創作フレンチと幻の樽生ビールを居酒屋感覚で満喫できるビストロ【ボン・ティガー】
Jリーグのプロサッカーチーム・浦和レッドダイヤモンズのお膝元である浦和駅東口から歩いて2分ほど。閑静な住宅街にひっそりと佇む、洒落たビストロがある。それがフレンチ居酒屋「ボン・ティガー」だ。日本人には、あまりなじみのないフレンチがリーズナブルに楽しめるとあって、食通の常連や女性客を中心に大好評。幅広い客層で賑わっている。
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リーズナブルな料金で気軽にフレンチ
庶民的フランス料理で新たな魅力を発見
最初の一杯を珠玉の生ビールでおもてなし
堅苦しいイメージを覆す手軽に味わえる創作フレンチ
浦和駅東口から徒歩2分ほど。住宅街にはためくフランス国旗が目印。ランチも営業中
フランスの大衆的なビストロをイメージしている店内は、白を基調とした壁に上品なウッドテーブルが配され、温かみのある異国情緒が漂う。このほかカウンターや半個室、個室も用意され、少人数から団体の宴会も対応し、一人客から歓送迎会、同窓会、その他の宴会利用などでゆっくりと食事を楽しめる。
モノクローム調にまとめた内装で落ち着いた雰囲気が漂う店内
【ボン・ティガー】のメニュー表を眺めるとまず値段の安さに驚く。
「フランス料理というと、どこか堅苦しいイメージがありますよね。でもフランス料理といっても高級なものから家庭的なものまでたくさんあります。もっと気軽にフランス料理を楽しんでほしい、その魅力を知ってほしい。そんな思いからリーズナブルな料金で提供しております」と店長シェフの村井信さん。
仕入れに毎日市場に足を運ぶので日替わりの黒板書きメニューは要チェック
村井さんはホテルやフランス料理店で腕を磨いてきた料理人。またオーナーシェフは本場フランスで修業経験もあるベテラン。そんな腕利きのシェフたちが提供するのは、本場の味が楽しめる創作フレンチ。契約農家から届く産地直送の採れたて野菜や、毎日市場に足を運んで仕入れる魚など、新鮮な素材を【ボン・ティガー】の作品へと昇華させる。
「基本的な方針として、フランスで庶民的な料理のなかで日本ではあまりなじみのないような料理をできるだけ選んで、それらをベースにアレンジしています」
じっくりコトコト煮込んだ牛ほほ肉が口の中でとろける
自慢の『牛ほほ肉の赤ワイン煮込み』Petit(小)980円、Normal(通常)1980円
人気ナンバー1の看板メニューが『牛ほほ肉の赤ワイン煮込み(980円~)』。牛肉のほほ肉を赤ワインで煮込み、数種類の野菜やハーブを入れて、さらに赤ワインを追加投入して仕上げるなど、仕込みに長時間かけた一品。口に運ぶと、とろけるお肉の食感を味わいながら、ふわりと赤ワインの香りも感じられる一品。
アボカドの甘み、食感が鮪との相性が抜群の『鮪とアボカドのターター』580円
鮪のすり身にアボカドを和えた『鮪とアボカドのターター(580円)』もおすすめ。まるでトロのようなぜいたくな味わいが楽しめ、バケットにつけていただく。「オーダーでよくわからないというお客様には洋風のネギトロをイメージしてくださいと説明しています」
香味野菜の風味がひきたつ『パテ・ド・カンパーニュ』680円
このほかにも豚肉とレバー、香味野菜をパテにした『パテ・ド・カンパーニュ(680円)』、ミートソースチーズとマッシュポテトのグラタン『アッシ・ド・パルモンチェ(660円)』も訪問したら必ず注文したいメニューだ。
マッシュポテトの下にミートソースが現れる『アッシ・ド・パルモンチェ』660円
珠玉の一杯を選ぶならしっかりした味わいの「青生」
【ボン・ティガー】が最初の一杯でオススメしている青生ビール『アサヒ樽詰生ビール 中』500円、『同 生ビール 小』380円
【ボン・ティガー】で供されるお料理は、どれもみなしっかりとした味付けが特徴。そんな創作フレンチと相性抜群なのが通称「マルエフ」こと『アサヒ樽詰生ビール 中(500円)』だ。ボン・ティガーでは「青生(アオナマ)」の愛称で親しまれている。
青生を取り扱うようになった理由は、相性はもちろんだが、最近の風潮も影響している。
「この頃は健康志向からビール離れが進み、最初の一杯だけご注文される方が増えてきました。また女性のお客様のご来店も多く、ビールでお腹いっぱいになるので、最初だけビールを注文するという方も少なくありません。そんなニーズに応じて、最初の一杯だけは、しっかりとしたビールの味わいを楽しんでいただきたいと思い、青生を取り扱うようにしました」
青生は、アサヒビールの前身となる大阪麦酒社が1900年に発売した商品をルーツとする歴史ある生ビール。その後、改良を重ねるも、全国でも限られた飲食店でしか飲めなかったことから、「幻のビール」と評される銘柄。深みのあるコクと爽やかなキレが特徴で、“しっかりとしたビール”の味わいの極みが味わえる。
「それに泡がとってもきめ細やかで口をつけると泡の部分とビールの部分の感覚が楽しめるのもいいですね」
村井信店長(中央)とスタッフの杉下真希さん(左)、道部未奈さん。店内はいつも笑顔に包まれる
最近、注目されているフランスの郷土料理ラクレットチーズが楽しめるのもボン・ティガーが女子ウケする要因のひとつ。温野菜やお肉などの具に、焼いたチーズを目の前でかけてもらえてエンターテインメント性満点。ラクレットチーズを楽しみながら、よく冷えた青生をゴクゴクと流し込む。これもまたぜひ試してほしい相性だ。
近所にあったら「今日はこれを食べてみよう」と毎日通いたくなるカジュアルなフレンチ酒場。浦和の人がつくづく羨ましいと嫉妬してしまう名店だ。
* 価格はすべて税込み
【ボン・ティガー】
電話:048-678-2662
住所:埼玉県さいたま市浦和区東仲町12-7
アクセス:JR浦和駅東口より徒歩3分
営業:[月~金]11:30~15:00(L.O.14:00)、17:00~23:00(L.O.22:00)
[土]17:00~24:00(L.O.23:00)
[日]17:00~23:00(L.O.22:00)
定休日:無休(年末年始除く)
この記事を作った人
取材・文/内山賢一 撮影/佐藤顕子
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