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更新日:2018.04.06食トレンド 旅グルメ

ダイエットはフィリピンで!? 世界のセレブが通うリトリート【THE FARM】でデトックス(後編)/連載「食べに行こう、旅に出よう」

今、世界のセレブが注目しているというホリスティックリゾートで、4泊5日のジュースクレンズダイエットに挑戦。空腹に耐えられるのか? ちゃんと体重は落ちるのか? 不安とともに始まった合宿だったけれど、毎日入っているメディカルプログラムにスパプログラムで大忙し。思った以上にあっという間に時間が経ってしまうほど楽しかったフィリピン・リゾートダイエット体験記、後編です。

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血液検査で日ごろの不摂生が暴かれたメディカルチェック

二日目の朝。目覚めは快適。日ごろは絶対に起きない5時30分に目が覚めて、フリープログラムの朝ヨガに参加。体を動かしたらいよいよメディカル棟で医療チームのチェックを受けます。今回色々とお話をしてくれたのは、こちらのドクター・シグフレッドさんとドクター・ロメルさん。

 「ここではRe-Aliveという考え方が基本です。訪れる人は、減量以外にもストレスマネジメントほかさまざまな目的があります。どんなことでもまずデトックスから。デトックスというのは物理的な体の悪いものを取り除く、という面と精神的なデトックス両方が必要なんです。日本人はストレスが多いですね。だからストレスを解消したほうがいい方には、レイキなど、ストレスをリリースするようなものを組み込みます。西洋医学、東洋医学療法の考え方を取り入れていますが、デトックスが基本のアプローチ。そこから発展し、個人それぞれの目標に合わせてプログラムを組み立てていきます」

 今回の私の減量計画も基本はデトックスから。事前の問診結果で毎日ジュースだけ飲んでカロリーは減らしつつ、腸内環境を良くするサプリを飲んで、コロンクレンズ(大腸洗浄)をして、肝臓機能を良くするスパメニューが組み込まれていました。このプランが実際私に合うかどうか、血液検査をして確認し、もしもっと適切なものがあればドクターとのカウンセリング後にプログラムを組み替えることも可能なのです。

さて、いよいよ検査開始。針を使って指から少し血液を採取します。チクッとしただけで、全然痛くない。血液顕微鏡で採取した血液を見れば、今の私の健康状態がわかるといいます。基本的に英語でのやりとりですが、血液の典型的な例が日本語訳つきのファイルにまとまっていて、そのファイルを見ながらわかりやすく話をしてくれます。英語が苦手な人でもわかりやすいのがいいですね。

さて、私の健康状態はというと・・・・・・

「思ったより、悪くないですよ」とにこやかに笑うドクター。

え!? あんなに毎日カロリー高いものばかり食べていたから、絶対に悪いと思ったのに、意外や意外優秀な血液だとのこと。

「血液がドロドロだとこの赤血球がくっついてしまうんですね。あなたのはきちんと離れています。でも回りが歯車のようにギザギザになっているものがありますね。これは電磁波の影響で変形しているもの。なるべく携帯を使わない日を設けたほうがいいですね」

すごい!そんなこともわかるんだ。なんて思っていたらドクターが叫び声をあげた。

「わぉ!でも、あなた、こんなに大きなガラス上に結晶したコレステロールがあります!これはほかのものとくっついたら血管がつまって大変なことになります。動物性脂質食べすぎですよ」

こわい。こわすぎる。視覚で見るインパクトは強烈! 確かに自他ともに認める肉食女子。肉がなによりも好きな私は動物性脂質が多いと言われて当然です・・・はい。けれど、こうして目の前に血管のなかに結晶をみてしまうと、少し控えなければと思わざるをえない。ショックを受けている私にドクターは「おっしゃるように、この血液検査は自分の悪い状況を視覚的に認識して、ショックを受けて自宅に戻っても悪い習慣にもどらないようにするためのものでもあるのです」と説明をしてくれました。

