ヒトサラマガジンとは RSS

更新日:2020.02.13食トレンド

下北沢【namida】|お世話になっている人を連れていきたい小料理屋

食べることが大好きなオトナが足しげく通う“行きつけ店”を紹介する連載「オトナの行きつけ店」。第5回は、下北沢にある【namida】です。カジュアルな値段で本格的な小料理が食べられ、連れていった人が喜んでくれる素敵なお店をご紹介します。

namidaの料理画像

オトナの行きつけ店 #5
下北沢【namida(ナミダ)】

    入り口はひらひら舞う白い暖簾が目印

    入り口はひらひら舞う白い暖簾が目印

~今回のお店選定理由~

誰を連れていっても喜ばれる
おもてなしにぴったりの隠れ小料理屋

    カウンター席にはブランケットの用意も。ちょっとした気遣いが嬉しい

    カウンター席にはブランケットの用意も。ちょっとした気遣いが嬉しい

現在28歳の私、気がつけば社会人7年目。いろんな人たちとお付き合いが増え、家族や後輩、お世話になっている方などをレストランへ連れて行く機会も増えてきました。

そんなときにぴったりなお店が【namida】です。

おいしいお料理とサービスでおもてなししてくれるから、大切な人に日ごろの感謝を伝えたいときにうってつけ。料理や雰囲気が上質なのに、お値段は意外にもお手頃なんです。

    ちらっと内観が見える感じがなんとも言えない好奇心を誘う

    ちらっと内観が見える感じがなんとも言えない好奇心を誘う

下北沢というと、古着屋が多く、カレーフェスでも有名な町。下北沢に小料理を食べにいこう、と思って行く土地でもあまりないと思います。でも、だからこそ穴場なんです。

店は、知らないとたどり着かないであろう鎌倉通りを曲がった小道の奥にあります。夜の暗い風景に、ひと際目立つ垂れ幕のような白い暖簾が【namida】の目印。床まで届くほど長く、ひらひらと舞う暖簾の奥には、チラっと店内が見えます。

この、大人しか入ってはいけないような雰囲気にわくわくが高まります。

コースは3,500円と5,000円の2種類
この品質でこの価格⁉と驚く料理が目白押し

    お造り『太刀魚と金目鯛』は、土佐酢のジュレで。添えられた山葵はおろしたてならではのピリッとした風味。ふきのとうの黄酢が隠れていて、春を感じさせる一品

    お造り『太刀魚と金目鯛』は、土佐酢のジュレで。添えられた山葵はおろしたてならではのピリッとした風味。ふきのとうの黄酢が隠れていて、春を感じさせる一品

お料理は5品で3,500円のコースと8品で5,000円のコースの2種類。お酒はワイン、日本酒、ビールが600円~常時30種類。また、1品1品に合わせたドリンクを提供してくれるペアリング(約8種類5,000円)もあります。

「今日はゆっくり食事を楽しみたいな」という時は5,000円のコースにペアリング。食事は少量でいいときや、2軒目は他のお店に行きたいときは3,500円のコースと単品でドリンクを頼むのがおすすめです。

お酒を飲む量や食べる量も人それぞれですから、これくらい幅を利かせた選択肢があると嬉しいですよね。

  • お椀『フグのはんぺん』<br />
×<br />
純米大吟醸「天吹」雄町

    お椀『フグのはんぺん』
    ×
    純米大吟醸「天吹」雄町

  • 甘味『黒豆 白こんにゃく 栗のアイス』<br />
×<br />
甘口の白ワイン「Castelgreve」

    甘味『黒豆 白こんにゃく 栗のアイス』
    ×
    甘口の白ワイン「Castelgreve」

私はいつも5,000円コースとペアリングを注文しますが、お会計は大体1人“1万円”程度におさまります。私はたくさん飲むタイプなのでお酒代がかさんでしまいますが、お酒をあまり飲まない方なら5,000円程度で納まりそう。これなら20代のお財布でも安心して相手の分もお支払いできますし、奢られる側もそこまで気負いせずに気持ちよく奢られてくれます。

