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更新日:2017.11.09旅グルメ

ご当地グルメと温泉を一度に満喫「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」

観光とその土地ならではのご当地グルメを満喫。最後は温泉でゆったり疲れを癒す旅、素敵だと思いませんか? そんな欲張りな一日を楽しめる、新しい温泉グルメ旅「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」をご紹介します。

ご当地グルメと温泉を一度に満喫「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」

「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」は、全国各地の温泉地を歩いて巡り、地元の人しか知らないその土地ならではの文化や景観を、郷土料理や地酒といったグルメとともに楽しむ温泉旅のこと。フランスのアルザスとの友好関係を基に、当地で人気のガストロノミーウォーキングと、日本文化の温泉を組み合わせることで考案されました。

 今回の開催地は、江戸時代の中期に開湯し300年もの歴史がある新潟県・岩室温泉。駅から車で約40分に位置し、田んぼや山が辺り一面に広がります。
 スタート地点の新潟市岩室観光施設「いわむろや」に集合し、ご当地グルメが食べられる「ガストロノミースポット」が掲載されたMAPと、スタンプラリー用のカードが配布されます。この2つを持ったら、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」のスタートです!

『あかしそジュース』in岩室湯のさと公園

 この日は生憎の雨模様でしたが、気分は爽快! 雨に臆することなく道順に沿って歩みを進めると、1か所目のガストロノミーポイントを発見。ここでは、地元の農家のみなさんが元気を出すときに飲むという『あかしそジュース』をいただきます。

  • ガストロノミーポイント制覇を目指して、出発!

    ガストロノミーポイント制覇を目指して、出発!

  • 酸っぱさと甘さが絶妙な『あかしそジュース』

    酸っぱさと甘さが絶妙な『あかしそジュース』

 歩みを進める道すがら、神社や公園が見えてくると、普段は町の観光案内をしているスタッフが、その土地の文化や歴史を教えてくれます。なるほどなるほど。と話を聞いていると次第に知識が深まり、その土地に愛着が沸いてきます。

    「伝説の鳥居と呼ばれている場所があるんだよ」と、地元で有名なスポットに寄り道。ふと気になる店などを発見したら、立ち寄れるのもまた嬉しい

    「伝説の鳥居と呼ばれている場所があるんだよ」と、地元で有名なスポットに寄り道。ふと気になる店などを発見したら、立ち寄れるのもまた嬉しい

『枝豆の冷製スープ』『越後もち豚のローストポーク』in丸小山公園

 そして次に見えてきたのは、春はお花見で賑わいを見せる丸小山公園。ここ、第2のガストロノミースポットで味わうのは、新潟が誇るブランド豚「越後もち豚」の『ローストポーク』。小松菜、はちみつ、粒マスタードでつくった特製ソースとの相性が抜群です。新潟の枝豆、じゃがいも、玉ねぎを使用した『枝豆の冷静スープ』は、素材の風味を活かしながらもとても濃厚な味わい。

    付け合せのマリネは、地元のお醤油が隠し味

    付け合せのマリネは、地元のお醤油が隠し味

『旬の新潟野菜のディップ』in種月寺

 越後もち豚を食べてパワーチャージしたあとに、10分ほど歩いて辿り着いたのは、第3のガストロノミースポット「種月寺」です。江戸中期に建てられたという風情あるお寺の中で、『朝採れの野菜』をいただきます。親戚の家でゆっくりと休んでいるかのような心休まる空間でいただく野菜は、いつにも増して美味しく感じます。

  • 重要文化財指定物件でもある種月寺 (しゅげつじ)

    重要文化財指定物件でもある種月寺 (しゅげつじ)

