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更新日:2017.11.11旅グルメ 連載

<タイ・ローカルフード紀行 VOL.13>ハーブたっぷり、さわやかに辛い『ガパオごはん』

バンコク都心部、外国人旅行者にもアクセスしやすい場所にオープンした、『ガパオごはん』の専門店。定番から変わり種までさまざまなガパオの食べ比べができるんです。バジル好きならぜひ行ってみてほしいお店です。

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 いまや「ガパオごはん」は、日本人にもすっかり知られるようになりました。タイ料理レストランではランチの定番メニューになっているし、コンビニではレトルト食品が売っていたりします。その刺激的な辛さがクセになっている人もいることでしょう。

 このガパオとは、ホーリーバジルのこと。さわやかな風味を生み出すタイ特産のバジルをたっぷり使い、唐辛子を加えてナンプラーやオイスターソースで炒めた料理です。具は一般的に鶏や豚のひき肉ですが、シーフードやきのこなどを使うこともあります。このガパオは、タイ全土どんなところに行っても必ずある、タイ人のソウルフードともいえる存在です。

    BTS(高架鉄道)チョンノンシー駅から徒歩10分ほどのシーロム通りソイ20にある【ガパオ・クンポー】

「外国人はタイ料理というと、トムヤムクンやパッタイを思い浮かべるかもしれませんが、タイ人にとってはひんぱんに食べる料理ではありません。でもガパオは、週に何度も食べることだってある日常的な料理で、まさに国民食なんです。そのガパオにとことんこだわった店をつくりたかったんです」と語るタイさんは、このたび【ガパオ・クンポー】をオープンしました。

    店内は清潔でかわいくまとめられており、女子が入りやすい

 13種類のガパオを楽しめて、しかも辛さの調整ができるとあって、地元タイ人から外国人まで早くも人気となっています。おしゃれな店内の様子から、とりわけ近隣のオフィスで働くタイ人女子の支持が高いようです。

 店の名前は「お父さんのガパオ」という意味。料理上手だったタイさんのお父さんが、子どもの頃につくってくれた味を再現したいという思いが込められています。

    おおぶりなエビとイカ、ホタテが入った『シーフードのガパオ』179バーツ(約600円)。毎日、専門市場から新鮮なものを仕入れている

 素材は良質なものを厳選。ホーリーバジルはラチャブリー県の契約農家からの直送で、香りが強く芳醇です。

「すべてのメニューに、このガパオを揚げたものを添えています。ガパオそのものの風味も楽しんでください」とタイさん。人気メニューは『牛ひき肉のガパオ』。オーストラリア産のジューシーなビーフとバジルの相性はばっちりです。

    ムークロープとガパオはとりわけよく合う。『ムークロープのガパオ』は目玉焼きをつけて139バーツ(約470円)

 こちらの『ムークロープ(豚バラ)のガパオ』もおすすめです、絶妙の焼き加減で、外側はかりっと、中は肉汁たっぷりに柔らかく、ガパオの香りとも良く合ってごはんが進みます。さらにごはんだけでなく、ガパオパスタなんてメニューもあるのでトライしてみては?

    オーナーのひとりタイさん。脱サラして仲間4人で店を立ち上げた

 いずれのガパオも、香りと辛さと、ナンプラーの風味だけでなく、ほの甘さもあるのが特徴です。隠し味にココナツシュガーを使っていて、味に深みを出しているのです。またMSG(化学調味料)はいっさい不使用で、ヘルシーなことも自慢なのだとか。
 
 日本人がまだ知らないガパオの世界を堪能してみましょう。

【Kaprow Khun Phor(ガパオ・クンポー)】

☎065-509-9693
住所:30 Silom Soi 20, Suriwongse, Bangrak, Bangkok
営業時間:11~20時
定休日:なし

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この記事を作った人

取材・文/室橋裕和(フリーライタ―)

タイに10年在住し、現地日本語情報誌を中心に活動。帰国後は雑誌や書籍、ウェブなどの執筆・編集にあたり「アジアのいま」を発信している。タイ料理ではラープ・ペット(アヒル肉とハーブのサラダ)をカオニャオ(もち米)と一緒に食べるのが大好き。

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