バリエーション豊かなジュースは空腹の強い味方

ドクターの診察を受けて、問診表通りのプログラムで問題ないとのこと。ドクターと話をしているとノックをする音が。はい、と返事をすると「ミス・ミサー。あなたのジュースをお届けしました」とジュースが到着。このリゾートなにがすごいかというと、ゲスト個人個人のプログラム通りに、そのゲストがどこにいようが飲むべきものが届けられるということ。

こうして診療中なのだけれど、私のジュースの時間には、診察室であっても私が飲むべきジュースが届けられるのです。今回のジュースは「肝臓クレンズ」と書いてありました。量にしておそらく350~400ml近くはありそう。一日6回ジュースを飲むのだけれど、毎回違うジュースが届けられます。聞けば、このジュースはとれたての野菜を低速ジューサーで絞った酵素たっぷりのもの。自然の力をダイレクトに体に入れている実感がする・・・・・・。このジュースのおかげであまり空腹を感じることなく過ごすことができます。

ちなみに、この小さい”ショット”と呼ばれるものはレモン果汁やヴィネガーなど。酸を取ることは腸内環境を良くして体に良いとドクターが教えてくれました。

午後は、スパのメニューが始まるまでプールサイドでまったり。こちらのリゾートは大人しか入れないプールと子供もOKのプールと分かれている。スパ棟のプールは大人しか来れない場所。だから静かでゆっくりと読書などに集中できるんです。3日目や4日目などさすがにジュースだけでお腹がすいてきても、このプールサイドで読書をすれば、全然辛くなく時間を過ごすことができました。

そよ風に吹かれて、気持ちよい日差しにウトウトしていると、「ミス・ミサー、ジュースお届けしました」とサービスの人が来てくれた。すごい。なんで私がここにいるってわかるのかしら? 海外でこんなに時間きっちりデリバリーしてくれるってないかも。

 今回のジュースは「スーパーラディッシュキドニー」。ラディッシュ、青りんご、きゅうり、セロリ、パセリなどが入っている。これらの組み合わせは肝臓と堪能のデトックスが促され、血液がきれいになると書いてある。なんだか説明書きを読んでいるだけでデトックスしていく気がするから不思議です。ゆっくりジュースを飲んでくつろいでいると、「ミサー、スパの時間ですよ」とスパの受付の人が迎えに来てくれました。

 ジュースの時間もスパの時間も待ってはくれない。ここでの滞在は、意外に忙しくいろいろと入るため、退屈することなくあっという間に時間がすぎていきます。

スパメニューとコロンクレンズで内臓からキレイに

この合宿期間中、いくつかスパメニューが組み込まれていたのだけれど、すべてに共通するのが、”肌に刺激をあたえる”ということ。実は肌は第6の臓器と考えられ、その肌を刺激することで内臓を活性化するそう。

 例えばこの「キドニークレンズ」と名前が付けられたスパメニューは、まずブラシで全身をくまなくブラッシング。ちょっと痛いけれど昔の「乾布摩擦」みたいで体が温かくなっていきます。その後、竹炭のパックを全身に塗られて、ハーブのお風呂であたたまります。

肌は腎臓につながる臓器と考えられ、こうして活性化して炭でラップすることで、肌からのデトックスを促しているとのこと。

スパを終えてプールサイドに戻ると、私のジュース(またもや、キドニーデトックス!)そして腎臓にいいというバンダンリーブスのハーブティが用意されていました。キドニーデトックスのジュースを飲んで、キドニークレンズのスパをして、仕上げにキドニーデトックスのジュースアゲイン。これ飲んだら、私の腎臓はピカピカになっているに違いない・・・・・・。

このほかにも、メディカルメニューでコロンクレンズ、コーヒーエネマも組み込まれて、ジュースクレンズ3日目には体の中に悪いものどころか、ほとんどなんにもないのでは、と思うほどデトックスをやりきった爽快感に包まれていました。

(コロンクレンズ、コーヒーエネマについては、賛否あるので割愛します。かなり強烈な体験だったことは間違いなし。体験される方は自己責任でお願いします)

そして最終日の5日目の朝。最終的な結果は・・・・・・?

