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更新日:2025.12.03旅グルメ

今冬、訪れるべき! 箱根湯本の温泉“美人の湯”で、心と五感に響く、至れり尽くせりの冬季限定プランを大満喫|はつはな

都心からわずか75分ほどの場所にある箱根湯本は、言わずと知れた温泉地。多彩な旅館やホテルが点在しますが、せっかく滞在するなら心身ともに豊かに癒され、記憶に刻まれる時間を過ごしたいところ。そこで、寒さ深まるこの季節ならではの魅力をたっぷりと感じられる 、ラグジュアリーホテル「はつはな」の冬季限定プランをご紹介します。

はつはなの温泉

湯坂山の風景と須雲川のせせらぎに包まれる贅沢

    ホテル「はつはな」

    豊かな自然のなかに佇む全35室のホテル「はつはな」

1993年に開業し、多くの人々に愛されてきた「ホテルはつはな」。2022年に「はつはな」として、よりプライベートな時間を心地よく過ごせるようリニューアルを果たしました。

    はつはなの6階にある展望テラス

    6階にある展望テラス

6階に位置するエントランスを入ると「はつはな」のオリジナルの香りが漂い、非日常へと誘われます。エントランスから続く暖炉の火が灯るラウンジでは、オーガニックのお茶や、ジュース、ビール、ワインなど多彩なドリンクを提供。22時までお好きなタイミングで自由に味わうことができます。同フロアにある展望テラスは「はつはな」を象徴するスポットで、湯坂山をバックに記念写真を撮るのもおすすめ。目の前に広がる景色に圧倒されます。


  • はつはなの内観

    「地」の桜をイメージしたアースカラーのプレミアムBtypeは広さ87.27㎡

  • はつはなの内観

    プレミアムBtypeの客室露天風呂

客室は、リニューアルを機に47室から35室に縮小したことで、その分ゆったりとしたスペースに。和風モダンの客室は、畳にホッと和み、ベッドはシモンズを設置と、ゲストの居心地の良さを考えられた和と洋が共存する空間です。お部屋の広さや設えによって、ラグジュアリー、グランド、プレミアム、デラックス、コンフォートの5タイプを用意 。デザインには「宙(sora)」「白(shiro)」「地(chi)」の桜をイメージしたコンセプトに分かれており、部屋のマテリアルは、それぞれのイメージカラーで統一。

  • 「白」の桜をイメージしたデラックスBtypeは広さ65.39㎡

    「白」の桜をイメージしたデラックスBtypeは広さ65.39㎡

  • デラックスBtypeの客室露天風呂

    デラックスBtypeの客室露天風呂

全室に露天風呂を完備し、その全てから湯坂山が眺められるので、プライベートな空間で人目を気にせず過ごすことができます。露天風呂の水面に山が映し出される様子も一興。湯船に浸かれば、目の前に湯坂山の多彩な木々と空だけが広がります。冬の凛とした空気と温かなお湯のコントラストが心地よく、耳を澄ますと須雲川のせせらぎや鳥のさえずりが聞こえてきます。日中、夕暮れ、夜、明け方と、移り行く時間を実に贅沢に感じることができるでしょう。

お部屋に用意された浴衣や子ども用の作務衣は桜があしらわれたデザインで、お風呂やダイニングへ移動する際に重宝しますし、旅気分に浸れます。アメニティは、日本製のオーガニックコスメ「OASAJI(オサジ)」で揃えられているのも嬉しいポイント。また、SDGsへの取り組みとして歯ブラシやヘアブラシなどは、日頃使い慣れたものを持参するスタイルを導入。これは、箱根の高級宿泊施設では初の試みとのこと。

毎月替わる、季節のうつろいを感じる献立

  • 夕食のモダン懐石の一例

    夕食のモダン懐石の一例

  • 地元産のソーセージなどが彩りよく並ぶ洋の朝食の一例

    地元産のソーセージなどが彩りよく並ぶ洋の朝食の一例

旅先の楽しみのひとつが食事です。「はつはな」では、伝統の日本料理に洋の要素を取り入れたモダン懐石を提供。地元神奈川の食材をはじめ、近隣県から厳選した季節の食材も多く取り入れています。肉料理には、神奈川県南足柄の地で唯一放牧飼育され、雄大な箱根丹沢山麓のおいしい水と、独自で研究された上質な飼料で丹精に飼育された「相州牛」を。魚料理は、神奈川の近隣港からのお魚や、静岡県の「金太郎マス」など近隣県からの食材を。富士レタスなどの野菜もふんだんにいただけます。また、ソムリエによるアルコールペアリングやノンアルコールペアリングも充実。

