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更新日:2021.08.27食トレンド

〈行ってみた〉本当の「贅沢」が味わえる朝食【銀座 稲葉】

ヒトサラ編集部が、気になるお店に実際に行ってみるこちらの企画。今回紹介するお店は、伊勢志摩のリゾート、アマネムで総料理長を務めた稲葉正信さんが、2021年7月7日銀座の地にオープンした日本料理店【銀座 稲葉】。そのアマネムで「世界最高の朝食」に選ばれた朝食メニューをさらに洗練した【銀座 稲葉】ならではの朝食を、一足先にいただいてきました。

銀座稲葉の「世界最高の朝食」

この記事を書いた編集部員
ヒトサラ編集部 宿坊

ヒトサラ編集部 宿坊

好きな料理のジャンルは? と聞かれたら、迷わず「和食」と答えます。おのずと自然の恵みに感謝する気持ちにさせられる和食の佇まい。頭が下がります。

新橋駅や東銀座駅から徒歩約5分程度の好立地に凛と佇む【銀座 稲葉】。朝の清々しい光を浴びながら、背筋が伸びる思いです。お店を出す際に稲葉さんは、季節感や温度を感じられるよう「路面店」にこだわったそうです。

    【銀座 稲葉】外観

    白い外壁のシックな外観は、銀座という都会を離れた心地にさせられます

すでにディナーの営業は開始していますが、朝食の提供は2021年11月1日から。10:30開始の一回転を予定されています。出来立てのだし巻き玉子や、焼き立ての魚、炊き立てのお米を、ゲストのタイミングに合わせて出してくれます。そういったこまやかさ、丁寧さが、世界最高たる所以なのかもしれません。価格は税込8,000円です。

    【銀座 稲葉】料理

    目覚めの一杯は、トマトジュースとオレンジジュースから選ばせてくれます

朝食の幕開けは『目覚めの一杯』から。和歌山県の谷井農園でつくられたマンダリンオレンジを使ったオレンジジュースと、三重県のポモナファームでつくられたトマトを使ったトマトジュースから選べます。稲葉さんが特にこだわって、ホテル時代から出しているというジュースです。私はオレンジジュースをチョイスしました。オレンジの粒感が心地よく、やさしい甘みが寝起きの体にスッと染みわたります。

  • 【銀座 稲葉】料理

  • 豆乳で温めているという『湯豆腐』は、濃厚な豆腐と身の締まった湯葉が口の中でとろりとろけて幸せ。胃がじんわりと温まってきて、食べる準備が整っていきます。

    【銀座 稲葉】料理

    本膳には応量器を使用し、禅の世界観を演出

目の前に現れた途端に思わず歓声を上げ、この贅沢さに心酔しきってしまいます。応量器の大きいものから順に『京都の賀茂茄子(かもなす)と万願寺とうがらしの焼き浸し』、『明石産タイのごま醤油かけ』、『しろ菜とワタリガニの煮びたし』、『切り干し大根とひじきの炊き合わせ』、『伊勢海老とアワビの天ぷら』、『牛肉のしぐれ煮』となっています。ご飯は白米か玄米から選べて、汁物は『けんちん汁』です。

    【銀座稲葉】料理人

    夜の土鍋と違い、羽釜を使用した炊き立てのお米をいただけます

ひとつひとつ手の込んだたくさんの料理と、炊き立てのご飯を一緒にいただき、素材の甘みが溶けこんだ『けんちん汁』でお腹を満たす。ありふれたようでいて、普段の食生活ではなかなか味わうことのできない経験です。目の前の料理と、来てくれたお客さんに、ただまっすぐ誠実に向き合うという姿勢を体現しているように感じました。

    【銀座稲葉】料理

    左奥から『だし巻き玉子』、『大山地鶏』。右奥から『ノドグロの焼き物』『金目鯛の西京漬け』

本膳だけで満足させないというのも【銀座 稲葉】の朝食のすごさです。もうもうと湯気を漂わせて現れただし巻き玉子に息を飲み、目の前でパチパチといい音を立てながら焼かれた、出来立ての魚が目の前に。

  • 【銀座稲葉】料理

  • このだし巻き玉子に箸をいれると、そのぷりっとした感触に驚かされます。だしを多く使用することでふくらみを抑え、ギュッと身のつまったジューシーなだし巻きに仕上げているのだそう。

  • 【銀座稲葉】料理

  • 本膳の『明石産タイのごま醤油かけ』を、最後に鯛茶漬けにしてくれるというサービスも特別感があります。このひとつの演出が色濃く印象に残り、忘れられない外食の記憶に変わります。

    【銀座稲葉】内観

    ご飯をおいしく食べることを想定して設えた「おくどさん」が望めるカウンター席

「朝と夜とで全然コンセプトが違うんですよ」と稲葉さん。夜はこだわった食材を楽しむ、ちょっと高級な贅沢。一方で、朝は炊き立てのご飯や巻き立ての玉子、炭火焼きの魚など、ありそうでなかった贅沢。今の日本における「本当の贅沢」をお客さんに味わってほしいという想いで、いつかお店をやるときは朝食をやる、と決めていたそうです。

至れり尽くせりの朝食は、心から幸せなひとときでした。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・宿坊 亜華梨

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