更新日:2017.02.27食トレンド
コシノミチコ氏が手掛ける新感覚寿司バー【Michiko Sushino (ミチコ スシノ)】がロンドンにオープン
ロンドンを拠点に活躍するファッションデザイナー、コシノミチコ氏が、今年7月、ロンドンのクイーンズバークに寿司バーをオープンさせました。世界的デザイナーが手がける寿司店とは? ロンドンはもちろん、世界が注目しています。
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寿司店のイメージを覆すセンスあふれる空間
伝統的な握りから創作寿司まで多彩なメニュー
「Sushi」の新しいスタイルとしても期待
寿司店とは思えない、お洒落な雰囲気が漂います
母と二人の姉もファッションデザイナーであるコシノ三姉妹。その末っ子であるコシノミチコ氏は40年以上前に渡英し、ロンドンのストリートファッションをコンセプトとするブランド「MICHIKO LONDON」を立ち上げました。ロンドンの“今”を感じさせるファッションは、ロンドンのみならず日本でも広く愛されています。
そんなコシノ氏が、自身がオフィスを構えるビルの1階にオープンさせたのが、寿司バー【Michiko Sushino (ミチコ スシノ)】。まず驚かされるのが、その内装。高い天井、デザイン照明、ブラウンで統一されたシンプルなテーブルセットと、カジュアルな中にも計算された上品さを感じさせます。それもそのはず、店のコンセプトやインテリア、スタッフのユニフォームまでも、コシノ氏が担当。まさに「MICHKO LONDON」をカタチにした空間なのです。
ロンドンの生活の中に溶け込むデザイン。寿司バーとしては新鮮なイメージ
通りを行き交う人を眺めながら寿司をいただきます
オーダーはカフェ感覚。カウンターで注文し、自分の席へ運ぶセルフサービススタイル。提供するすべての料理は職人による作りたてで提供し、マグロやサーモンなどお馴染みのネタを使った握りから、外国人にもなじみやすい創作寿司、彩りもあざやかなちらし寿司、刺身盛り合わせなど豊富なメニューが揃っています。
職人が握る本格寿司はネーミングもユニーク
おもしろいのは、メニューのネーミング。『Kojiro』や『Musashi』、『Matsuri』や『Hanabi』など、日本をイメージさせる名前を見つけると、思わず笑みがこぼれます。そういえば、店名の【Michiko Sushino】は「Sushi」と「Koshino」を掛け合わせたものだとか。メニューの中にも、姉や自分の名前をそっと盛り込むなど、コシノ氏の遊び心があちこちに感じられます。
握りとサーモン巻きの豪華セット『Kiyomasa set』
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サーモンとアボガド、チーズの相性が抜群の創作寿司『Yomise roll』
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刺身のネタも豊富で多彩な味が楽しめます
日本から世界へ、「Sushi」が新たなカタチに進化
今や、世界共通語とも呼べる「Sushi」。世界の主要都市には数多くの寿司店が存在しますが、そのスタイルは実にさまざま。カフェ感覚で本格寿司が食べられるのは、この店が提案する新たなスタイルと言えるでしょう。世界的ファッションデザイナー・Michiko Koshinoが手がける寿司バーが、これからロンドンでどう進化していくのか、期待は膨らむばかり。出張や旅行で訪れた際は、ぜひ足を運んでみたい1軒です。
【Michiko Sushino (ミチコ スシノ) 】
所在地:74 Salusbury Road, London NW6 6NU
電話:+44 (0)20 7604 3455
営業時間:(月~金)12:00~16:00、18:00~21:00、(土・日)11:00~21:00
定休日:1月1日、12月25日、12月26日、イースター
蛭田麗子(ウォッチ)