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メニュー選びからワクワクが止まらない!代々木上原【オトナノイザカヤ 中戸川】|シェフがオススメするお店に行ってみよう

こんにちは。毎週木曜〈シェフがオススメするお店に行ってみよう〉をお届けしている、編集部の郡司です!
今回紹介するのは、学芸大学【リ・カーリカ】の堤シェフがオススメする、店名に“オトナノイザカヤ”と冠した代々木上原のお店。その誘惑的な響きに胸を膨らませてうかがってきました。

【オトナノイザカヤ中戸川】の『尾鷲産 特大岩ガキ エシャレットビネガーで』1,200円

さて、今回も「シェフがオススメするお店」サイトからピックアップした、お店と料理をご紹介!

ご紹介するのは、代々木上原【オトナノイザカヤ 中戸川】。このお店をオススメしてくれたのは、豪快なイタリア料理とおいしいワインで人気を博し、いまや学芸大学駅周辺に数店舗展開する【リ・カーリカ】オーナーの堤亮輔シェフです。

【オトナノイザカヤ 中戸川】をオススメする料理人
【リ・カーリカ】 堤シェフ

【リ・カーリカ】 堤シェフ

イタリアン出身の中戸川さん。日本の家庭料理と、イタリア料理らしいメニューやパスタもあり、ジャンルを問わずおいしいものが食べられます!

店名の最初に、オトナノイザカヤ……? 居酒屋って、そもそも大人の持ち物じゃないか……! あえて、そう名乗るあたりがとても気になる。

堤シェフのコメントと、“オトナノイザカヤ”という響きに胸を膨らませ、今回もこちらのお店に伺ってきたわけなんですが……

結論からいうと、【オトナノイザカヤ 中戸川】は、まさしく大人がワクワクできるお店で、一気に大好きなお店になってしまいました。自分自身が体験したその魅力が、読んでる方にもなるべく伝わるように書いていきたいと思います……!

    代々木上原駅改札からすぐ。お店があるのは2階

    代々木上原駅改札からすぐ。お店があるのは2階

カウンターに座り、まずはハートランドの生ビールを注文。薄めのグラスで出てくるビールは、泡のキメが細かく、スムーズなのどごしが一日の仕事の疲れを癒します。

  • ハートランド、生ビール(小) 600円

    ハートランド、生ビール(小) 600円

  • お通し『マグロの血合の山椒煮』。少し甘辛目の味付けに山椒がよく合います

    お通し『マグロの血合の山椒煮』。少し甘辛目の味付けに山椒がよく合います

お通しでビールをやりながら、ゆっくりメニューを眺めると……
まぁーーーーーー、気になる料理の多いこと!

    【中戸川】のメニュー。隣店【キガルニワショク弾】のメニューもすべて注文できるようになっている

    【中戸川】のメニュー。隣店【キガルニワショク弾】のメニューもすべて注文できるようになっている

ちょっと抜粋するだけでも……
『極太白アスパラ 目玉焼きのせ』
『美味しすぎるカプレーゼ』
『尾鷲産特大鰺フライ 自家製タルタル添え』
『豚とウサギの自家製ボローニャ風ハム』
『尾鷲産鬼エビと白瓜の冷静パスタ 唐墨がけ』

素材がしっかり書いてあるので、なんとなく料理のイメージはできます。

なのにどんな味なのか、絶妙に想像しきれない……! なにを選ぼうか、初手から迷いに迷いながら、ようやく2品を注文しました。

『特大岩ガキ エシャレットビネガーで』
『赤イカのレアーな炙り レモンギュッ』

一品ずつ、いきますよ……!

それっ!

見たこともない大きさの岩ガキ

    『特大岩ガキ エシャレットビネガーで』1,200円

    『特大岩ガキ エシャレットビネガーで』1,200円

このカキを見た瞬間、「えぅぉっ!!!?」とうめき声に近い声が、自分の口から出てくるのをはっきりと自覚。うろたえるようすをカウンター越しに察知したスタッフの方の、「大きいですよね、それ!」というフォローの声がしみる……。

ゆうに手のひらを大きさを超えるカキ。あまりに大きすぎて、そもそも3つにカットした状態で持ってきてくれています。

尾鷲産で、天然ものだというからまたびっくり。尾鷲、行ったことないけどもしかすると巨人の都なのか……?

    通常サイズのおしぼりと並べて撮影してみた

    通常サイズのおしぼりと並べて撮影してみた

大きさ伝わったかしら? 不安。

それでは、いただきます。
んぉぉぉ……うんんんまいぃぃ………!!!

