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更新日:2020.08.28食トレンド

初のテイクアウトはジュエリーみたいなスイーツボックス!|【イル・リストランテ ルカ・ファンティン】

【イル・リストランテ ルカ・ファンティン】から、宝石箱のような華やかなスイーツボックスが登場。季節のフルーツをふんだんに使った特別なスイーツセットは、手土産に、ホームパーティにと”ここぞ”という時に登場させたくなる美しさ。箱を開けたら、思わず歓声が上がること間違いなし。特別なあの人にいかが?

ルカ・ファンティンのスイーツボックス

レストランで体験する”WOW!"な驚きを、自宅に届けたい

 銀座の一等地にある天空のレストラン【イル・リストランテ ルカ・ファンティン】。夜にはキャンドルの灯りがともるロマンティックな空間で、日本の食材をイタリア人シェフらしい感性で昇華させた料理を楽しむことができる。ミシュラン1つ星、2020年度「アジアのベストレストラン50」17位に輝く、東京の人気イタリアンの筆頭だ。

    夜のメインダイニング。天井が高く、席もゆったりと配置されている。

    夜のメインダイニング。天井が高く、席もゆったりと配置されている。

 そんなレストランが、初のテイクアウト商品「ブルガリ アフタヌーン ドルチ・ボックス」を発売。美しい金色のボックスに、お重を思わせる2段重ねの容器に色とりどりの美しい果物を使った繊細なスイーツがぎっしりと詰まっている。

「きっかけは、新型コロナウイルスによる感染拡大で、レストランにお客さまが来れない日々が続き、レストランのエッセンスを自宅に届けたられたらと考えたことです」と語ってくれた、ルカ・ファンティンシェフ。本来であれば、もう少し早く商品化したい気持ちもあったが、そこはラグジュアリーなレストランでのスペシャルな体験をつくることに心を砕いていたチームにとって、簡単なことではなかったという。どんなものを届けるか、ということから、味の構成、箱の選定……。試行錯誤を繰り返し3ヶ月感かかってできあがったのが、このボックスなのだ。

    『ブルガリ アフタヌーン ドルチ・ボックス』12,000円。予約は3日前の20:00までに。

    『ブルガリ アフタヌーン ドルチ・ボックス』12,000円。予約は3日前の20:00までに。

 今回のボックスをつくるにあたり、ルカ・ファンティンシェフが一番意識したのは、【イル・リストランテ ルカ・ファンティン】の料理の根幹でもある、”四季”や”新鮮な食材”を自宅で感じてもらうということ。

「お届けして少しお時間が経っても、美味しく食べられるもの。そして四季を感じていただけるもの。お届けした時に、ブルガリというブランドを裏切らない、見た瞬間に”WOW!"となるような高揚感が出るもの。なにがいいかと研ぎ澄ましていったら、日本のフルーツをつかったスイーツボックスにたどり着きました」と語るルカシェフ。

 実際、ルカシェフは、日本に来たときに日本のフルーツの繊細な香り、甘みがイタリアのものと全く違うととても印象的だったそう。そうした極上の季節のフルーツの下に合わせたのは、それらの繊細な風味を引き立てるような、イタリアのクラシックなドルチェを元にしたムースやケーキだ。

    季節のみずみずしいフルーツ八種が様々なデザートとなって詰められている

    季節のみずみずしいフルーツ八種が様々なデザートとなって詰められている

「例えば山梨から届いた桃には、イタリアの『パン・デ・スパーニャ』、日本でいうショートケーキのようなクラシックなデザートを合わせています。味の濃い、巨峰にはピスタチオクリームのタルトを。”ケーキの上にフルーツが乗っている”、ということではなく、そのフルーツの個性や良さをいかに昇華させられるかということを考えたコンビネーションになっています」

それぞれの果物は、ルカシェフが足で見つけた産地直送のもの。一口食べれば、彼がライフワークとしている日本の食材発見の旅で出会ったプレシャスな発見や驚きをダイレクトに感じることができるだろう。見た目の美しさと同時に、日本の生産者の素晴らしさ、思いもテイクアウトに乗せて届けていることが、幸せな味とともによくわかる。

    シェフの、ルカ・ファンティン氏。来日して11年。その進化は止まらない

    シェフの、ルカ・ファンティン氏。来日して11年。その進化は止まらない

 このボックスは、1日15台限定の商品。販売して1ヶ月ほどたつが、売り上げは好調とのこと。今後は季節によって中のフルーツを変えて、継続していく予定だそうだ。また、ずっと開発をしていた料理のテイクアウトも9月頭を目処に発売予定だという。

「料理は、スイーツよりももっと難しい。できたての料理を楽しんでいただくレストランの料理とは発想を変えないと、時間が経ってもおいしいテイクアウトの料理はできませんから。でも、緊急事態宣言発令中に挑戦した、医療従事者へお届けするお弁当をつくったことからたくさんの学びがありました。ゲストのみなさまに満足していただくものをお届けできると思います」と胸を張る。これもまた、ルカシェフの自信作となりそうで楽しみだ。

このドルチ・ボックスや、テイクアウトなどは、自宅でのおもてなしや、集まり、差し入れにも喜ばれる新しい定番となりそう。”ここぞ”という日のために、覚えておきたい逸品だ。

この記事を作った人

取材・文/山路美佐(ヒトサラ副編集長)

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