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黒島結菜インタビュー|ドラマ『行列の女神~らーめん才遊記~』現場での楽しみ&行きつけラーメン店も!

2020年4月20日(月)から放送のドラマBiz『行列の女神~らーめん才遊記~』(テレビ東京系)で、ラーメン専門のフード・コンサルティング会社の新入社員・汐見ゆとり役を演じる黒島結菜さん。「料理の才能には秀でているが天然で空気が読めない」というゆとりのキャラクターや、お気に入りのラーメン店についてお話を伺いました。

「行列の女神~らーめん才遊記~」主演の黒島結菜さん

ラーメンのカリスマが、苦境にあえぐラーメン店を救う

~Story~

ラーメン業界をけん引する「清流企画」社長の芹沢達美(鈴木京香)が、苦境にあえぐラーメン店を救うフード・コンサルティングの物語。原作は2009年から2014年まで『ビッグコミックスペリオール』で連載された久部緑郎・作、河合単・画の『らーめん才遊記』。ビジネスを切り口に、コメディタッチで味つけた、新たな食テーマ作品です。

Interview

「撮影用のラーメンが美味しすぎて、カットがかかってもずっと食べてます」

    黒島結菜さん

――もともとラーメンがお好きだと伺いました。普段からよく食べに行かれるのですか?

黒島結菜(以下、黒島):そうですね。お昼ごはんは、基本的にラーメン・カレー・蕎麦・とんかつの4択からお店を探します。その中にラーメン屋があればラーメンにするくらい、優先順位は高いです。

――そんなにラーメンがお好きだとは……! 今回の役はぴったりですね。

黒島:楽しいです。楽しいというか、幸せです(笑)。

    天真爛漫なゆとりを演じる黒島さん

    ©テレビ東京

――ラーメンの中でも、何ラーメンがお好きですか?

黒島: ラーメンだったら何でも好きです。麺でいうと太麺派ですね。

――今回、劇中のラーメンは神田にある【勝本】がつくっていると伺いました。お店には食べに行かれましたか?

黒島:お店にはラーメンをつくる練習や撮影で行きました。劇中のラーメンも本当に美味しくて……。カットがかかった後もずっと食べてます。

    ラーメンを食べるゆとり

    ©テレビ東京

――黒島さんが演じる汐見ゆとりは“料理の才能に秀でた人物”ということですが、具体的にどのような役作りをされていますか?

黒島:調理シーンがあるので事前にラーメンを作る練習をしました。そこでラーメンの“湯切り”を習ったのですが、本番では監督から「ゆとりらしさを追求してほしい」と、一般的な湯切りの方法ではなく、横にぶんぶん振るような、ちょっと変わった湯切りをすることに(笑)。コメディドラマなので本格的な調理方法というよりは、“ゆとりらしさ”が出ることを大切にしていますね。

――黒島さんから見た“ゆとりの魅力”とは?

黒島:天然で空気が読めない分、最初はウザがられるんですけど、一生懸命だからなんだかんだ愛される。放っておけないというか。それが彼女の魅力なんじゃないかな、と。

    黒島結菜さんと石塚英彦さん

    ©テレビ東京

――ゆとりがラーメンを表現するときに使う「フムフム」や「トボトボ」というセリフが印象的です。最初に台本を読んだときはどう思いましたか?

黒島:まず、原作を読んでから台本を読んだのですが、 原作の面白さがそのまま表現されているな、と感じました。ただ、台本を読んでいて、「なんでこの感情がこの言葉になるんだろう?」とわからない時もあります。
この間も、社長に向かって「結局社長はギトギトでゲバゲバじゃないですか」というセリフがあったんです。最初は「どういうこと?」って思ったけど、きっとゆとりのなかで、どう言ったらいいかわからないけど、「ギトギト」と「ゲバゲバ」なんだろうなと。なので、「よくわからないけど嫌だ」という気持ちを込めて言ったら、「ギトギト」と「ゲバゲバ」で伝わるはず、とシンプルに考えるようになりました。

    黒島結菜さんと鈴木京香さん

    ©テレビ東京

――自分とゆとりの共通点は?

黒島:ゆとりはワクワクするものに自分から突き進んでいくタイプで、私もワクワクするものは常に探していたいなと思っているところが共通しているなと思います。

――黒島さんのなかで、この作品の“ワクワク感”はどういったところにありますか?

黒島:現場のスタッフの方がすごく熱心でいい方たちばかりなんです!(「勝本」の)佐藤さんは初めてドラマの制作に参加されたのですが、「お芝居にも関わってくるから、なるべく美味しいラーメンを作りたい」とおっしゃってくださっています。こうやって現場のみんなが一緒になっていいものを作ろうとしていることが、ワクワクにつながるんだと思います。

    黒島結菜さん

――社長役の鈴木京香さんは、共演してみていかがでしたか?

黒島: 初めての共演なのですが、初めてじゃないような安心感や居心地の良さを感じています。役柄的には社長と新入社員という間柄で、ゆとりが社長のことをイラっとさせちゃったり、言い争ったりするんですけど、現場での京香さんは優しくてお茶目な方です。いろいろなお話をしてくださるので、現場でオフのときとお芝居中では関係性が全く違いますね。しかも、お芝居してる時の京香さんは表情がコロコロ変わるので、一緒にやっていてすごく楽しいです!

    ラーメンを食べる黒島結菜さんと鈴木京香さん

    ©テレビ東京

――鈴木さんは自宅でも湯切りの練習をしているのだとか……。近くで見ていて、鈴木さんの役への向き合い方についてどう思いますか?

黒島:ラーメンを作るときの動作もそうですが、“食べるときのルーティーン”をとても意識されているなと感じています。

――食べる時のルーティーンとは?

黒島:例えば、食べる前にすぐにすすらずにラーメンの匂いを嗅いだりするんです。それが本当にラーメンのプロに見えるんです!

――対してゆとりはどうですか?

黒島:ゆとりは自由なキャラクターなので、あまり決まり事は作っていないです。ラーメンを食べる時も勢いよく吸って、スープが顔にはねてビチョビチョになっても気にしない。美味しそうに見えてるといいなと思いながらやっています。

    黒島結菜さん

――月曜の夜からお腹が空きそうなドラマですね。

黒島:はい!観た後はラーメンを食べに行きたくなっちゃいますよ(笑)。

黒島結菜「行きつけのお店」

「幡ヶ谷の【ねじ式】というお店がお気に入りです。定番の醤油味の『らぁめん』が好き。太麺でニンニクが効いていて、結構ガッツリ系です。しかも、「明日は休みだ~」という時はにおいを気にしなくていいので、トッピングのニンニクバターを加えちゃいます(笑)」

テレビ東京 ドラマBiz『行列の女神~らーめん才遊記~』

放送日時:2020年4月20日(月)スタート 
毎週月曜よる10:00~
出演者:鈴木京香、黒島結菜、高橋メアリージュン、小関裕太、前野朋哉/石塚英彦、高畑淳子、杉本哲太 ほか

この記事を作った人

撮影/三橋 優美子 取材・文/泉 友果子 

メディアに勤務後、フリーランスの編集者、ライターに。街や食、旅といったテーマに携わる。

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