朝食は、和食と洋食をセレクトできるスタイル。和食では、優美な寄木細工の二段重に彩り豊かに盛り込まれた数々と共に、小田原産のお米「はるみ」が供されます。洋食では、香ばしいパンやヨーグルト、神奈川県清川村でつくられた歯応えのいいソーセージやベーコンが並びます。

ちなみに、夕食で使用した八角のお箸は、箱根檜の間伐材を使用したもの。食後には専用箱に入れてお持ち帰り可能にしたのもSDGsへの取り組みのひとつ。朝食のお箸には国産桜の木の間伐材を使用しており、洗浄して繰り返し使用します。コースターも、箱根檜の間伐材で作成されたものです。

  • 湯坂山が目の前に広がるカウンター席の個室

    湯坂山が目の前に広がるカウンター席の個室

  • 4名で利用できる広々とした個室

    4名で利用できる広々とした個室

夕食と朝食をいただくダイニング【はなゑみ】は、全卓個室仕様で31室を完備。食事の時間もプライベート感を大切に考え、料亭のような雰囲気です。セパレートを外すと最大10名様まで一緒に食事を囲むことができますので、ご家族やご友人のお祝い事の旅などにもぴったり。子連れだとラグジュアリーホテルへの敷居が高く感じられてしまうかもしれませんが、プライベートを重視した「はつはな」では、小さな子どもと一緒でも安心して過ごすことができます。ちなみに、名前の「はなゑみ(花笑)」とは、万葉集に使われている言葉で、会話が弾み、元気になる場所、笑顔になる場所という意味に由来。

館内でも多種多彩なお風呂三昧を

  • インフィニティスタイルの「川音(かわと)の湯」

    インフィニティスタイルの「川音(かわと)の湯」

  • 格子状に組まれた梁が特徴の「静寂(しじま)の湯」

    格子状に組まれた梁が特徴の「静寂(しじま)の湯」

  • 窓の外に繋がっているような「水面(みなも)の湯」

    窓の外に繋がっているような「水面(みなも)の湯」

  • 幻想的な雰囲気の「明灯(あかり)の湯」

    幻想的な雰囲気の「明灯(あかり)の湯」

贅沢な客室露天風呂に加え、4つの趣向の異なる貸切風呂と2つの大浴場を楽しめる「はつはな」。泉質は、無色透明のアルカリ性単純温泉で、温度の高い自家源泉を保有しています。アルカリ性の温泉は角質層を軟化させ肌が滑らかに感じられるため“美人の湯”として親しまれており、慢性消化器病や筋肉痛にも効果があるとされています。

貸切風呂のなかで唯一の露天風呂「川音の湯」は、他のお風呂とは離れた場所に位置しており、辿り着くまでの特別感も。インフィニティスタイルで、自然に溶け込むような感覚に浸れます。寝湯から眺めるもよし、水深1.1mの深湯から立って眺めるもよし。

他3つの貸切風呂は、温泉棟に位置しています。八角型の「静寂の湯」は、上階まで吹き抜けの高い天井と、美しく格子状に組まれた梁が特徴。「水面の湯」は、浴槽からまるで窓の外へと繋がっているようなデザインが印象的。天候によって、窓を解放して楽しむこともできます。こちらは車いすでの利用も可能。「明灯の湯」は、夜になると足元など光ファイバーが幻想的な雰囲気を演出します。

  • 1階にある「竹の葉(たけのは)」

    1階にある「竹の葉(たけのは)」

  • 2階にある「山の端(やまのは)」

    2階にある「山の端(やまのは)」

続いては、大浴場をご紹介します。「竹の葉」には、1つの内湯と3つもの露天風呂を完備。ぜひお好みを見つけてみてください。「山の端」は、内湯と外湯に加え、ドライサウナと水風呂が楽しめます。サウナに窓が設けられているので、外の景色を眺めながら汗をかくことができるのも至福のひと時。大浴場は、夜と朝で男湯と女湯が入れ替えられるので、それぞれ趣の異なる大浴場を楽しめるのも魅力です。

