更新日:2018.05.10旅グルメ
マカオで王道フレンチを味わえるのが、ワインも充実の【The Tasting Room】
フランスより取り寄せる旬の食材を数多く用い、古典的な料理から現代的なアレンジを利かせた味わいまで出すのが【ザ・テイスティングルーム】。「提供したいのは100%フランス料理」と語るシェフ ファブリス・ヴュリン氏の料理は、広東料理やポルトガル料理を少し食べ飽きた旅行者に優雅で滋味深い料理を提供。
いつ訪れても美酒と美味で迎えてくれるフレンチの名店
カジノでちょっと勝ったし、美味なるワインで贅沢をしたいな。そんな時に多くの美食家が訪れる名店が、ミシュランガイド香港・マカオで2ツ星に輝くフレンチの王道【ザ・テイスティングルーム】です。店名の名に違わず、壁一面を埋めるワインセラーより、その日の料理に合わせたソムリエ厳選のワインとのマリアージュで至福のときを楽しめます。
贅沢に空間を使った優雅な室内で絶品の味を
さらに、かわいい蝶をあしらった皿に、花のように盛り付けられる美しい料理の数々。それこそが長くフランスや香港で活躍し、ここマカオでもシェフ・ファブリス ヴュリン(Fabrice Vulin)氏が守り続けるフランス料理の世界観なのです。
新陳代謝の激しいマカオという街にあって、フレンチの伝統を守り続ける同店。流れに左右されること無く、フランス料理のエスプリを貫くシェフの姿勢こそが、唯一無二。変わり続ける街で、常に味わえる王道の安心感、このような一軒こそマカオ滞在で押さえておきたい美食店なのかもしれません。
単純に見える料理に忍ばせる仕事こそがアーティスティック
「提供したいのは100%フランス料理。ここに来たらアジアではなく、フランスの風を感じて欲しいんだ。気持ちはフランス料理のアンバサダーかな。だけどね、ウニやピジョン(鳩)は、日本のものを使っている。フランスからだと、どうしても輸送に時間がかかるからね」。
郷に入っては郷に従えではないが、フランス料理の姿勢は貫きながらも時に柔軟に、時に旬を大切に、料理に季節を落とし込むのがファブリス ヴュリン氏流。単純に見える料理に忍ばせた手間を惜しまない仕事もまた氏の真骨頂です。
『Green Asparagus by Gerome Galis Baby Lobster Bisque Coat, Blinis』
旬のアスパラガスは、その日の朝に仕込んだもののみを使用し香りを引き立たせ、脇を固めるザリガニは調理寸前まで活きていたものに軽く火入れをします。一見、味の手数は少なく見えるが、芯の部分に魚のエキスを潜ませたり、アスパラの根元はビスクソースで包んでみたりと、ひと皿で幾重にも重層的に味わいが押し寄せてくるのです
Fabrice Vulin Profile
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フランス南部のEzeにある【LeChâteaude laChèvred'Or】や【Restaurant Hotel du Parc des Eaux-Vives】でシェフとして活躍。その後フォーシーズンズホテル香港の【レストランカプリス】のエグゼクティブシェフを経て、現在にいたる。
【The Tasting Room】
☎+853 8868 6681
住所:Level 3, Nüwa, City of Dreams,
Estrada do Istmo, Cotai
営業時間:12:00〜14:30、18:00〜22:30
休日:無休
この記事を作った人
撮影/鈴木拓也 取材・文/大西健俊
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