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更新日:2024.06.11食トレンド デート・会食

「今、東京で一番おいしいフレンチ」を目指す、新たなフレンチレストランが誕生【アルギュロス(Argyros.)】西麻布/六本木

六本木駅から徒歩圏内、西麻布交差点からすぐの場所でフレンチレストラン【アルギュロス】が2024年5月27日にオープンしました。ミシュラン掲載店などを多く手がける塩谷茂樹氏と、本場フランスのレストランや【レストラン サンパウ】などの名店で修行したシェフの岡崎陽介氏が、“東京最幸の食体験”を提供するため、ジャンルを超えたコンテンポラリーキュイジーヌフレンチに挑みます。

アルギュロス

“東京最幸の食体験”を提供する
コンテンポラリーキュイジーヌフレンチ

ミシュラン掲載店を含む飲食店を多数プロデュースする塩谷茂樹氏が、「今、東京で一番新しくおいしいフレンチ」を目指して新たなフレンチレストランを開業しました。店名の【アルギュロス】とは、ギリシア語で「銀」を意味する言葉で「慢心せずいつも金メダルを追い求める店にしたい」との思いが込められています。店内はカウンター8席のみの隠れ家的レストランです。

    アルギュロス

    プレートやテーブルにも銀を使用し、シックでありながらもラグジュアリーな雰囲気を演出しています

シェフとしてキッチンに立つのは岡崎陽介氏。2003年に渡仏し、本場フランスの星付きレストランなどで修行を積み、帰国後は名スペイン料理店【レストラン サンパウ】(※現在閉店)のエグゼクティブシェフやフレンチ【ラ メゾン ディセットゥドゥグレ】のシェフを歴任。そんな実力派のシェフと塩谷氏がタッグを組み、素材力とインスピレーションを武器に、ジャンルを超えたコンテンポラリーキュイジーヌフレンチに挑みます。

ディナーコース36,300円から
ある日のコース一例

“コーヒー”と“カヌレ”
千葉大原の天然黒鮑の黄ワイン蒸し
天城黒豚の肉まん
本日特選素材毛蟹のタパス仕立て
その日の料理直送のお魚をシンプルに
時不知のサフランソース
いぶさな牛炭焼きの辻農園白子筍添え
その日のパティシエデザート2品
プティフールとカフェ・茶

    アルギュロス

    北海道から即日出荷されて届いた毛蟹

料理は10品のおまかせコースを提供。北は北海道・函館から南は長崎・五島列島まで、実際に足を運ぶことで生まれた、深い信頼関係がある生産者から毎日届く最高の食材を使用し、日本と世界の風土を描くよう料理を生み出します。今回はこのコースの中から一部を抜粋してご紹介します。

“コーヒー”と“カヌレ”

    アルギュロス

    キャッチーなメニュー名に意表をつかれるアミューズ。カカオパウダーと黒ニンニクをベースに、少しの砂糖がほのかに甘みを感じさせる、お菓子ではなく前菜のカヌレと、濃厚で滋味深いすっぽんのスープのマリアージュからスタートします

千葉大原の天然黒鮑の黄ワイン蒸し

    アルギュロス

    千葉県いすみ市の大原漁港から届いた立派な天然黒鮑

    アルギュロス

    黒鮑を使用した冷たい前菜。奥がシンプルな肝和えで、手前はハーブ、イタリアンセロリ、ミニオゼイユ、オキサリスなどのハーブと合わせていただきます。旨み、食感ともに最高です

本日特選素材 毛蟹のタパス仕立て

    アルギュロス

    【サンパウ】出身のシェフだからこそ、スペイン料理をオマージュして毛蟹はタパス仕立てで登場します。まずはむき身を、瀬戸内でつくられた魚醤とフェンネル(ウイキョウ)の芽と合わせて。プリップリの身に、すだちの爽やかとラベンダーオイルが華やかに香ります

    続いて小さな餃子のようなものが供されます。中には毛蟹の蒸し身、卵、生ハム、マイクロコリアンダー。ほろっと口の中でほどけて、毛蟹の旨みがジュワッと染み出します

    続いて小さな餃子のようなものが供されます。中には毛蟹の蒸し身、卵、生ハム、マイクロコリアンダー。ほろっと口の中でほどけて、毛蟹の旨みがジュワッと染み出します

    アルギュロス

    毛蟹最後の一皿はスープに。ベースはもちろん毛蟹ですが、隠し味にはバナナが入っていてほんのり甘みもあり、香味野菜がさらに毛蟹の味わいを引き立てています

時不知のサフランソース

    アルギュロス

    魚料理はトキシラズ。春から夏にかけての季節外れに北海道で獲れる鮭です。皮はバリッと、身はミキュイに仕上げられ、シャープな印象の脂がしっかり乗り、身もフワフワで絶品です。付け合わせには福島県産のズッキーニとアスパラガス

いぶさな牛炭焼きの辻農園白子筍添え

    アルギュロス

    メインのお肉は、年間10頭ほどしか出回らない宮崎県産の「竹の谷蔓牛」、23ヶ月の経産牛です。テールを煮詰めたシンプルなソースと、上からぶどう山椒を散らしています。付け合わせには、アク抜き不要で柔らかく旨み抜群の白子たけのこと、肉厚の小椋(おぐら)しいたけ

    アルギュロス

    「竹の谷蔓牛(たけのたにつるうし)」は特に赤身の質がよく、肉そのものの旨みが際立ちます

その日のパティシエデザート

    アルギュロス

    旬のルバーブを使ったデセール。ルバーブをフレッシュ、ゼリー、シャーベットなど異なる食感にそれぞれ仕立てていて、その爽やかな酸味とローズゼラニウムの香りが印象に残ります

メニューは食材によって、2ヶ月を目処に少しずつ変わっていくそう。季節ごとに、日本の豊かな風土を感じられる料理が、岡崎シェフの手によってどのように表現されるのかとても楽しみです。おいしいはもちろん、「最“幸”の時間だった」と思わせてくれる【アルギュロス】の今後に注目です。

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ヒトサラ編集部

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