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更新日:2024.04.11旅グルメ

新潟の風土によって育まれた食材をイノベーティブなイタリアンで堪能【灯りの食邸 KOKAJIYA】|新潟

新潟市内の“にしかん”エリアにある、古民家をリノベーションした【灯りの食邸 KOKAJIYA】。ノスタルジックな空間で、心安らぐランチ&ディナータイムが過ごせます。料理人がその日の朝に仕入れた地場野菜をはじめ、豊富な食材との出合いが待ち受けています。

KOKAJIYAの火入れ

築100余年の古民家の、温かみあふれる雰囲気

    KOKAJIYAの座敷

    築100年以上の古民家の雰囲気をそのまま活かした内装

【灯りの食邸 KOKAJIYA】があるのは、新潟市の最西部の岩室温泉を含む一帯の“にしかん”と呼ばれるエリア。国内最長の信濃川や霊峰・弥彦山と角田山に囲まれ、日本海からもほど近い自然豊かなロケーションです。

    KOKAJIYAの内観

    特注ランプシェードも古民家の雰囲気にピッタリ。やわらかな光がやさしく空間を満たしています

こちらでは、にしかんの文化と風土によって紡がれた食体験ができるのが醍醐味。本家の温泉旅館が元・鍛冶屋だったため、こちらの古民家は「小鍛冶屋」と呼ばれていたのが屋号の由来。刻まれた100年以上の歴史も大きな魅力で、特注のランプシェードの温かみのある光が、やさしく空間を満たしています。

新潟の地元食材やシェフ自らが狩猟するジビエが魅力

地場の有機野菜をはじめ、自ら育てた香草もちりばめたイタリアンのコースで、夏には長ナスやトマトのシシリアンルージュなどが厨房に並びます。ほかにもフェンネルやディルは自ら畑で育てます。これら新鮮野菜が、おまかせコースを彩ります。そんな農作物や海産物をはじめ、料理人が自ら狩猟するジビエを味わえるのもこちらのお店の魅力です。

では、さっそくオススメメニューの一部をご紹介します。

『寺泊サザエ 焼きピーマン』

    KOKAJIYAの前菜

    焼きピーマンのソースはなめらかなテクスチャー。苦味が食欲をそそります

前菜の一例で、ピーマンとサザエを組み合わせた一品。名産地として知られる出雲崎のサザエに、スロージューサーにかけたなめらかな舌触りの焼きピーマンソースとサザエソースを絡めながらその組み合わせを堪能できます。

『夏鹿 赤ワインビネガー』

    KOKAJIYAの肉料理

    夏の鹿肉は、滋味深さを存分に味わえます

フライパンとオーブンで火を入れて、稲藁で焼いて仕上げる鹿肉料理。夏鹿はさっぱりして、赤身の味が濃厚なのが特徴です。また、付け合わせのチャンフォッタ(夏野菜のごった煮)は無水調理のため、野菜本来の味が楽しめます。

『白桃 カンパリ 赤紫蘇』

    KOKAJIYAのデザート

    白桃をカンパリと白ワインに漬けたデザート

カンパリと白ワインに漬けた白桃が主役という、バーテンダー経験のある熊倉さんらしいデザート。白桃の下にあるプリンは卵白のみを使った後味がさっぱりとしたタイプ。シソとピスタチオのムースと相性のいい、フレーバーに富んだ一皿です。

料理と相性のいい地元産のワインやビールをラインナップ

    KOKAJIYAのワイン

    旬の素材を使うイタリアンに、地元産のワインを合わせて

山からの水脈に恵まれたこの土地には、酒蔵やワイナリーが立ち並びます。ストックするワインは、「カーブドッチ」「カンティーナ・ジーオセット」「ドメーヌ・ショオ」など、地元・新潟市西蒲区の銘柄。ビールは新潟県阿賀野市の「スワンレイクビール」を用意しています。

新潟の野菜や海産物などの豊富な食材を盛り込んだコース料理が味わえるのがこちらならでは。地元産のワインやビールとペアリングを楽しめるのも格別です。穏やかな時間がゆっくりと流れるような古民家で、食文化にも思いを馳せながらランチやディナーを楽しむのはいかがでしょうか。

料理人プロフィール:熊倉 誠之助さん

    熊倉シェフ

    琉球大学理学部を卒業後、独学で料理を学び地元の新潟へ。2013年に築150年の古民家で【灯りの食邸 KOKAJIYA】を開業する。近年は隣接する空き家を活用し、焼鳥店【岩室 とり蔦】や一棟貸し切りの宿「岩室久元」を開業し、温泉街の活性化に貢献する。土地の食文化を取り入れたり、狩猟シーズンには自ら獲ったカモやキジなどをジビエとして提供したり、さまざまな角度からこの土地を表現している。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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ヒトサラ編集部

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