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更新日:2017.02.27グルメラボ

季節の素材がギュッと詰まった絢爛美麗な京創作料理が味わえる【京料理かじ】

登場しただけで歓声が上がりそうなほど美しい【京料理かじ】の和食。器の中には伝統的な京料理だけでなく、ユニークな創作料理も詰まっているんです。

季節の素材がギュッと詰まった絢爛美麗な京創作料理が味わえる【京料理かじ】

目にも鮮やか、盛りだくさんの京創作和食店

旬の素材をふんだんに盛り込んだメニューの数々

 まず食前酒として供されるのは『ハイビスカス酒』。先付は『アワビの酒蒸と蓮芋の新生姜土佐酢ゼリーがけ』。おしゃれで小粋な導入に、京料理の華とも呼ばれる八寸が続きます。塗りの器にぎっしり詰まるのは、稚鮎の甘露煮、鱧の小袖寿司、山桃のワインゼリー寄せなど11品。盛りだくさんのお造りは鯛、鮪のトロ、蛸、帆立の焼霜に、鱧は落としと焼霜の2種。別添えになった汲み上げ湯葉と生ウニも嬉しい。お椀はあこう鯛の葛打ち、松茸、冬瓜、新生姜の葛豆腐などこれも具だくさん。とにかく色とりどりの素材たちに、驚嘆の嵐です。

    お造りは7種盛り、お椀には走りの松茸などが使われこんなに豪華

    お造りは7種盛り、お椀には走りの松茸などが使われこんなに豪華

    焼物ですらこれほど色鮮やか

    焼物ですらこれほど色鮮やか

〆まで抜かりなしの大満足コース

 焼物は『イサキの蓼味噌焼きとバイ貝の緑酢がけ万願寺添え』。定番の鮎ではなく、他の魚に蓼と酢を使う遊び心に魅了されます。そして〆には土鍋で登場する鱧ご飯。鱧出汁で炊き上げて鱧と薬味をどっさり乗せた贅沢な逸品です。『花コース』はこれらに中鉢、炊き合わせ、水菓子が付いて8,100円(税込)。夏はこのようなメニューでした。秋も楽しみですね。

    鱧出汁をじっくり吸った土鍋の鱧ご飯で〆

    鱧出汁をじっくり吸った土鍋の鱧ご飯で〆

“鉄人”の心づくしがお店の随所に

 ご主人の梶憲司さんは、テレビ番組「料理の鉄人」出演経験をもつ実力派。「本物の味を気軽に体験してほしい」と、全10品の『雪コース』が3,900円(税込)からという価格に人柄が伺えます。料亭で長年修業を積んだ確かな腕と、エスプーマやパコジェットなどの最近調理機器も使いこなす探究心。そんな梶さんの京創作料理を思う存分味わってみてはいかがでしょうか。

    麻の暖簾が掛かるファサード。店内は2012年に改装増床し、あらゆるシーンに対応可能

    麻の暖簾が掛かるファサード。店内は2012年に改装増床し、あらゆるシーンに対応可能

  • ご主人の手さばきが見られる1階カウンターは10席。2階は28名まで入れる大広間で法要や同窓会にも

    ご主人の手さばきが見られる1階カウンターは10席。2階は28名まで入れる大広間で法要や同窓会にも

  • 改装で少人数用の個室も完備に。テーブルを指定すれば足の悪い方やご年配の方も安心して食事ができます

    改装で少人数用の個室も完備に。テーブルを指定すれば足の悪い方やご年配の方も安心して食事ができます

【京料理 かじ】

住所 京都府京都市中京区丸太町通小川東入ル横鍛冶町112-19
営業時間 昼:12時~14時までの入店(営業最終時間15時30分まで)、夜:17時30分から21時までの入店(営業最終時間22時30分まで)
定休日 水曜(11月末の水曜日は営業)※4月第1水曜日は営業 ※京都三大祭りの日は営業 ※水曜日が祭日の場合は営業
電話番号 075-231-3801

この記事を作った人

文/藤田アキ(フリーライター) 撮影/畑中勝如

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