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更新日:2017.11.01旅グルメ

<タイ・ローカルフード紀行 VOL.12>サフランの風味が後引く『カオ・モック・ガイ』

タイ旅行の楽しみのひとつが、屋台巡りではないでしょうか。タイの庶民に混じってローカルな味を堪能したいなら、この巨大屋台街ははずせません。圧倒されるような賑やかさと、安くておいしい料理の数々が出迎えてくれます。

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 バンコク屈指のビジネス街、シーロム。高層ビルが林立し、大手銀行のオフィスが軒を連ね、たくさんの日系企業も進出しており、日本人ビジネスマンの姿も多い界隈です。
 昼どきともなると、オフィスビルからドッと人があふれ、思い思いにランチタイムを楽しみます。日本食でもイタリアンでもなんでもあるシーロムですが、もっとも賑わうのが、今回紹介する市場です。

    市場には店がぎっしり。この手の店なら好きなものを指差すだけでいいので言葉の不安もない

 BTS(高架鉄道)のサラデーン駅から5分ほどシーロム通りを西に歩くと、ソイ(小道)10のあたりにおおぜいの人がごった返しているのが見えてくるでしょう。ソイの入口には服や靴、ちょっとした日用品、チープなアクセなどを売る屋台が密集し、迷路のようになっています。その中を進み、人をかきわけ、縦横に路地を歩いていくと……ぱっと視界が開けるのです。

    これぞタイ・ローカルの楽しい場所だが外国人も多いので簡単な英語は通じる

 体育館のような広いスペースに、何十とテーブルが並べられ、食事をしている人でもうびっしり。巨大な食堂といった様子です。

    次から次に料理がつくられていく様子は見ているだけでも楽しい

 左右には食べものの屋台がずらりと並び、どこも黒山の人だかりです。そのメニューたるや、定番の『トムヤムクン』や日本人にも人気のタイ風焼きそば『パッタイ』、タイカレー各種、焼き鶏やタイ風ソーセージとカオニャオ(もち米)をテイクアウトしていく人もいるし、食後のフルーツやタイ風のスイーツを楽しんでいる女子たちもいます。ありとあらゆるタイ料理がそろっているのでは、と思うほどの迫力なのです。たいへんな活気です。ここ【ソイ10市場】は、おいしい店が揃っていることで知られており、シーロムで働く人々の胃袋を満たす存在なのです。

 さあ、なににしましょう。どこで食べても基本はずれなしの【ソイ10市場】ですが、とりわけ混み合っている『カオ・モック・ガイ』のお店をチョイス。これは、サフランやターメリックなどさまざまなスパイスでご飯と鶏肉を炊き込んだ料理で、タイでは街角の定番。どこでも見られるメニューです。タイ風ドライカレーとも言われます。

    『カオ・モック・ガイ』。スープもついて50バーツ(約170円)という安さもうれしい

 でっかい寸胴からわしわしとよそわれてきたのは、鮮やかな黄色いご飯。ほのかなサフランの香りがなんともさわやかです。そしてご飯にどーんと乗っけられた大きなチキンがまた、柔らかでスパイスがしっかり効いていて、絶品なんです。このチキンが、ふわふわのサフランライスにぴったり合って、夢中で食べてしまうはず。甘辛いつけだれもアクセントにぴったりです。

    ランチタイムはぎっしりになる。黒い服の人が目立つのは先代の国王が亡くなり喪に服しているため

 まだ食べたりないならほかのお店ものぞいてみましょう。食べるものはいくらでもあります。タイ人ビジネスマンやOLに混じっての食べ歩きランチ、おすすめです。

【ソイ10市場】

住所:Soi 10 Silom Road,Bangrak,Bangkok
営業時間:11~15時くらい
定休日:土曜、日曜、祝日

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この記事を作った人

取材・文/室橋裕和(フリーライタ―)

タイに10年在住し、現地日本語情報誌を中心に活動。帰国後は雑誌や書籍、ウェブなどの執筆・編集にあたり「アジアのいま」を発信している。タイ料理ではラープ・ペット(アヒル肉とハーブのサラダ)をカオニャオ(もち米)と一緒に食べるのが大好き。

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