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更新日:2017.11.02食トレンド

[閉店]ボガマリが和食店をオープン! 渋谷で魚介を食べるなら【ボガマリ 渋二】

北参道の魚介イタリアンの名店【ボガマリ・クチーナ・マリナーラ】が和食の新店【ボガマリ 渋二】を渋谷にオープン。築地では手に入らない珍しい魚介が並ぶショーケースや、素材そのものを堪能できる極上の料理に注目が集まります。
※この店舗は閉店しました

[閉店]ボガマリが和食店をオープン! 渋谷で魚介を食べるなら【ボガマリ 渋二】

路地裏に佇む、さかな料理店

 渋谷の街を表参道方面に歩くこと約10分。青山通りから1本路地に入ったビルの1階に、見覚えのあるホウボウのイラストが描かれた暖簾が。

 暖簾をくぐり店内へ進むと、まるで宝石箱のようなきらきらと光る活きのいい魚介が並ぶショーケースが目に入ります。ここは魚介イタリアンの名店【ボガマリ・クチーナ・マリナーラ】の姉妹店として今夏に開店した【ボガマリ 渋二(旧店名:さかな庵 澪つくし)】。

    開放的な空間が広がる店内。ショーケースには、全国から取り寄せた活きの良い魚介が並びます

    開放的な空間が広がる店内。ショーケースには、全国から取り寄せた活きの良い魚介が並びます

「4年目を迎えたボガマリ、仕入先もオープン当初と比べるとずいぶん変わり、非常に良いもの、ベストなものを取り揃えられるようになってきました」と語るのは、【ボガマリ・クチーナ・マリナーラ】の店主の布上智範さん。「イタリアンだけではなく、魚介の良さを多面的に伝えていきたい」というシェフの平山貴之さんの想いから、姉妹店【ボガマリ 渋二】を開店するに至ったといいます。

東京ではなかなかお目にかかれない魚介も揃う

 カウンター横のショーケースから自分の好きなものを好きな食べ方で注文でき、活きの良い魚介を、最高の調理法で食べられるのが【ボガマリ・クチーナ・マリナーラ】から引き継いだ、このお店の魅力。種類によっては値が張ることもありますが、東京の和食店ではなかなかお目にかかれないような、ドウマンガニやウチワエビ、ゾウリエビ、セミエビに出会える可能性もあります。それらがショーケースに、しかも生きたまま並んでいるのを見れば、価格にも納得。

    『前菜の盛り合わせ』1,500円(税抜)

    『前菜の盛り合わせ』1,500円(税抜)

 旬の魚介を使った小鉢が7~8種類ほど供される『前菜の盛り合わせ』は、お通しとして全てのお客様に提供されます。この日は、自然の優しい甘みが口の中に広がる『蒸し毛ガニとイクラ』、ぷりぷりの生しらすをさっぱりとした生姜酢でいただく、爽やかな口当たりの『しらすの生姜酢』、潮の香りとアワビの旨みが染み込んだ冬瓜が絶妙な『蒸しアワビと冬瓜』などが並びました。このラインナップで1,500円は太っ腹すぎます。

    その日仕入れた新鮮な海鮮が色とりどりに並べられたネタケース

    その日仕入れた新鮮な海鮮が色とりどりに並べられたネタケース

  • 『海老の真丈椀』800円(税抜)

    『海老の真丈椀』800円(税抜)

  • 伊勢海老、大ハマグリ、岩ガキなど大ぶりの魚介を炭火焼きでシンプルに提供

    伊勢海老、大ハマグリ、岩ガキなど大ぶりの魚介を炭火焼きでシンプルに提供

『お造り』は、スタッフが運んでくる本日の魚介が並んだ目にも美しいネタケースから選べます。おすすめもお願いもできますし、好きなものを選ぶことも可能なので、『前菜の盛り合わせ』と『お造り』を肴にちょっと一杯、といった楽しみ方もできます。

 この日イチオシのマキエビは、塩焼き、塩茹で、天婦羅、エビフライなど様々な調理法が選択肢としてあるそうですが、今回は『海老の真丈椀』に仕上げていただきました。ぷりぷりの真丈は、口のなかで優しくふんわり、じんわりとエビの甘みが染み渡ります。優しい口当たりですが、しっかりと魚介のうまみが感じられる出汁も美味。
 ショーケースに並べられたものから、伊勢海老、大ハマグリ、岩ガキなどをシンプルに炭火で焼き上げたものは、素材そのものを直球で味わえます。

    鮨屋の氷の冷蔵庫を模した、特注でつくったワインと日本酒のセラー

    鮨屋の氷の冷蔵庫を模した、特注でつくったワインと日本酒のセラー

 ショーケースの向かいには、白木で造られた立派な冷蔵庫があります。鮨屋によくある氷の冷蔵庫の形を真似したもので、上下で温度帯を変えた、特注のセラーだといいます。
「ボガマリでは扱っていなかった和酒は、実際に自分が飲んで納得したものだけを揃えています。うちでしか飲めない銘柄や、鹿児島と大分に繋がりがあるので、手に入りにくいとされている焼酎も揃えている」と布上さんはいいます。

 ボガマリでは、イタリアワインに限定したセレクトをしていましたが、今回は日本ワインをはじめ、ワールドワイドなワインを魚介、和食に合わせてセレクト。「グラスワインは7~8種類、ボトルは50種類あるので、お好みで料理と合わせて楽しんでいただきたい」と布上さん。

    白木を基調とした、温かで落ち着いた雰囲気の店内。調理姿を目の前で楽しめるカウンター席もおすすめです。

    白木を基調とした、温かで落ち着いた雰囲気の店内。調理姿を目の前で楽しめるカウンター席もおすすめです。

「ゆくゆくはイタリアンのテイストを入れるなど色々とチャレンジはしてみたいですが、まずは、和食の基本に忠実なさかな料理店として認めてもらいたい」と魚介に対する真摯な想いを語ってくれた布上さんと平山さん。そんな2人の活躍に、今後も目が離せません。

【ボガマリ 渋二(旧店名:さかな庵 澪つくし)】

  • ☎03-6427-1205
    住所:東京都渋谷区渋谷2-10-6 山田青山ビル 1F
    営業:12:00~14:00(L.O13:30)/17:30~24:00(L.O22:00)
    定休日:日曜

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