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2016.10.01グルメラボ

後ろめたさは一切なし。昼酒の二大聖地で、昼間から一杯飲む幸せを!

まだお天道様が高いうちから一献。それが家だろうと、居酒屋だろうと、やはり昼間から楽しむ酒は最高に美味しいものです。けれど、自宅で昼から飲めば家族の目が気になるのは当然。そんなときは、昼間から営業する大衆酒場へ。昼酒の聖地で昼間から飲める幸せを噛みしめて。

昼酒の聖地、赤羽と上野の名店を厳選

同士が集まる赤羽なら、気が咎めることなく昼酒を楽しめる

 昼間から飲める店といっても、そこが通りにポツリとあるような店では、やはり周囲の視線が気になり、暖簾を潜るのもはばかれるものです。しかし、都内には昼間から酒を飲める店がひしめく場所があります。そこは、同じ想いを抱いた酒飲みが集まる場所。肩身の狭い思いをすることなく、羽を広げて酒を楽しめます。
 
 そんな昼酒の聖地の代表格といって、真っ先に挙がる場所といえば赤羽です。なかでも、午前中から営業する【まるます家 総本店】は、頭ひとつ抜きん出た存在といえるでしょう。営業は朝9時からと早く、午前中だろうと関係なく、1階席は大賑わい。コの字カウンターを連結したような、これぞ大衆酒場という店の造りや雰囲気も相まって、極上の昼酒を楽しむことができます。料理も100種以上と豊富にあり、アルコールも幅広いラインナップ。内容量1000mlのジャンボ酎ハイ、通称ジャンチューは、常連客の愛飲酒であり、朝からこれを一本空ける飲兵衛も少なくありません。

  • 昭和の香りが残る赤羽一番街商店街にあります

  • 『鯉の刺身』600円など、鯉料理とうなぎが昔からの名物

 もちろん、赤羽で昼酒を楽しめるのは【まるます家 総本店】だけにあらず。赤羽には1000円札一枚で気持ちよく酔える、せんべろ酒場の人気店【いこい本店】や、屋台風の立ち飲みおでん酒場【丸健水産】など、多彩に昼酒を楽しめる名店が目白押し。赤羽は、”昼間からはしご酒”という飲兵衛の夢のような願いを叶えてくれる場所なのです。

 

赤羽に負けぬ昼酒の聖地アメ横。【大統領】で混沌と昼酒にまどろむ

 酒場の聖地として有名な赤羽ですが、昼酒という意味では上野だって負けていません。界隈きっての名店【大統領】は午前10時の開店。ですが、この店は、それを待ちきれず店内に入ってくる客が少なくないのです。つまり、開店時間はあってないようなもので、一番客が入ると、ひとり、またひとりと飲兵衛が店へと集まってきます。

 昼酒の雰囲気を盛り立てるのが、そのロケーション。店は、JRの高架下にあり、列車が通るたびに響く轟音、人々が通りゆくアメ横の喧騒が合わさり、これぞ【大統領】という雰囲気を生み出すのです。近くには支店もありますが、老舗らしさ、アメ横らしさ、何より昼酒の喜びをかみしめるのなら、ここ本店で飲むのが正解です。

    ガード下の名店。混雑には表にテーブルとイスをせり出して営業

 ここで味わうべきは名物の煮込みでしょう。ただ、ここの煮込みは他所とは一線をかくしています。一般的に煮込みといえば、豚や牛、あるいは鶏のモツ煮込みが使われることが多いですが、ここは馬モツの煮込み。みそ仕立ての濃厚な汁に、馬モツの旨みが溶け込んだ味は、さすが昭和25年の創業当初から続く名物といえるでしょう。

  • 名物の『煮込み』420円は創業当時からの名物

  • 店内のカウンターの前でくつくつと。具材は馬モツとコンニャク、豆腐のみ

 

 ほかにも上野周辺には、【たきおか】【カドクラ】【肉の大山】などの有名店があり、昼酒には事欠かさないエリア。赤羽とはまた少し毛色が異なる昼酒を楽しめます。

この記事を作った人

吉田慎治