更新日:2017.02.27旅グルメ
五輪開催地、リオデジャネイロの名店をご紹介! めくるめくブラジル料理の誘惑
ブラジル・リオデジャネイロで8月5日から21日(日本時間6日から22日)まで開催される夏季五輪。本場ブラジル料理が楽しめる、リオデジャネイロの人気レストランをご紹介します。
ブラジル・リオデジャネイロで開催中の夏季五輪。熱戦が繰り広げられる五輪の歓喜に触れ、ブラジル料理に関心を抱いている人も多いのでは。
豆や肉、魚など、日本人に馴染みのある食材をシンプルに調理するのがブラジル料理の特徴。癖のある味付けや脂肪分の多さが目立つ料理ではなく、受け入れやすい、滋味に富む郷土料理です。とりわけ「シュラスコ」は日本でも市民権を得ていますが、反面、それ以外の料理は馴染みが薄いはず。今回はリオデジャネイロの人気レストランとそのメニューをご紹介します。
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「イパネマの娘」が誕生したリオの名店で味わう『ピッカーニャ』
ブラジルの国民食『フェイジョアーダ』を専門店で満喫
「イパネマの娘」が誕生したリオの名店で味わう『ピッカーニャ』
鉄板焼きの『ピッカーニャ』はお好みの焼き加減で。肉を「ファローファ」の粉につけて食べるのがブラジルスタイル
ボサノバの名曲「イパネマの娘」が誕生したお店として知られる【Garota de Ipanema(ガロッタ デ イパネマ)】。前身だったバーで働いていた少女をモデルにして常連の作曲家たちがつくった曲が「イパネマの娘」で、この曲名を店名にも冠しています。
看板メニューは牛のイチボ肉を焼いた『ピッカーニャ』。ゲストの目の前に鉄板を配し、ジュージューと音を立てながら焼き上げるメニューで、シュラスコとはまた違うピッカーニャが楽しめます。そのほか、煮込み料理の『フェイジョアーダ』やブラジル風コロッケ『コシーニャ』など、ブラジルならではの郷土料理はどれも美味。定番カクテル『カイピリーニャ』を片手に、イパネマ海岸の風を感じながらボヘミアン気分を味わうことができます。
店内はスタイリッシュで洗練された空間。楽譜や写真、ギターなどの楽器が飾られ、曲にまつわる雰囲気も楽しめるレストランです。
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ほぐした鶏肉を茹でたジャガイモやキャッサバを潰したもので包んで揚げたブラジル風コロッケ『コシーニャ』
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ブラジル伝統のカクテル『カイピリーニャ』。蒸留酒「カシャッサ」をベースに、ライムジュースと砂糖を混ぜ合わせてつくります
Garota de Ipanema(ガロッタ デ イパネマ)
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住所: Rua Vinicius de Morais 49, Rio de Janeiro, State of Rio de Janeiro
営業時間:12:00~2:00
定休日:無休
電話番号:+55 21 2523-3787 -
ブラジルの国民食『フェイジョアーダ』をリオ唯一の専門店で満喫
耐熱容器の中でグツグツと音をたて、湯気を伴って登場する『フェイジョアーダ』。「フェイジョン・プレット」と呼ばれる黒インゲン豆を煮込むので、真っ黒なビジュアルが特徴
ブラジル国民に親しまれている代表的な郷土料理のひとつが『フェイジョアーダ』という豆や肉の煮込み料理です。この国民食に出会える上質なレストランが【Casa da Feijoada(カーサ ダ フェイジョアーダ)】。地元客からも観光客からも愛される、リオ唯一のフェイジョアーダ専門店です。
豆をどろどろになるまで煮た「フェイジャン」に豚の脂身、豚足、ベーコン、ソーセージなどを入れ、ニンニクと塩で味を調えて煮込むのが一般的なレシピ。同店では、フェイジャンと肉を別鍋に分けて提供してくれるので、脂が苦手な方、初めてフェイジョアーダを食べるという方にもおすすめ。ライスに肉やフェイジャンを乗せたら、ケール炒め、オレンジ、ファローファを添えて、味を変えながら食べ進めるのがこの料理の楽しみ方です。
現地では『フェイジョアーダ』を水曜と土曜の昼に食べる習慣があるのだそう。異国の料理なのにほっとできる味わいで、日本人の口にもよく合います。
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ライス、オレンジ、キャバッサの葉、ファロッファ(マンジオッカ芋の粉)を添えたセット
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小鍋からお好みで小皿に取り分け、キャッサバ粉を調理した「ファローファ」を添えて食します
Casa da Feijoada(カーサ ダ フェイジョアーダ)
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住所:Rua Prudente de Morais 10B Ipanema,Rio de Janeiro
営業時間:12:00~00:00(日曜日は23時まで)
定休日:無休
電話番号:+55 21 2247-2776 -
佐藤亜希子(ヒトサラ編集部)