  • 朝に採れた新鮮な野菜を、味噌マヨネーズにつけて

    朝に採れた新鮮な野菜を、味噌マヨネーズにつけて

『地元酒蔵の日本酒・甘酒』in宝山酒造

 第4のガストロノミースポットは、地元の酒蔵【宝山酒造】。甘酒を片手に、日本酒づくりの過程を見学します。「大吟醸の仕込みでは米を手で洗いますが、冬はとても寒いんです」なんて蔵人のリアルな想いを耳にすれば、日本酒がいつもよりも身近に感じられ、そのあとに飲む日本酒はいつも以上に格別です。

    すっきりと爽やかな味わいの『甘酒』。飲む点滴とも言われるほど栄養がたっぷり

    すっきりと爽やかな味わいの『甘酒』。飲む点滴とも言われるほど栄養がたっぷり

  • 日本酒を化粧水替わりに使っている【宝山】の女将は、お肌がつやつや

    日本酒を化粧水替わりに使っている【宝山】の女将は、お肌がつやつや

  • 発酵中の樽。【宝山】では、現在4人で仕込みの作業を行っているそう

    発酵中の樽。【宝山】では、現在4人で仕込みの作業を行っているそう

『コシヒカリと岩室のご飯のおとも』『甘鯛の味噌汁』inお杉ばら園

 そしてなんといっても新潟といえば、お米! 第5のガストロノミースポットでは、甘みのあるコシヒカリに、ご当地の漬物をふりかけ、甘鯛の味噌汁と一緒にいただきます。銀シャリの旨味をグッと引き出す、シンプルながらも抜群な組み合わせに、思わず「おかわり!」と言いたくなります。

ご当地グルメの締めくくりは、別腹のデザート!

 後半のガストロノミーポイントは、名物の『笹団子』と『岩室温泉せんべい』。実は、新潟県は笹団子を販売するお店が100軒以上あるという、笹団子激戦区。その中でも評判の高い【小富士屋】の笹団子をいただきます。「もうお腹いっぱい」という方は持ち帰りもOKです。最後は、酪農家藤田ファームの搾りたて生乳でつくるアイスのお店【ジェラテリア・レガーロ】で、毎朝作られるフレッシュで濃厚なソフトクリームを満喫しましょう。

  • 【お菓子処 小富士屋】の『岩室温泉せんべい』と『笹団子』

    【お菓子処 小富士屋】の『岩室温泉せんべい』と『笹団子』

  • 【ジェラテリア・レガーロ】の『濃厚ソフトクリーム』

    【ジェラテリア・レガーロ】の『濃厚ソフトクリーム』

 ご当地グルメを存分に満喫した頃には、スタンプラリーもコンプリート! 温泉入浴チケットと引き換えるべく、スタート地点かつゴール地点である「いわむろや」に向かいます。ゴール地点では「おかえりなさーい!」と町の人が大きな歓声で迎えてくれます。その土地の文化に親しみが生まれ、まるで故郷であるかのような心境に。車や電車を使わず、歩いて巡るからこそ生まれる、参加者や地元のスタッフとの交流は「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」ならでは。

    新潟市岩室観光施設「いわむろや」がスタート&ゴール地点

    新潟市岩室観光施設「いわむろや」がスタート&ゴール地点

 最後は、制覇したスタンプラリーのカードを温泉チケットに替え、指定された数か所の温泉から好きな温泉をチョイス。ゆったりと日頃の疲れを癒してください。11/5は上天草、11/18は別府温泉、11/23は加賀が予定されており、今後も日本各地の温泉地域で開催が予定されています。ありそうでなかった新しい温泉グルメツアー、気分転換に参加してみてはいかがでしょうか?

    最後はゆったり温泉に浸かって、非日常なひとときを

    最後はゆったり温泉に浸かって、非日常なひとときを

「ONSEN・ガストロノミーツーリズム」

企画推進:ONSEN & Gastoronomy Tourism Associathion
推進機構事務局:ANA総研
お問い合わせ:03-6733-4126
受付時間:10:00~17:00(土日祝を除く)

この記事を作った人

遠藤 麻矢(ヒトサラ編集部)

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