こんなの日本だけ? 知られざる自販機グルメの世界
街に出れば自然と目に入る自動販売機。よく見るものといえば飲料やお菓子などが一般的でしょうか。でも実は、それ以外にも自動販売機で売られているものがたくさんあるのです。
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年中無休の【オートレストラン】
料理は自販機フードだけの【自販機食堂】
進化する自販機グルメ
いつでもあたたかい食事が食べられる【オートレストラン】
【オートレストラン】をご存じでしょうか? コンビニエンスストアや終夜営業の小売店などがまだ珍しかったころ、国道沿いやサービスエリアで流行した、フード自動販売機がズラリと並んだ24時間年中無休の自動レストランです。
その数は年々減少していますが、昭和な雰囲気の佇まいもあいまって、レトロマニアやB級グルメファンの心をわしづかみにし、全国各地に残る【オートレストラン】を訪れる人も増えているようです。
【オートレストラン】の醍醐味は、カップ麺や冷凍食品と違い、購入したら自動調理で提供される麺類や、熱々で食べられるパン系のメニューです。かけそば、天ぷらそば、きつねうどん、ラーメンなどが150~350円程度。ハンバーガーは150~200円と、お財布に優しいのも特徴です。
自販機フードだけの飲食店【自販機食堂】
2014年11月、群馬県伊勢崎市にオープンした【自販機食堂】。以前、オーナーのお母さんが喫茶店を営んでいたという店内は昭和な雰囲気。自動販売機では、オリジナルデザインのiPhoneケースやキーホルダーなども販売しており、いまや知る人ぞ知る有名店となりました。
現在は、うどん&ラーメン、ハンバーガー、トーストサンドの3台が稼働。自家製麺に本格チャーシュー、フライドオニオンがトッピングされた『チャーシュー麺』が看板メニューです。その味も、たかが自販機とあなどってはいけません。長年の商品開発により日々、味が進化しており、自販機フードもおいしく食べられる時代になりました。
「え、こんなものまで?」広がる自販機グルメの世界
1990年代末、おでん缶自販機ブームを巻き起こした東京秋葉原のチチブデンキ。チチブ電機ビル1F自動販売機にはおでん缶を始め、ラーメン缶などの珍しい商品が目白押しです。肉の万世ビルの裏手には名物自販機コーナーがあったり、缶詰食品の新商品が真っ先に販売されたりと、実は秋葉原は熱い自販機グルメスポットなのです。
東京と大阪の地下鉄駅を中心に展開している、カットりんごの【アップルスイーツ】。運営会社のエム・ヴイ・エム商事株式会社は、りんごの生産農家とともに青森産りんごを変色させない新技術を開発。自動販売機の第1号は、2011年1月、東京メトロ霞ヶ関駅に設置されました。『皮なし』200円、『王林・皮付き』200円をはじめとし、『とろ~り はちみつ&生りんご』240円、『とろ~り キャラメル&生りんご』240円など、スイーツ感覚で楽しめるラインナップがそろいます。
昨年11月にオープンした東京・両国駅「-両国- 江戸NOREN」内の【東京商店】には、おちょこ1杯300円で、都内の酒蔵の銘酒を提供する自販機が登場。近い将来、おでん缶を肴に日本酒をたしなむ「自販機居酒屋」が実現するかもしれませんね。
現在、日本には500万台もの自動販売機が設置されており、これは世界的にも類を見ない普及率なのだとか。自動販売機先進国ともいえる日本のフード自販機は、味も向上、種類も増え、ますます魅力的に進化しています。国道沿いや路地裏で手軽なグルメを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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ヒトサラ編集部
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