まず、カキがもつ磯の香りとオリーブオイルの香りが混ざり合い、エシャレットソースの酸味がさっぱりと爽やか。しかしその後、濃厚で繊細なカキのクリーミーな旨みがくぁぁぁぁ、っとこれでもかと押し寄せてきます。

「これだけ身が大きいと大味になるのでは」という心配はまったくの無用だったことをここにお知らせいたします。

    『赤イカのレアーな炙り レモンギュッ』(1,400円)

    『赤イカのレアーな炙り レモンギュッ』(1,400円)

続いては、イカ。メニュー名にあるので、レモンをちゃんと絞ってから食べます。うん……これは柔らかすぎて、歯がまったくいらない。え、イカで歯いらないってあり得る?

レアなぶん、甘みというかとろみがあって、ねっとりと濃厚な旨みがたまりません。玉ねぎのマリネ、レモンのしゃっきりと酸味が、イカと一緒に食べたときに味覚を補完するような関係性。

いつも居酒屋でいただく『イカの炙り』との違いに、心の中では「これが、オトナノイザカヤかっ……!」という言葉がリフレインしています。

予想を超えた2品をいただいて
期待がさらにふくらんだ

    この料理は、どんな風に予想を超えてくるんだろう……と悩む時間が楽しい

    この料理は、どんな風に予想を超えてくるんだろう……と悩む時間が楽しい

予想をはるかに超えた2皿を食べ終え、メニューへの期待は爆上り。締めに向かうまでのプランを頭の中で練り上げ、冗談ぬきで10分ちかくメニューを眺めて、ていねいに試合を組み立てていきます。

そして、ようやく後半戦のプランが決定!

『名物トリュフつくね 卵黄添え』を山場に、
『あん肝ポン酢』でしっぽり日本酒を飲み、
締めは『自家製ちりめん山椒とアツアツごはん』。

今日は、もう勝ったこれ……。

    『名物トリュフつくね 卵黄添え 二本』1,600円(写真は一人分)

    『名物トリュフつくね 卵黄添え 二本』1,600円(写真は一人分)

小さめのハンバーグほどの大きさのつくねに、甘辛いたれ、おろしたトリュフをぼわっとのせて。
トリュフを使った料理にありがちですが、香りがすべてトリュフに支配されてしまうことがありますよね。食べてみるとわかるのですが、そうならないほどの絶妙なバランスです。つくね自体の味と香りをそこなうことなく、だけどもほのかにトリュフが香る、その上質に感じる仕上がりに驚きでした。

とろっと崩した卵黄につけると、つくね、トリュフ、卵黄の三つ巴の攻防戦が口の中で始まります。3者とも一歩もゆずらぬまま、最終的には融和して、美味という平和が訪れます。

つくねを食べ終え、少しスピードを落として、今度はゆっくりとつまみながら飲むことに。

  • 完熟の柚子胡椒がのった『あん肝ポン酢』。はじめて見る組み合わせだが、そのおいしさたるや……

    完熟の柚子胡椒がのった『あん肝ポン酢』。はじめて見る組み合わせだが、そのおいしさたるや……

  • 日本酒『大七(純米生酛)』をいただきながら

    日本酒『大七(純米生酛)』をいただきながら

お酒とつまみをいただきながら、カウンターでスタッフの方と少しお話し。

談笑しながらも、こちらの進み具合をみつつ、締めのご飯のタイミングをはかってくれているのがわかり、その気持ちにほっこりとします。

よし、最後の締め、いくか〜〜〜!


じゃんっ!

    『自家製ちりめん山椒とアツアツごはん』 650円

    『自家製ちりめん山椒とアツアツごはん』 650円

これこれ!

まだ湯気が立っているアツアツほくほくの白いごはんに、たっぷりかかったちりめん山椒。じゃこの塩気と香りが、お米の甘さを引き立てて、そこに山椒のさわやかな痺れが心地いい刺激で加わる。一口の中にある、いくつもの日本らしい香りと味。

白ごはんのおいしさが際立ちすぎて、月並みながら「あぁ、日本人でよかったなぁ」と思わざるを得ません。


……はぁ、おいしかった! ごちそうさまでした!

いい意味で、予想を裏切る
“オトナノイザカヤ”

    いまは20時までの営業(LO19時)なので、18時にはうかがいたいところ

    いまは20時までの営業(LO19時)なので、18時にはうかがいたいところ

サービスやコンテンツを提供する側の心得として、「予想は裏切るように、期待は裏切らないようにつくる」という言葉を聞いたことがあります。【中戸川】さんの料理はまさしく、予想を裏切りつつ、期待は裏切らないものばかり。だから、注文そのものが楽しくなる。

オトナが楽しめる、オトナだから楽しめるイザカヤ、ここまで読んでいただいた方にはぜひその楽しさを味わいにうかがってもらいたいです。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・郡司

旅行ガイドブックの編集者だったが、外食・居酒屋好きが昂じてヒトサラへ。居酒屋文化とシューマイ、痺れる麻婆豆腐が大好き。

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