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更新日:2021.07.21食トレンド

〈行ってみた〉ほっとするリストランテ【ドンブラボー】国領

こんにちは。水曜日の宿坊です。
7月からは隔週の配信となりますが、熱量は2倍でお送りさせていただきます。今回うかがったのは「国領の奇跡」と名高いリストランテ【ドンブラボー】さん。うかがうまえはその評判の高さに、格式が高い印象をいだいておりましたが、扉を開けるとそこにはただあたたかく、素敵なレストランがありました。

【ドンブラボー】料理

この記事を書いた編集部員
ヒトサラ編集部 宿坊

ヒトサラ編集部 宿坊

夏生まれ、夏育ち。今年もこの季節がやってきたので、元気はふだんの2割増しです。そろそろ冷やし中華をはじめたい。

人生ではじめて降り立った「国領駅」。ひらけたロータリーから見える広い空の下、しとしと降る雨が運ぶ湿気すらひんやりと心地よく感じます。お目当て【ドンブラボー】は通り沿いを5分ほど歩くと到着です。

    【ドンブラボー】外観

    コンクリートの門から覗く、あたたかい木の扉にときめく

金曜日の18:00を過ぎたころで、店内は満席。お店の方と親しげに会話をしているお客さんもちらほらといて、この地に根付いた愛されているお店だということがよくわかります。木材をたくさん使用した店内は、初めて来たのに居心地がよく、少し張っていた心がほぐれていきます。

    【ドンブラボー】メニュー

    本日のメニュー。食材名か料理名というシンプルな内容に想像がふくらみます

まず白ワインをお願いすると好みを聞かれ、それを聞いてさらに3種類から選ばせてくれました。柑橘系の香りのするそれが、最初に出てきた根セロリの冷製スープとよく合います。

  • 【ドンブラボー】料理

    『ブルスケッタ』

  • 【ドンブラボー】料理

    『フォアグラ』

つづいてフィンガーフードが2皿。鮮やかな赤色の『ブルスケッタ』は中にサバが入っていて、口に入れた途端に香りが押し寄せます。幸せ……。フルーツトマトはとてもフレッシュで、その甘やかな余韻を色濃く残していきます。

コーヒーの芳醇な香りをたずさえて運ばれてきた『フォアグラ』は、表面がパリっと香ばしく、中のフォアグラの濃厚でクリーミーな味わいと、それに負けず劣らずイチジクとカカオニブの存在感もしっかりと堪能できます。

    【ドンブラボー】料理

    『鮎』

その泡の存在感に驚かされた『鮎』はオイルで煮込まれたコンフィとなって登場しました。アユは骨まで食べられて、香ばしさとやさしい味わいにワインもすすみます。ヨーグルトとハーブのオイルソースは酸味と塩味のバランスが最高で、シャキシャキのおかひじき、シャインマスカット、枝豆も格段においしく感じました。泡の正体は青リンゴ味で、上からケールの粉をかけて仕上げています。それはふわりと香り、この料理を一段と華やかにしています。

  • 【ドンブラボー】ドリンク

    『ミエ イケノ ピノ・ノワール 2019』

  • 【ドンブラボー】料理

    『トリッパ』

白ワインを飲み干して、次の肉料理に合わせて「特別軽い赤ワインを」とお願いしました。素敵なラベルのこちらのワインは、八ヶ岳の農園でつくられた日本ワインで、おだやかな酸味と驚くほど軽いすっきりとした口当たり、そしてハーブのような香りがとても印象に残りました。

『トリッパ』は、牛の胃袋をクラシックなトマト煮込みで仕上げていて、ちょっぴり辛味があるアラビアータのような味わいです。ゴーヤのソースとバジルのオイルでほんのり苦みが絡んで、いつまでも食べていたい最高の組み合わせでした。

    【ドンブラボー】料理

    『蛤(ハマグリ)』

『蛤』は、千葉県のハマグリをたくさんかけたパスタで、パクチーがたっぷり乗っています。ハマグリの身は入っていないのに、とんでもなくハマグリを感じるのがすごくて、その旨みと絶妙な塩加減が細めのパスタによく絡んで至高。旨みたっぷりのスープを、最後の一滴まで飲み干してしまいました。

    【ドンブラボー】料理

    『ピザ』

お店に入った途端目に入る大きなピザ窯が印象的な【ドンブラボー】さん。リストランテで本格的なピザが食べられるなんて……! 席からピザができあがっていく様子を眺めるのも一興です。国産小麦の全粒粉とヨーグルトを使ったという生地は軽やかで、ここまでたくさん料理をいただいてきたのにさらっと食べられるのが不思議。マルゲリータとクアトロフォルマッジのハーフアンドハーフという、ピザ界の重鎮たちをコースの最後に味わえる幸せを噛みしめます。

    【ドンブラボー】その他

    冷たい料理には冷えたカトラリーを。細やかなサービスがとても嬉しいです

食べ終わって思うことは「近くに住んでいる人がうらやましい」ということ。料理はしっかり裏付けされたおいしさで、「リストランテ」であることは間違いないのですが、この「通いたい」と思う気持ちは、あたたかいサービスや、居心地のよい店内の雰囲気があってこそなんだと感じました。

外まで見送ってくれたシェフやスタッフの方々のあたたかさに後ろ髪を引かれながらも、その名をしっかり胸に刻んだ国領駅へと帰路につきました。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・宿坊 亜華梨

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