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更新日:2025.03.03食トレンド

米の旨みを引き出した、料理と濃厚にとろけあう食中酒 松竹梅白壁蔵「然土(ねんど)」| 3月4日より受注販売を開始

長年にわたり多くの人に親しまれてきた日本酒ブランド「松竹梅」。それを手がける宝酒造が、“本当にいい日本酒とは”をコンセプトにつくり出したのが、この松竹梅白壁蔵「然土」です。2023年秋から年2回・数量限定でしか販売されないレアな食中酒として人気を博しており、3月4日(火)から2025年春限定・550本分の受注販売がスタートします。長年積み重ねてきた伝統の技術を駆使し、食中酒として本当においしい日本酒を目指す、松竹梅白壁蔵「然土」の魅力をお届けします。

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松竹梅白壁蔵「然土」ブランドムービー

米の旨みを最大限に引き出した
こだわりの食中酒「然土」

    「然土」というネーミングは“N(ever) end”に由来しており、自然の恵みに感謝し、米の旨みを存分に引き出すために田の土づくりから始めるこだわりと、新しい日本酒の未来を切り拓いていくための活動を絶え間なく続けていく決意が込められています

    「然土」というネーミングは“N(ever) end”に由来しており、自然の恵みに感謝し、米の旨みを存分に引き出すために田の土づくりから始めるこだわりと、新しい日本酒の未来を切り拓いていくための活動を絶え間なく続けていく決意が込められています

食中酒として本当においしい日本酒をつくりたい――。そんな強い想いを胸に生み出されたのがこの松竹梅白壁蔵「然土」。商品名にも入っている白壁蔵とは、兵庫県神戸市・灘にある蔵のことで、2001年に高品質で本当にうまい酒を追求するべく建てられ、これまでも多くの日本酒をつくり出してきました。

そして、2023年に誕生したのがこの松竹梅白壁蔵「然土」でした。同年10月に初めて400本限定でリリースし、2025年春には4回目の限定リリースを迎えます。

    現代の技術と伝統の技が融合した「松竹梅白壁蔵」

    現代の技術と伝統の技が融合した「松竹梅白壁蔵」

「米からつくる日本酒だからこそ、米のおいしさを余すことなく引き出したい」と、米はなるべく磨かず、精米歩合を吟味。一般的に、精米歩合が低い=より磨かれている方が華やかな香り高い日本酒になると言われ、精米歩合が高い=なるべく磨かない日本酒は香りが抑えられ、米本来の香りや味わいが高くなると言われています。その年収穫したお米の状態によってなるべく磨かない中で、目指す味わいを実現する精米歩合を吟味しています。米本来のふくよかな味わいを活かした日本酒に仕上げられています。

その味わいを生み出すために、米づくりから醸造工程まで、並々ならぬこだわりを見せています。

契約農家とともに取り組んだ「米づくり」、
手間暇かけた製法の「生酛造り」

    山田錦の栽培を行っているのは、兵庫県のほぼ中央に位置する西脇市。近隣を流れる加古川や杉原川などの豊かな水資源にも恵まれ、この地域は米の産地としても知られている

    山田錦の栽培を行っているのは、兵庫県のほぼ中央に位置する西脇市。近隣を流れる加古川や杉原川などの豊かな水資源にも恵まれ、この地域は米の産地としても知られている

「おいしい日本酒は米づくりから」という理念のもと、兵庫県西脇市の篤農家である藤原氏との協働で、高品質で環境に優しい山田錦を栽培。日々、土づくりや日照条件などのデータを蓄積し、雑味を生む「粗たんぱく質」の最適化や、「心白発現率」の改善に努めています。

    稲作時に発生するメタンガスの排出量は、中干し期間の延長等の試みにより大きく削減できている

    稲作時に発生するメタンガスの排出量は、中干し期間の延長等の試みにより大きく削減できている

松竹梅のスタッフが掲げるもう一つの重要な命題は、環境負荷を考慮した取り組みです。篤農家と協力し、山田錦の品質向上を目指しつつ、地球温暖化の原因となるメタンガスの削減に努め、上質でサステナブルな米づくりを実現しています。


