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更新日:2018.10.06デート・会食 連載

2軒目に連れて行ってほしい「グッとくるBAR」編| 斉藤アリスの恋に効く 大人のデートレストランナビ #4

普段からおいしいお店を巡っているグルメ女子の斉藤アリスさんが、大人のデートにぴったりのお店をご紹介。今回は、デートの2軒目に連れていって欲しい、とっておきのオーセンティックバーをご紹介します。

2軒目に連れて行ってほしい「グッとくるBAR」編| 斉藤アリスの恋に効く 大人のデートレストランナビ #4

シチュエーション#4
2軒目に連れて行ってほしい、「グッとくるBAR」

じっくり話せて、距離を縮めるのに最適なバー
“口説く”前に、まず人として距離を縮めよう

 レストランでは食べながら話すから、いまいち会話に集中できない。けれど、バーならお酒を飲みながらゆっくり話ができるから、好きな人との距離を詰めるのにぴったりですよね。

一方で、バー=“口説きモード突入”というイメージもあるので、お店の雰囲気が“夜っぽすぎ”たり、男性の下心が見え見えだと女性に警戒されてしまうことも……。下心は一旦胸にしまい(笑)、焦って口説くよりも、まずは一人の人として相手と仲良くなることを心がけてみてください。

アリスのイチ押し「グッとくるBAR」

女性を警戒させることなく、二人きりになれる
渋谷のバー【ドンナ・セルヴァーティカ】

 2軒目バーにオススメなのが、渋谷にある【ドンナ・セルヴァーティカ】。ここは、蒸留酒とファインチョコレートのマリアージュが楽しめるオーセンティックバーです。お酒だけじゃなく、チョコレートも楽しめて、さらにバーマン・古屋敷さんの雑学も聞ける、楽しい空間なんです。

ポイント①
地下でも密室でもない、夜景が見えるガラス張りの店内は、バーには珍しい開放的な空間

 バーって地下にあって薄暗いイメージはありませんか? でも、ここは渋谷のファイヤー通りに面するビルの4階。席数が少なく、店内は全面ガラス張りだから過度な“密室感”がないんです。

 オーナー兼バーマンの古屋敷さんは、もともと一級建築士。「篭るような空間にはしたくなかった」と、ガラス張りの物件を選んだそう。コンクリート打ちっ放しの店内には、1800年代のアンティーク家具などが並び、バーというよりはまるでサロンのよう。開放感があるのにどこか隠れ家風なところもいいんです!

ポイント②
「チョコレート×お酒」の組み合わせは、女性が喜ぶこと間違いなし‼︎

 食事をして、盛り上がったら「もう一軒行こうよ」って流れになりますよね。そんな時に、「実はね、チョコレートとお酒を合わせてくれるお店があるんだよ」と言われたら、「え、わたしチョコ好き!」と8割方の女子は食いつくはず。女子はみんな、チョコ大好きです。

そんな、男性が誘いやすくて女性も喜ぶ、“チョコレート×お酒”のマリアージュが楽しめる場所。お酒だけだと話題が途切れちゃうけど、チョコレートが“マグネティックアイテム”(コミュニケーションアイテム)となり、自然と距離も縮まるのだとか。

ポイント③
バーマン・古屋敷さんは、夜の池上彰!? 豆知識で一緒に盛り上がれる

 お酒に詳しくない人でも、「どんなお酒が好みか」を聞いてくれて、気分に合ったものを出してくれます。お酒1杯につきチョコレートが1個ついてくるので、まずはその組み合わせを楽しんでみてください。

 さらに、1プレートに9種類くらいのファインチョコレートがセットになった『チョコレート・アソート』をオーダーすれば、1杯のお酒でいろんなマリアージュができます。チョコレートを食べる順番も教えてくれるので、「食べ合わせによって、こんなにもお酒の味が変わるのか」と、驚きの連続です。

珍しいお酒もたくさんあって、目の前で茶葉から出す紅茶のお酒や、すももやラベンダーなどあまり飲んだことのないお酒もあって、とにかくワクワクしっぱなしなのです!

