並びます、そんな施設内で唯一日本人がオーナーシェフを務めるレストランが【Waku Ghin】です。そう、あのオーストラリアの超人気店として知られる【Tetsuya’s】のオーナーでもある和久田哲也氏が率いるお店がこちらです。
店を任されるのは、和久田氏の下、オーストラリアで腕を磨き、同店のオープンからヘッドシェフを務める井上正彦氏。「規制が厳しいオーストラリアでは食材のほとんどが国産でしたが、こちらは世界各地からいいもの、旬のものを選んでいます。スタイルはだいぶ違いますね」と井上氏。和久田イズムは受け継ぎつつも、シンガポールという国に柔軟に対応させた料理は、個室ごとに専任シェフが担当。世界中から集う極上の素材を目前で調理する手法で、完成までの過程をも楽しませてくれます。
鉄板料理店のように各個室には鉄板を用意。鮮度にこだわった世界各地の食材を目の前で調理しながら提供してくれる
世界中から選びぬいた極上の素材は、最大限に長所を引き出す調理が基本
お店を代表する料理のひとつが『ボタンエビとウニ、キャビアの一皿』です。マリネしたカナダ産ボタンエビに、北海道産ウニ、フランス産キャビアを盛ったシンプルなこの料理こそが、お店の絶対の自信の現れ。世界中から選びぬいた極上の素材だからこそ、あえて余分な手は加えずに素材の持ち味を存分に楽しませてくれるのです。さらに『皮目だけを焼いたカサゴと、カナダ産オマール海老、北海道産ホタテの一皿』は、目前の鉄板で火入れし、それを低温でじっくりと火を入れたブイヤベースと合わせて仕上げる逸品。香ばしい香りはもちろん、絶妙の火入れをできたてで楽しませてくれるのですが、寄り添う酒も流石のひと言。豊富に揃うワインリストはもちろん、満寿泉や磯自慢など、選びぬいた日本酒もラインナップ。極上の素材と美酒の数々が、最高の夜を約束してくれるのです。
『ボタンエビとウニ、キャビアの一皿』
【Waku Ghin】ヘッドシェフ
井上正彦氏
和久田哲也氏に憧れ単身オーストラリアへ。和久田イズムを受け継ぎシンガポールで開花
日本で料理学校に入学、フランス料理を深く学びたいと同校フランス校へ。その後、【エディション・コウジ・シモムラ】の下村浩司シェフの下などで腕を磨く。テレビのドキュメンタリー番組に出演していた和久田哲也氏に感銘を受け、単身オーストラリアへ。コネも何もない中、複数回、弟子入りを申し込み、情熱だけで入店を許される。和久田哲也氏の【Tetsuya’s】で腕を磨き、2010年の【Waku Ghin】オープンに合わせシンガポールへ。
【Waku Ghin】
☎+65 6688 8507
住所:Level 2 Dining , L2-01 , The Shoppes ,
Marina Bay Sands, 10 Bayfront Avenue,
Singapore 018956
営業:17:30〜L.O.20:00
休日:無休
撮影/菅野祐二 取材・文/大西健俊
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