    自然な圧力で滴る部分だけを集めた「袋吊り」という手法

    自然な圧力で滴る部分だけを集めた「袋吊り」という手法

さらに、米のおいしさを最大限に引き出すために選んだのが、日本伝統の「生酛造り(きもとづくり)」でした。「生酛造り」とは、明治時代中盤まで主流だった日本酒の製法で、手間と時間をかけてじっくりと酒母を育てます。松竹梅白壁蔵の「生酛造り」では、厳選した独自の微生物のみが最大限に働く環境を整え、大地に育まれた米の旨みを存分に引き出します。

それを丁寧に醸した後、自然な圧力で滴る部分だけを集める「袋吊り」という手法で搾り、無濾過原酒のまま瓶詰めします。その後、壜燗にて慎重に火入れを行い、マイナス5℃の低温で貯蔵。最適なバランスに整ったところで、商品としてリリースします。

今回発売となる2025年3月ロットについて、テイスティングされたマスターオブワイン・大橋健一氏はこのように語ります。

「その統一されたスタイルとなる『控え目で品のある芳香性』『 緻密で洗練されたテクスチャー』『ミッドパレットの柔らかなる膨らみ』を継承しながらも、昨年のヴィンテージ2022年産米ロットと 比べると、幾分甘みがフォーカスされた、一方でよりスリムな体躯を楽しめる味わいに仕上がっています」

オススメのペアリング

こうして多くのこだわりの中で生まれた松竹梅白壁蔵「然土」。その真価を発揮するのは、料理と合わせたときです。そこで、宝酒造の方にオススメのペアリングを伺いました。


「お造り」×「然土」

「季節感を楽しめる『お造り』と合わせてみるのはいかがでしょうか。この時期なら、鯛、鰆、本マグロの中トロ、車海老、あおりいかなどがオススメです。特に脂ののった中トロと合わせるとお酒の酸味が引き立ち、中トロのねっとりとした食感は『然土』の滑らかさとの相性も抜群です」


「和牛」×「然土」

「『然土』の特徴である米のふくよかな旨みは、油脂分の多い料理とよく合います。そこで、『和牛』のロース肉と合わせてみてはいかがでしょうか。肉からあふれ出る脂の旨みや焼き目の香ばしさが、『然土』のまったりとした米の旨みととろけ合うのでオススメです」


「うなぎの蒲焼き」×「然土」

「脂ののったうなぎの蒲焼きともぜひ合わせてみてください。魚の脂とも相性がよく、うなぎの濃厚な味わいやほんのり甘みのあるタレを包み込み、うまく調和してくれます」


米の旨みとふくよかさが印象的な松竹梅白壁蔵「然土」。後口はすっきりとしていて、心地よく切れていきます。華やかでありながらも穏やかで上品な香りは、食事を邪魔しません。どんな料理とも合わせやすいのが「然土」の最大の魅力です。多彩な料理を包み込み、濃厚にとろけ合うその味をぜひ堪能してみてください。

松竹梅白壁蔵「然土」

・商品名 松竹梅白壁蔵「然土」
・販売価格:11,000円(税込)
・内容量:720ml
・製造元:宝酒造
・原材料名:米(国産)、米麹(国産米)
・アルコール度数:16~17%
・賞味期限:冷蔵6カ月
・受注開始日:2025年3月4日(火)~、上限に達し次第、受注終了
・受注数:550本限定出荷(2025年3月発売ロット) 

ペアリングのお料理を提供してくださったお店
【和食 浮橋】

住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下るJR京都駅中央口 ホテルグランヴィア京都M3F 
アクセス:JR「京都」駅直結
電話番号:075‐344‐5527(直通) 075‐344‐8888〈大代表〉
営業時間:11:30~14:30(L.O.) 17:00~21:00(L.O.)
定休日:無休
※夕食の会席は、「御室」10,000円、「薫」12,500円、「翠洛」16,000円、「京舞華」20,000円ほか

この記事を作った人

文/嶋亜希子(ヒトサラ編集部)

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