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〈行ってみた〉誰もがズキュンと射貫かれてしまうイタリアン【CICLO(チクロ)】西荻窪

ヒトサラ編集部が、気になるお店に実際に行ってみるこちらの企画。今回うかがったのは、中央線沿い、「西荻窪」駅にあるイタリアン【CICLO(チクロ)】。物珍しいパスタやイタリアンワインを飲みながら、シチリアの風をほのかに感じられるお店です。

【CICLO】料理

この記事を書いた編集部員
ヒトサラ編集部 宿坊

ヒトサラ編集部 宿坊

夏生まれ、夏育ち。今日は洗濯物にセミがとまって大声で鳴いていました、いい季節です。すこし仕事を休んで、おいしいかき氷屋さんで涼みたい。

みなさまこんにちは。月曜担当の宿坊です。
今日はどこで飲もうかな~と今宵のひとときを思うとき、特定のお店ではなく、歩きたくなるエリアが思い浮かぶこと、ありませんか? 私の場合、それは「西荻窪」なのです。なんだか好きで、なんだか今日も行きたい気がする。

    【CICLO】外観

    「ワイン飲め〼」……そうだ、【CICLO】に行こう

そうして足取り軽くバスに乗りこみ、向かった西荻窪。現れた「ワイン飲め〼」は、気になっていた【CICLO】さんです。ガラス張りの外観にもズキュンときてしまう。こういう出合いが、西荻窪には多いような気がします。

  • 【CICLO】内観

    扉を開けると、ガラスケースに並んだ魅惑のスイーツたちがお出迎え。10:00~16:00はコーヒーとドルチェが楽しめるお店のようです

  • 【CICLO】内観

    席から臨むのは数え切れないほどのワインが並ぶ絶景。これは必ずおいしいワインと出合えるはず

数種類の素敵な「こんばんは」に迎えられながら、L字型カウンター席の一番奥に通してもらいました。「いらっしゃいませ」ではない挨拶をしてもらえるだけで、お店との距離が近づいた気がしてズキュン。店内は外から見るよりも奥行きがあり、周りのお客さんとの間隔を保てて安心感がありました。

    【サラマンジェ】料理

    本日のメニュー。どう考えてもここからいくつかだけを選ぶのは至難の業である

なんとも魅力的な品々。眉間にしわをよせながらうなっている私を見かねて「おひとりさまには特別に前菜盛り合わせもできますよ」とお店の方が声をかけてくれました。ズキュン。お言葉に甘えるとともに、合わせてスパークリングをお願いしました。

  • 【CICLO】ドリンク

    イタリアのスパークリングワイン『Costadilà Bianco』。通称『ぐるぐる』

  • 【CICLO】料理

    『冷たい前菜の盛り合わせ』

スパークリングは2種類から選ばせてもらえました。選んだのは通称『ぐるぐる』だというこちら、ラベルからもうズキュンでした。柑橘が香るすっきりとした飲み心地で、マスカットのような印象。フレッシュな果実をそのまま味わっているかのような豊かさを感じます。

前菜の『ナスのカポナータ』は、旬ならではのトマトの甘みが幸せで、とろっとしたナスとナッツの香ばしさとの相性もよく、罪深いほどにお酒が進みます。『ブッラータチーズ』は上にトリュフが添えられていて、チーズの酸味に続いてふくよかに香ります。

    【CICLO】ドリンク

    こちらもイタリアの白ワイン『Note di Bianc 2020 Alessandro Viola』

続いて白ワインをお願いすると、今度は3種類から選ばせてくれました。ソムリエの方が「シチリアの人々は、こういうワインを飲んでいるんだなって感じますよ」とおっしゃっていたのが印象に残ったこちら。なるほどレモンをものすごく感じます。酸味が白ワインというよりレモンのそれで、こんな暑い日にキンっと冷やして飲めることは、なんと贅沢で幸福なのでしょう。

  • 【CICLO】料理

    『温かい前菜の盛り合わせ』

  • 【CICLO】料理

    外カリカリ、中ジュワ~な幸せ

前菜左側は『ズッキーニのフリット』。ナイフを入れると、まるで肉汁のようにズッキーニの水分がじわあと衣を濡らします。なんてみずみずしいのだ……! 旬野菜のありがたみを思わずにいられません。右は牛タン。シンプルな調理だからこそ引き出せるおいしさ、そしてバルサミコの酸味がお肉の旨みを引き立てています。

    【CICLO】料理

    『ジロール茸とアサリの軽いクリームソース パッケリ』

やっぱりパスタも外せないなとオーダーしたこちら。パ……パッケリ? どんなものだろうと想像を膨らませていると驚きます。パスタにナイフとフォークを使うのは初めての経験でした。もっちもちのパッケリに軽めのクリームソースが絡んで、キノコとアサリの旨みが、みるみる白ワインを減らしていきます。

    【CICLO】料理

    ナッツやレーズンの入ったアイスクリームはシェフの心遣いで

本当は『鶏バター』も既に注文していて、シェフに「ガラスケースのデザート食べられるんですか?」と聞いたり、もっともっと食べる気満々だったのですが、ゆっくりパッケリを味わっていたらお腹はパンパンに。見かねたソムリエさんが気を遣ってくれて、まだつくっていなかった『鶏バター』は次回に、としてくれました。そんなやさしさにもズキュン。

せめてデザート食べたかったなぁ悔しい……という表情になっていたのでしょうか。シェフが一口サイズのアイスを出してくれました。ズ……ズキュン……! 後にも先にも、ひとり飲みでこんなに嬉しくなってしまうことはありません。

    【CICLO】内観

    私の胸をときめかすポイントは、内装のあちらこちらにも

料理やワインがおいしいのはもちろんでしたが、こんなにもゲストの心を打つサービスが行き届いているお店に出合えたことが、何よりも嬉しかったです。西荻窪はやっぱり最高。外まで見送ってくれたシェフが、「お仕事がんばってくださいね」と一言。ズキュン。ちょっと泣いちゃいそうになりながら、夏の夜風が火照った顔に心地よい帰り道でした。

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この記事を作った人

ヒトサラ編集部・宿坊 亜華梨

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