 このお店は、お酒やチョコレートが好きな人が集う場所。潰れるまで飲む人とか、酔っておさわりするような下品な人はまずいない(断言)。バー=女の子を持ち帰る、ではなく、一緒に楽しい時間を過ごせた結果、「また、会いたい」という気持ちにさせてくれます。そんな素敵なお店が、麻布や六本木ではなく渋谷にあるという意外性も隠れ家感があって好ポイント。

デートでオーダーしてほしいお気に入りメニュー

1杯目にオススメしたい、いちごのリキュール『メルレ/クレームド フレイズド ボア』
  • “美味しい”、“楽しい”気持ちになれるイチゴのリキュール。「サングリアしか飲めないの」という女性には鉄板です。1,600円(税抜)※チョコレートをつけて提供。写真は、ショコラティエ・ミキの『オランジェット』。イチゴの甘さとオレンジの酸味、チョコレートの深みが絶妙なハーモニー

茶葉を蒸留酒で抽出する、花束みたいなカクテル『エロス』
  • 紅茶「マリアージュ・フレール/エロス」の茶葉をプレミアム・ウォッカで抽出。お湯で抽出するよりも、ハイビスカスやフルーツの香りが引き出されて香り立つ一杯。『エロス』2,400円(税別)※チョコレートをつけて提供。写真は、アルコール感を穏やかにし、長い余韻を生み出す「ヴァローナ/イボワール」

「囚われのりんご」の異名を持つ、ブランデー『カルバドス』
  • 瓶の中に林檎の実を閉じ込めた、「ポム・プリゾニエール」。香りの甘さとは反対の、ややドライな苦みのある果実味が広がります。1,800円(税別)※チョコレートをつけて提供。写真は『イアン・ヴァーネット / ガナッシュ』という生チョコレート。お酒の甘い香りとミルクの甘味が合わさり、優雅なスイーツに早変わり

 まずは、バーマンに何がオススメかを聞いてみてください。指定がなければ、1,000〜2,000円台のお手頃価格のものを出してくれるからご安心を。お酒にはチョコレートが必ず1つセットでつきますが、一緒にチョコレート・アソートをオーダーし、マリアージュするのをオススメします。

「グッとくるBAR」~大人のバーマナーの極意~

知ったかぶりせずに、お酒のことはバーマンに聞くのがスマート

 初めてのお店では、特にお酒のラインナップってわからないですよね。そんなとき、変に知ったかぶりをされると、女の子としては正直、気を遣います。また、同じお酒の銘柄でも価格はピンキリ。いざ注文してみたら、想像していたよりも金額が高かった!なんてことも……。

まずは素直に、バーマンにおすすめを聞いてみるのがスマート。そうすることでお酒に詳しくない女の子も一緒に説明を聞けて、置いてけぼりにならないという利点も。

また、自分が飲むお酒をあらかじめ決めている場合でも、女性には「マスターに聞いてみよっか」と促すのが無難。郷に行っては郷に従え。「●●がいいんじゃない?」と知らないお店でカッコつけると、大コケする可能性大。

マスター曰く、1時間〜1時間30分くらいで2〜3杯飲むのが一番スマート。頃合いの良いところでおいとましましょう。

女心を読み取る!

女性の本音はメイクやファッションに表れます。微妙な女ゴコロを服装やメイクから読み取り、「今日は雰囲気違うね」と気の利いた一言を添えましょう。

  • 夜のバーだからこそ、あえて胸元が開いていたり、透け感のあるアイテムは避けました。メイクもブラウンでシックに。仕事帰りのような雰囲気にしたのは、まず男女の前に人として知ってもらいたいという意識の表れから。ただし、ジャケットの下はノースリーブ。上着を脱いだときの露出で、ほんのり女性らしさをプラスしてみました。

教えてくれたのは
斉藤アリス(モデル・ライター)

  • オーストリア人の父と日本人の母を持つ、モデル・ライター。大学時代にモデルデビューを果たし、『MORE』『anan』『美的』など40以上の雑誌や広告で活躍。現在はモデル業に加え、ライターとしても活動中。著書は『斉藤アリスのときめきカフェめぐり』(枻出版社)

この記事を作った人

撮影/岡本裕介 取材・構成/嶋亜希子(ヒトサラ編集部)

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