一捻り利いたお料理にお酒が進む

    1品目のスナック『マスカット クリームチーズ 一休寺納豆』

    1品目のスナック『マスカット クリームチーズ 一休寺納豆』

  • 初来店のときに出てくる『苺とマスカルポーネの生ハム茶巾しぼり』は、苺の甘酸っぱさとマスカルポーネの優しいコクがふんわりと広がり、生ハムの塩味が最後にキュッと味を引き締めてくれます。この味わいにハマること間違いなし。

肝心のお料理は一捻りある小料理ばかり。1品目から感動します。

料理の内容は行く回数によって少しずつ変わります。今回、5回目の来店になる私にでてきた1品目は『マスカット クリームチーズ 一休寺納豆』。フレッシュなマスカットに濃厚なクリームチーズ。そこに納豆の塩味と独特の香りがアクセントとなって、美味しくて面白い! マスカットと納豆を一緒に食べるなんて、思ってもいませんでした。シェフの発想力恐るべし……!

  • 御凌ぎ『鰯(いわし)の手毬寿司』フキと梅肉が乗せられさっぱりとした味わい

    御凌ぎ『鰯(いわし)の手毬寿司』フキと梅肉が乗せられさっぱりとした味わい

  • 赤かぶのすり流しが乗った『茶碗蒸し』。中には梅肉が入っている

    赤かぶのすり流しが乗った『茶碗蒸し』。中には梅肉が入っている

スナックに続く2品目以降は、茶碗、おしのぎ、お椀、お造り、メインのお肉、魚介のメイン、甘味と続きます。どのお料理も一品一品手が込んでいておいしいのはもちろんですが、日本酒やワイン、温度帯にもこだわった質の高いペアリングがより一層おいしさを引き立てます。

    醤油麹につけて炙り焼いたという、メインの『鴨のロースト』。乾燥させた春菊やルッコラとともに。

    醤油麹につけて炙り焼いたという、メインの『鴨のロースト』。乾燥させた春菊やルッコラとともに。

    『白子の柚子窯焼き』は、とろ~りとした白子と白みそが相まって濃厚な味わい。最後に柚子の香りがふんわりと広がります

    『白子の柚子窯焼き』は、とろ~りとした白子と白みそが相まって濃厚な味わい。最後に柚子の香りがふんわりと広がります

ふぐ調理免許、ソムリエ、利き酒師etc...
色んな顔を持つ田嶋シェフの小話が面白い

  • 自称シャイな田嶋シェフ。銀座の和食店や原宿のイタリアンなどでシェフとして勤めた後ソムリエ、ふぐ調理師の資格を取得。2014年から【namida】をオープン。お店以外でも、色んなプロジェクトに励んでおり、シェフだけにとどまらない新しい料理人の働き方を実践している

お店だけにとどまらず、美味しい病院食を手掛けるプロジェクトや、下北沢の線路跡地にできた敷地を盛り上げる開発に携わっていたり、面白いことには率先して取り組んでいく熱意ある田嶋さん。

料理が提供される合間の彼のトークは、ゆるくてシュールで面白い。小料理屋なんてあまり行かないから緊張するかな?と思いきや、彼の人柄と小話でゆったりとリラックスして過ごすことができ、美味しさもより一層深まります。

    〆の『とろろご飯』は鯛の煮汁でとろろを伸ばした滋味深い味わい

    〆の『とろろご飯』は鯛の煮汁でとろろを伸ばした滋味深い味わい

行く回数によって変化する質の高い小料理の数々と、田嶋さんのなんだか心落ち着くほんわりトーク。このお店に連れていくと、みんなリピートしてくれるのが、何より素敵な店の証拠。このホスピタリティーでこの金額はお得すぎる…。と行けばきっとあなたも行きつけにしたくなるはず!

≪DATA≫
テーブル1席(4名様掛け)、カウンター8席
平均価格(1名あたり):5,000円
価格例:3,500円のコースにドリンクを単品で2杯で約5,000円。
5,000円のコースにペアリングをつけて約10,000円。

「オトナの行きつけ店」
バックナンバー

この記事を作った人

取材・文/中村麻矢(ヒトサラ編集部)

この記事に関連するエリア・タグ

人気のタグ

編集部ピックアップ

週間ランキング(8/7~8/13)

エリアから探す