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〈行ってみた〉町中華の仮面をかぶったネオ中華! 立会川【中国料理あさの】が激ウマだった件

こんにちは。ヒトサラ編集部の寺見が訪問した気になるお店、今週は立会川【中国料理あさの】にセットイン。大井競馬場の近くと言ったほうがわかりやすいかもしれません。最初に正直な感想をもうしあげます。「このお店もっと早く知っておきたかった」です。そこには町中華の仮面をかぶった絶品ネオ中華の世界が広がっていました。

〈行ってみた〉町中華の仮面をかぶったネオ中華! 立会川【中国料理あさの】が激ウマだった件

この記事を書いた編集部員
トンカティスト寺見

トンカティスト寺見

B級グルメをこよなく愛し、365日外食生活を続け人生残りの食事回数をカウントダウンしながら生きている40歳のおじさん。好きなから揚げの部位は砂ずりです。

麻布の名店から独立した店主がひっそり営む中国料理店

交通量の多い第一京浜沿い、立会川というややもすれば訪れたことがある人の方が少ないであろう駅の近くに、ひっそりとたたずむ【中国料理あさの】。こちらの店主が飯倉片町や広尾で名をはせた【新中国家庭料理 浅野】のシェフだったと知る人がこの界隈にどれほどいるのだろう。ご夫婦でやられてる町中華的なアットホームな雰囲気を醸し出しつつも、そこにある料理は間違いなく超一流の四川料理だったのです。

    名物メニュー『師伝!麻婆豆腐』1,200円(税込)

    名物メニュー『師伝!麻婆豆腐』1,200円(税込)

まずはお店のイチオシ『師伝!麻婆豆腐』から。ただ唐辛子で辛くしただけではない、なめらかな絹ごし豆腐に山椒のシビれをしっかり効かせてあり、とにかくバランスがいい。わたくし正直辛いものは得意ではありませんが、この辛さはおいしい辛さ、いわゆるライス案件なのです。五反田の名店【カレーの店うどん】におけるライスの甘みを引き出すあの辛さを彷彿とさせます。

つづいてスープ代わりにと何気なく頼んだ『はまぐりのスープ蒸し』。これがすごかった......。ぷりっぷりの巨大なハマグリが4つも鎮座したお皿に、ニンニクのスライスを忍ばせたスープ、ハマグリのだしがこれでもかというほど染み出てます。これホント語彙力をなくすほどうまい。「こんなの800円で出していいの?」とホント心配になるレベルです。

こうなると止まらないので、さらなるライス案件をもとめ『エビのピリ辛マヨ炒め』を注文。油通しされたぷりぷりのエビ、季節によってことなると思われる野菜はズッキーニにシメジ。自家製のマヨネーズにピリ辛の要素が足されてて、これ絶品です。

ズッキーニのシャキシャキ感からエビのぷりぷり、マヨネーズの甘みを感じつつ、後からほんの少しの辛さでまとめあげる。こんなバランスのとれたエビマヨ初めて食べました。正直感動レベルです。

    『エビのピリ辛マヨ炒め』1,100円(税込)

    『エビのピリ辛マヨ炒め』1,100円(税込)

ほかにも『本マグロの中おち紹興酒漬け』や『トロナスのオイスターソース煮』など、気になりまくるメニューが満載。魚介類の仕入れによってメニューも変わるらしいので、『はまぐりのスープ蒸し』にはもう出会えないかもしれません。この記事をご覧になって行かれる方はあらかじめご了承ください。

    魚介類の仕入れによって週2,3回変わるという黒板メニュー。一期一会のお料理たち

    魚介類の仕入れによって週2,3回変わるという黒板メニュー。一期一会のお料理たち

結論として、ここは町中華の仮面をかぶったネオ中華に違いない! ネオ中華の定義とか知らんけど......、そこいらの町中華のレベルではない悶絶の料理がでてきたから個人的にネオ中華ということにしてしまいます。

通いたくなるお店がまたひとつできたという幸せを噛みしめております。それでは来週も気になるお店でお会いしましょう。さよなら、さよなら、さよなら。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・寺見(トンカティスト)

B級グルメをこよなく愛し100%外食で過ごす生活を続け、人生残り何回食事できるかをカウントダウンしながら生きています。とんかつ好きが高じ“トンカティスト”として執筆やインフルエンサーとしても活動中。大分県出身・40歳(独身)

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