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更新日:2018.05.10旅グルメ

世界の食通が注目するペルー生まれの”ニッケイ”料理がマカオの【雅吉Aji】で味わえる!

新たなる食都として近年、世界中から注目を集めるペルーの首都・リマ。日本から渡った日系人を源にする味わいも数多く、彼の地で独自の発展を遂げた新ジャンル“ニッケイ”は今や一大ブーム。そんな新ジャンル料理が現地へ行かずとも味わえるという噂の店へ。

世界の食通が注目するペルー生まれの”ニッケイ”料理がマカオの【雅吉Aji】で味わえる!

“ニッケイ”料理にマカオの要素をプラス

 日系2世の若きシェフ、ミツハル・ツムラ氏がシェフを務める【MAIDO(まいど)】は、『世界のベストレストラン50』にも選出されるほどの人気店であり、今やその知名度は世界レベル。わざわざペルーの首都・リマにまでこの店を目的に、各国グルマンが南アメリカを目指すほどの過熱ぶりなのです。

 しかしアジアを拠点に活動するグルマン諸君に朗報です。なんと2018年2月、マカオの「MGM COTAI」にミツハル・ツムラ氏が監修を務める2号店【雅吉Aji】がオープンしたというのです。

    商業スペース内にあり天井高く開放的

    商業スペース内にあり天井高く開放的

 さらに【MAIDO】をベースにしながらも、マカオという土地を意識したメニュー構成で、本店を知っているファンもこの店に注目していると言います。和+ペルー+マカオ、その化学反応は、もはや未知なる味覚体験。食べて味わい、驚き、気がつけば笑顔に、注目の料理の全貌はいかに!

予想だにしない組み合わせで食の新体験を

 レッド・チリを利かせたニッケイスタイルのバーガーはカツオの代わりに広東料理でおなじみの魚・ガルーパを使い提供してみたり、ペルーの郷土料理・タマル(ペルー風ちまき)は、ラーメンスープを煮詰めて味付けしてみたり、デザートでは豆腐を使ったチーズケーキまで、日本人であればどこか懐かしい感覚を呼び覚ますマカオ版ニッケイ料理。

  • 『SANGUCHITO(NIKKEI STYLE BAO SANDWICH)』

    『SANGUCHITO(NIKKEI STYLE BAO SANDWICH)』

  • 『CATACAOS-RICE TAMALE』

    『CATACAOS-RICE TAMALE』

 味わう度に予想だにしない味わいが顔を出し、それを皆で予想し、答え合わせしながら食べ進めるのが実に楽しいお店なのです。

 さらにはカクテルペアリングもおすすめ。こちらのお店、実はそれぞれの料理に合わせたオリジナルカクテルが用意されており、ワインペアリングならぬカクテルペアリングも好評。コースの場合はアルコールの調整までしてくれるので、酔い過ぎの心配もなし。食べて飲んで、マカオ版“ニッケイ”料理を存分に味わっていただきたい。

ミツハル・ツムラ シェフ プロフィール

  • アメリカの大学で料理を学び、大阪の日本料理店で腕を磨いてきた日系ペルー人。南米ペルーの首都・リマの高級料理店【MAIDO】のオーナーであり、2018年2月にはアジア初進出店となる日系フュージョン料理店【雅吉Aji】をオープンさせた。

【雅吉Aji】

☎+853 8806 2308
住所:MGM COTAI ,
   Avenida da Nave Desportiva,
   Cotai, Macau
営業:11:00〜15:00、18:00〜23:00
休日:月曜日

この記事を作った人

撮影/鈴木拓也 取材・文/大西健俊

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