 そうしていよいよ迎えた最終日5日目の朝。途中、軽い空腹の辛さのピークを越えたのち、あと1週間くらいこのジュース生活でも全然平気!と思う境地にたどり着き、全然辛くないままその日を迎えました。

 大自然に囲まれたこのリゾートともこの日でお別れと思うと本当にさみしい・・・・・・と思いつつ、早朝のウォーキングツアーに参加。敷地にたくさんいるクジャクや、ココナッツを収穫している人たちに挨拶をしながら1時間元気にウォーキングしました。あんまり食べなくても、人間こんなに動くことができるんだなあと知ることができたのも、新しい発見でした。

 さて、お待ちかねの昼食の前に、最後のドクターとのセッションと計量。

 結果はというと・・・・・・私は今回のこの合宿で2㎏の減量に成功。「えー!それだけ?」と現実的な友人に驚かれましたが、たっぷりジュースも飲みながらだから、納得。それに体が痩せるモードにシフトしていたので、帰国してからさらに1㎏減ってキープすることができました。

 そしてなにより、この素敵なリゾートでリラックスをしながら、きちんとしたプロに見てもらって体の中から外からメンテナンスできたことが収穫。こればかりはほかのどこでも体験できないことだと思います。

5日目の昼、ジュースクレンズ明けに食べたサラダとパンケーキのおいしいこと!

 ひよこ豆のパンケーキにブロッコリーや野菜の煮たもの、そしてカシューナッツでつくられたマヨネーズがしみじみ体に染み渡っていきます。つけあわせのキノアのサラダの歯ごたえも”食べている”という実感を増してくれておいしさ倍増。

あっという間に終わってしまった5日間だったけれど、このリゾートのコンセプトでもある「植物のエネルギーを体に」というコンセプトに身をおいて、その力を実感することができました。体重以上に体が軽くなり、肌の艶も良くなった気がします。

5日間の滞在を経て思ったのは、「THE FARM」は自分に気づきを与えるところ。

「体は扱い方で毒も薬も生み出す。だからどうやって体とつきあっていくか、そういう教育をする場所でもあるんです。ここで得た気づきや、ドクターとのセッションでもらったアドバイスを家に戻って実行し、健康な体をどうキープしていくか。ここはただリラックスする場所だけでなく、その自分のあるべき姿にどう到達するかという知識をシェアする場所なんです」というドクターの言葉が印象的でした。

忙しさにかまけてしまい、つい自分の体をいたわることを忘れてしまうけれど、いい食べ物を食べて、いい水を飲み、良質な睡眠をとって深呼吸する。そして運動をする。そういうことはやっぱり必要なんだな。ここでアドバイスいただいた日常に取り入れられる小さな習慣は今でも続けられているのも、本当に良かったこと。

「6カ月ごとに1週間デトックスするといいですよ。だからまた戻ってきてね」そう言葉をかけてくれたスパマネージャー。半年後またリセットしに行ったら絶対に体が喜ぶだろうなあ。そんな風に思いながらマニラを後にしたのでした。

【The Farm at San benito】

宿泊料金:Sul Terrace(2名)US$160~
プログラム例:Detox D'Lite Mind&Body Beauty&Vitality 4泊5日
Parmera Suite(2名宿泊時1名料金)US$1744~

この記事を作った人

山路美佐(ヒトサラ副編集長)

幼少時代から筋金入りの食いしん坊。丸の内の総合商社に入社するも食への探究心を抑えきれず退職しイタリアに短期料理研修の旅に出る。帰国後世界文化社に入社し「家庭画報」ほかの雑誌で食・旅・アートの編集を担当。2017年3月から現職。美味探求の旅は30カ国以上にのぼる

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