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更新日:2021.09.16グルメラボ

焼鳥屋で「〆」ざんまい! 浅草【焼鳥トリビアン】|シェフがオススメするお店に行ってみよう

普段から通っている本当においしいと思うお店を、プロの料理人に聞く「シェフがオススメするお店」。その中から、ヒトサラ編集部が気になるお店をピックアップして食べに行きました。今回は、浅草にある【焼鳥トリビアン】。とっても美味しい焼鳥を楽しんだあとに、最高の〆&デザートが待っているのです......!

焼鳥屋で「〆」ざんまい! 浅草【焼鳥トリビアン】|シェフがオススメするお店に行ってみよう

木曜にお届けしている〈シェフがオススメするお店に行ってみよう〉シリーズ。今回お伺いしたのは、浅草観音裏の路地にある【焼鳥トリビアン】さん。お肉料理のおいしいイタリアン【カルネヤ】の高山シェフがオススメしているお店です。

【焼鳥トリビアン】をオススメする料理人
高山シェフ

高山シェフ

焼鳥はもちろん、鶏のスープの中華麺など、鶏のよさを再発見できる料理がいただけます。大将が選ぶ野菜もおいしく、焼鳥とのバランスも最高です。

「焼鳥屋でラーメン?」と少し驚きましたが、なんとほかのシェフも同じようにラーメンをオススメしていました。調べてみると、鶏のガラで取ったスープを使用しているよう。期待に胸が踊り、予約した日から気合十分、〆料理も存分に楽しめる胃袋に仕上げていきました。

訪れた日は雨。少し冷える夜でしたが、こぢんまりとした店内は予約のお客さんで満席でした。

    レストラン桂の外観

    浅草駅から花やしきの方面に歩いて10分ほど。住宅街のなかにあるので見逃さないように......

案内されたのはカウンター席、焼き場の目の前。柔らかな笑顔の大将が手際良くお肉を焼いています。つややかなレバー、おおきなつくね、ぷりんぷりんのモモ肉......。思わず「大将!同じものをすべてお願いします!」と言ってしまいそうな特等席です。

「コースもありますし、単品でも大丈夫ですよ」
「ちなみに、『砂肝刺』『レバ刺』はまだありますので。合い盛りもできるので言ってくださいね」

そ、それは早速単品でいただきたいです!!

    レバ刺しと砂肝刺

    在庫が少ない予感がしたので、早速発注をしてしまった『レバ刺し』『砂肝刺し』の合盛り

上質なトロを彷彿とさせる美しい身の色。黄金色に輝く麦酒を添えれば、金曜夜の宴のはじまりです。
新鮮な砂肝は噛むたびに「さく、さく」と心地の良い音を奏で、レバーはとろりと溶けていく。柔らかなポン酢の酸味としょうがが合う。気になった焼き物をオーダーして、出来上がるまでの幸せなひとときです。

さぁ、焼鳥も食べていきますよ〜!

  • レバー

    もちろん焼いても美味しい『レバー』。なかはふんわりとろ〜りが嬉しい

  • 『つくね』は生地の味がしっかり濃い目でお酒が進んでしまいます

    『つくね』は生地の味がしっかり濃い目でお酒が進んでしまいます

そして衝撃的な『うずら』。なんと青のり味と醤油味の2つの味が楽しめるのです。この2つあって嬉しい味の組み合わせ、なんだろうと思えば「ポテトチップス」。青のりの塩気と、少し薫香のある醤油どちらもいただけるなんて他のお店ではなかなかありませんよね。楽しい......。

    うずら

    こちらも絶妙な火入れですこし柔らかな仕上がり。何本でもおかわりしたくなってしまう

このほかにも『わさび焼き』『ねぎま』といった王道メニューから、時価の鴨焼きやカチョカバロチーズなど変わり種ものまで8本ほどいただきました。もうどれも絶品でこれだけでお腹を満たしたいと思ってしまいますが、まだまだ終わりません。やってきました「〆のお料理」の時間です......!

まずは有名シェフたちが太鼓判を押す『自家製 中華そば』から。

    中華そば

    『自家製 中華そば』600円。小ぶりな器で、入っている卵はうずらです

手のひらに収まるほどのサイズ感、ちょっとレトロなうつわは町の中華屋さんの「お子様ラーメン」を彷彿とさせます。これはいいボリューム感、さっそく麺をすすります。

ズッ......ズズズッ......。

ふっ、ふっ。ズズ......。

はぁぁぁ〜!染みるぅぅう............!!
まるで実家に帰ってきたかのような安心感です。ありがとうございます。

    中華そばの麺

    ありがたかったはずのこのサイズが、嬉しい物足りなさを感じさせます

鶏がらでしっかり出汁を取ったというスープ、すこし芯のある細めのちぢれ麺。肉厚なチャーシュー。とても硬派です。シンプルだけど奥深く、そしてどこか懐かしい。私が生まれ育った札幌の街で食べたラーメンを思い出す......。

焼鳥屋さんの〆でこのラーメンに出会えたことが嬉しい。スープまでぺろりと飲み干してしまいました。

「まだ食べたい......」

私の胃袋はまったく〆っておりません。

    親子丼

    『軍鶏 親子丼』600円。こちらもご飯は少なめで小さめの丼でやってきます

焼鳥屋さんの〆といえば、親子丼ですよね。こちらもいただきます。

ぷりんとした身の鶏、ふんわり半熟仕立ての卵、濃い味の割下。つゆだくなのでご飯もさらりと進む。たとえ二日酔いでも美味しくいただける親子丼です。

ラーメンも親子丼も食べ、お腹も8分目で良い具合です。ですが、私には「別腹」がありますのでまだまだ終わりませんよ。【焼鳥トリビアン】さんには自家製プリンがあるんですから......!

  • 大人のプリン

    『大人のプリン』1,100円。こちらも懐かしいプッチンプリンの容器でやってきます

  • 大人のプリン

    プチン!とするとお皿の上に固めのプリンが登場。食事も終盤ですがテンションもまだ高まります

大人プリンの名に相応しく、苦めに仕上げたカラメルはふんわりと洋酒の香りがします。スーッとゆっくりスプーンが通るほどしっかり固め。甘さ控えめ。でもデザートとしての満足感はこの上ない。ここ1年さまざまな固めプリンを味わってきましたが、もしかするとNo.1に出会ってしまったかもしれない......。


プリンを食べ終えて、ばっちり胃袋が締まりました。最初から最後まで喜びが止まらないお料理たちでした。ごちそうさまです。

〆料理、ぜひみなさん全部コンプリートしてください。絶対にです。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・東

北海道出身。昼からひとりで飲みに出かけたい編集者。小麦を使ったクラフトビールとうどんが好き。

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