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更新日:2017.02.27グルメラボ

播州の地酒を中心に、兵庫五国の銘酒が150種超! 地の素材を生かした肴を共に心地よく酔える酒亭

店名の通り、播磨地域をはじめ兵庫県内の日本酒の品ぞろえが自慢の一軒。定番の銘柄はもちろん希少な限定酒や新酒まで、個性豊かな各蔵の銘酒を満喫できます。地元の名物料理のほか、手作りの一品料理も豊富で、盃が進むこと間違いなし。

播州の地酒を中心に、兵庫五国の銘酒が150種超! 地の素材を生かした肴を共に心地よく酔える酒亭

個性豊かな兵庫の地酒を粋な酒肴と共に堪能できる
【播州地酒 ひの (ばんしゅうじざけ ひの)】

播州の地酒を中心に兵庫の蔵元の銘酒が勢ぞろい

    日本酒の香りを楽しむため店内は全席禁煙

    日本酒の香りを楽しむため店内は全席禁煙

 酒造好適米の代表格、「山田錦」の名産地として知られる播磨を含む兵庫五国(播磨、摂津、丹波、但馬、淡路)は、大小合わせておよそ70もの蔵元が点在する日本酒の名産地でもあります。地域によって風土が大きく異なる兵庫県内では、その地に根差した蔵ごとの個性を発揮。「兵庫の地酒は実にバラエティ豊か。地元の日本酒の魅力を広めたい」と店主・日野 明さんが開いたのが【播州地酒 ひの】です。

    日本酒はグラス90ml(350円・税抜)~。熱燗は1合180ml(000円・税抜)から注文可

    日本酒はグラス90ml(350円・税抜)~。熱燗は1合180ml(000円・税抜)から注文可

 開店当初から日野さん自ら吟味し、徐々に充実してきた品揃えは、今や150種を超えるまでに。香り華やかな「白鷺の城」やどっしりとした酸が魅力の「奥播磨」など播州の地酒はもちろん、赤穂の「安兵衛」や明石・茨木酒造の「来楽」、濃醇旨口の灘の「剣菱」などは限定酒から樽酒まで全銘柄が揃います。

 フルーティな淡麗系から燗で美味しい濃醇系まで、千差万別の兵庫各地の銘酒は季節ごとに登場する新酒も楽しみの一つ。ワングラス100cc(400 円・税抜)から味わえるので、蔵や地域による個性を飲み比べできるのも、この店ならでは。徳利や料理に使う器も丹波焼と、ここにも店主の地元愛が感じられます。注文に迷ったときは、地酒の伝道師ともいうべき日野さんに気軽に相談を。

お酒が進む兵庫五国の旬の味覚と名物料理

    昆布だしがたっぷり染み込んだ、一番人気の姫路風おでん

    昆布だしがたっぷり染み込んだ、一番人気の姫路風おでん

 日本海から瀬戸内海に渡って広がる兵庫県内の酒蔵では、日本海側ならカニ、太平洋側なら穴子やタコなど、それぞれの地の食材に合う酒造りが昔から行われてきました。それゆえ品書きの定番には、兵庫五国の旬の味覚や名物料理が並びます。

 店の顔たる播州の地酒なら、生姜醤油をつけていただくご当地メニューの播州おでん(姫路おでん)がオススメ。昆布と塩だけのダシでさっぱりとした味わいに、お酒が進みます。また播磨灘でとれた300g以上の伝助穴子の蒸し穴や、岩塩とワサビでいただく焼き穴子も看板メニューの一つ。さらに特製ポテサラや大和芋100%のふわとろグラタンなど、手作りの一品も人気です。

    岩塩とワサビでいただく焼き穴子など地の魚も充実

    岩塩とワサビでいただく焼き穴子など地の魚も充実

 地元客にも「こんなお酒が県内にあったの?」と言わしめるこの店は、今や関西のみならず全国に知られる存在。地元の左党に混じって出張や旅行で訪れるお客の姿も。兵庫の食の魅力を楽しむなら、地酒をこよなく愛するこの酒場へぜひ。(日本酒の香りを楽しむため全席禁煙)

この記事を作った人

取材・文/田中慶一(フリーライター)

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