貸切風呂3つと大浴場2つが位置する4階建ての温泉棟は、階段の他にスロープカーでも移動可能です。足腰が不自由な方にとってはとても助かり、小さなお子様にも大好評。2005年に設置されて以来愛用されています。ちなみに、看板に描かれた貸切風呂のロゴはそれぞれのイメージから生まれたかたちで、一筆書きで描けるデザインを特徴としているそう。細部にまでこだわりが詰まっています。

冬季限定のスパ付きプランで温泉を存分に堪能

    穏やかな時間が流れる「Toji Wellness&SPA まほろみ」の入り口スペース

    穏やかな時間が流れる「Toji Wellness&SPA まほろみ」の入り口スペース

ホテル内にある「Toji Wellness&SPA まほろみ」は、温泉地ならではのリラクゼーションサロンです。日本古来の湯治療法を一夜に凝縮したオリジナルメソッド“湯治セラピー”を導入。温泉のもつ力をまるごと堪能できるまっさらな状態の身体へ導きます。通常メニューのほか、季節ごとに限定プランを用意しており、その時期に最適なアプローチを組み合わせています。

    シングルとツイン、計4部屋の個室を完備

    シングルとツイン、計4部屋の個室を完備

冬季限定プランでは、温泉の豊富なミネラルで包み込まれた全身を、柚子・クロモジなど和精油をアクセントにした冬のブレンドフレーバーオイルでほぐし、仕上げに米の発酵エキスを溶け込ませたホホバオイルで肌を整えます。寒暖差などで疲れのたまりがちな身体が軽やかになり、乾燥しがちな肌もしっとりと潤うのを実感でき、心も豊かに満たされるよう。トリートメント後には、米麹甘酒とオリジナルのいやしびのお茶で内側から潤いを補います。

2025年12月1日~2026年2月28日に展開する『《冬季限定》温泉×発酵スキンケアトリートメント付き~1泊2食付き宿泊プラン~』では、単にスパのトリートメントがセットになっているだけでなく、嬉しい特典が満載。通常より1時間早い14時にアーリーチェックインができ、4種類からお好みの貸切風呂を選んで入ることができます。その後、90分間の温泉×発酵スキンケアトリートメントでじっくりとリラックス。食事はダイニング【はなゑみ】にて、モダン懐石 スタンダードコースの夕食、和食または洋食の朝食を提供。客室では「Toji Wellness&SPA まほろみ」がおすすめするアロマオイルを体験できます。滞在中の時間の流れに合わせて用意された『Kokoro』『Nemuri』『Kaze』の3種類をどうぞ。さらに、チェックアウト時にホテルオリジナルのファブリックミストをプレゼント。帰宅後も旅の余韻を感じられるアイテムとなっています。

    非日常へと導く「はつはな」のエントランス

    非日常へと導く「はつはな」のエントランス

「はつはな」には「その年最初に咲く桜」の意味があり、桜が咲くのを待つ心でお客様をお迎えしたいという想いが。ロゴマークである5枚の桜の花びらは「視、聴、嗅、味、触」を表現しており、着想を得たあわじ結びは、結び目が固く、簡単に解けないことから「末永くおつきあいしていきたい」という気持ちが込められているそうです。一度訪れると、また違った季節にも訪れたくなる、そんな思いで深い時間を過ごすことができる一軒。今冬、ぜひ「はつはな」で心身ともに温かなひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

プラン概要

『《冬季限定》温泉×発酵スキンケアトリートメント付き~1泊2食付き宿泊プラン~』
2025年12月1日~2026年2月28日(2025年12月31日~2026年1月2日、2月2日~5日は提供除外日)
1名様あたり95,150円~(サービス料・入湯税込)※デラックスtype 2名1室で利用時の料金
予約方法:WEB予約または電話(0460-85-7321 受付時間10:00~19:00)

施設概要

「はつはな」
電話:0460-85-7321(受付時間10:00~19:00)
住所:神奈川県足柄下郡箱根町須雲川20-1
https://www.hakone-hotelhatsuhana.jp/

この記事を作った人

取材・文/外川ゆい

フードジャーナリスト。つくり手のストーリーや想いを伝えることを信条に、レストラン、ホテル、スイーツ、お酒など、食にまつわる記事を執筆。出産を経て食育への関心も高まり、食いしん坊な息子との食卓を楽しんでいる。グルメライター歴は22年。

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