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更新日:2021.02.11グルメラボ

クラシックな王道フレンチがカジュアルに堪能できる店|谷町【Kamekichi】

伝統のフランス料理を軽やかにアレンジしたモダンフレンチや、家庭的な料理を提供するお店など、大阪のフレンチ事情は実に様々です。その中にあって、王道フレンチを肩肘はらないやわらかい雰囲気で堪能できる一軒が大阪ビジネスの中心地、谷町四丁目にあります。

谷町【Kamekichi】

子どもの頃に食べた洋食を原点に、王道フレンチを目指す

大阪メトロ谷町線・谷町四丁目から徒歩5分ほど。人々や車が行きかう大通りを少し入った路地に立つ建物の1階に【Kamekichi】はあります。

    窓から光が差し込む爽やかなお店

    窓から光が差し込む爽やかなお店

2005年にオーナーシェフの亀井健さんがオープンした同店。小さいころから料理好きだった亀井さんが料理人の道を選んだことは自然の流れでしたが、数あるジャンルの中からフランス料理を選択したのは、小さいころ祖母に連れられて行ったレストランの味がきっかけでした。

    思い出の味を語るオーナーシェフの亀井さん

    思い出の味を語るオーナーシェフの亀井さん

「祖母はよくホテルやデパートのフランス料理お店に連れていってくれました。中でも、阪急百貨店の上のレストランで食べた伊勢海老のグラタンはとても美味しく忘れられない味です」と亀井さん。そんな経験から、洋食=美味しいものというイメージが作られて、洋食の道に進みたいと思ったそう。

    王道フレンチを親しみやすい雰囲気で堪能できる

    王道フレンチを親しみやすい雰囲気で堪能できる

店内は木目と白を基調にした明るい雰囲気でまとめられているため、肩肘張らずにくつろぐことができます。また「お客様と近い距離で料理を提供したい」とお客様とスタッフの目線の高さが合う様に、キッチンの床を一段下げているのもシェフのこだわりです。

メニューはアラカルト中心で、クラシックなレストラン料理をラインアップ。「日本では1980年代ごろに流行したフランス料理ともいえるかもしれません。バターや生クリームをたっぷり使って、しっかり作ったソースで食材と一緒に味わっていただきたいと思います」と亀井さん。

王道フランス料理のファンならば、片っ端から食べてみたい料理が並びます。中でもぜひいただきたい料理を紹介しましょう。

フランス料理ならではの丁寧な仕事が光る濃厚ソース

メインの一つ、『紀州産スズキのデュグレレ風(白ワイン蒸し)』は、シェフが得意とするメニュー。常連のお客様は必ず食べたことがあるとも言えるほど大人気の一品です。

    看板メニューのひとつ、『紀州産スズキのデュグレレ風(白ワイン蒸し)』3,300円(税込)

    看板メニューのひとつ、『紀州産スズキのデュグレレ風(白ワイン蒸し)』3,300円(税込)

なんといってもお皿全体にたっぷりとかけられているソースが圧巻! エシャロット、マッシュルーム、トマト、白ワインで作ったソースにスズキを入れて蒸し焼きにすることで、スズキの風味をソースに加えます。濃厚な旨味とコクがあり、しっかりとした存在感を主張するソースは、ふっくら&ホクホクのスズキと相性抜群。エシャロットにより余韻は爽やかで、最後まで一滴残さずソースを味わいたくなる衝動にかられます。

    たっぷりと乗せられたトリュフの香りも食欲をそそる『滋賀の仔猪のキャベツ煮込み』4,620円(税込)

    たっぷりと乗せられたトリュフの香りも食欲をそそる『滋賀の仔猪のキャベツ煮込み』4,620円(税込)

続いて紹介するのは、肉料理の『滋賀の仔猪のキャベツ煮込み』です。フランスの王道料理である「仔牛のブランケット」と呼ばれるクリーム煮込みを、猪で味わうことができます。

猪を煮詰めて旨味を凝縮した出汁と、生クリームの風味が溶けあった上品なソースが何よりの魅力。柔らかい仔猪は独特のクセがなく、ちりめんキャベツで包んで煮込まれているためしっとりとした食感です。マデラ酒と赤ワイン、フォンドヴォーでつないだソースも心地よい酸味を加える良いアクセントになっています。

フランスワインを中心に、飲み頃ワインが200本以上

フランス料理と共に味わっていただきたいワインは200本以上と豊富にラインアップしています。「料理に合うものを」とフランスのクラシックなワインや、自然派ワインなど、数種の中から気分や料理に合わせて選ぶことができます。

    種類豊富なワインが揃い、料理と合わせて楽しみたい

    種類豊富なワインが揃い、料理と合わせて楽しみたい

例えば今回ご紹介した、『紀州産スズキのデュグレレ風(白ワイン蒸し)』には、『ヴィレ・クレッセ』という白ワインがオススメだそう。しっかりしたソースに負けない果実味を愉しめるそうです。

    ワインの知識が豊富なスタッフが提案してくれる

    ワインの知識が豊富なスタッフが提案してくれる

同店の味は、アラカルトのほか、7,700円~のコース、平日のランチセット1,320円などで堪能することができますが、最近『土曜日のランチ』4,950円をスタート(すべて税込)。前菜、メイン、デザート、飲物が楽しめるセットで、前菜とメインはその日のオススメの中からお好きなものを選べるプリフィクススタイルです。「夜の外出が難しい今、ディナー感覚で、当店のスペシャリテをぜひ味わっていただきたいと思います」と亀井さんは言います。

伝統的なフランス料理をリスペクトし、確かな技と丁寧な仕事で仕上げる【Kamekichi】の料理。濃厚な旨味と存在感が抜群のクラシックな味わいは、慣れ親しんだ年配の方はもちろん、その味を知らずに育ってきた若い人たちからも支持を集めます。王道フランス料理へのリスペクトが感じられる逸品をぜひ味わってみてください。

※緊急事態宣言により、営業時間が変更されている可能性があります。最新の営業時間はお店に直接お問い合わせください。

この記事を作った人

茶野真智子(フリーライター)

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