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更新日:2017.06.19グルメラボ 連載

食欲をかき立てるスパイス使い。エスニックでパワーチャージする夏 from「ヒトサラSpecial」

東南アジアの国々の料理がスパイシーなのは、暑さを乗り切るための知恵。発汗作用や食欲増進に効果があり、夏バテ気味の体に活力を与える、この季節にぴったりの食事です。暑い国から、元気の出る料理をお届けします。

夏こそ最高の季節、スパイス香るエスニックを食べに行こう!

渋谷の駅近に佇むインドネシア料理の老舗【アユンテラス】

 ココナッツミルクのまろやかな甘みとトマトの酸味。はじめて口に運んだインドネシア料理『エビのココナッツクリーム煮』(写真上)は、実にやさしい味わいで幕を開けた。かと思えば、プリプリのエビの食感を楽しんでいる合間には、ピリッとサンバル(唐辛子ベースの香辛料)の刺激が顔をのぞかせる。同様に、牛肉のスパイス煮『ルンダン サピ』はとろとろに煮こまれた牛肉なのだが、はじめはやはりココナッツミルクの甘みが誘い、その後にコブミカンやレモングラス、ガランガル(別名・タイショウガ)などの清涼感あふれるスパイスが舌を刺激する。
「インドネシア料理はスパイスが決め手ね。全然、辛くないよ」と厨房を仕切るイ・カットゥ・ゴトラさん。確かに辛いというよりも、辛味の中にある旨味を引き出し、食欲を刺激するスパイス使いがうまいのだ。
 バリ島在住期間の長かったオーナーが本場の味をと開いたインドネシア料理【アユンテラス】は、渋谷の地で17年。現地の味を届けるため、日本では手に入りにくい調味料は本国から仕入れ、フレッシュなハーブをたっぷりと使い、カットゥさんを含めたインドネシア出身の料理人が腕をふるう。
 今や都内のエスニックでは古株。味わう度にさまざまなスパイスが顔をのぞかせるインドネシア料理の名店は、渋谷の地で確かな支持を獲得し、爽やかなバリの風を運んでいる。

    ビーフ、マトン、チキンがミックスされたインドネシア風の串焼き6本。かかっているのはピーナッツソース

  • マンゴーやグァバジュースと赤ワインで作る『アユンテラス』(右)などトロピカルカクテルも豊富に揃う

  • バリの調度品や観葉植物などを配した店内は、本国さながらの南国ムード。常連の大半は女性客だという

 

タイ・セレクト認定のレストランで伝統と革新が共存するタイ料理を

 幡ヶ谷駅と笹塚駅のほぼ中間、甲州街道沿いのオフィスビルの一階。エントランスで仏頭に出迎えられると、店内はチークとバンブーでまとめられたインテリア、壁にはタイの作家による絵画が配された空間。各テーブルには店名の由来となったセラドン(青磁器)の花瓶が配され、アジアンな空間に彩りを添える。ここ【セラドン】はタイ国商務省による「タイ・セレクト」に認定されるレストラン。それゆえ、店は本場さながらの空気感とホスピタリティに満ちている。
「タイ・セレクト」認定の実力は当然料理にも。40年以上タイ料理ひと筋で腕をふるってきたシェフがつくるのは、バンコクを中心としたポピュラーなタイ料理をはじめ、辛味のきいた東北地方のイーサーン料理、北部のチェンマイ料理など。「伝統を大切にしつつ、ヌーベル的な技法を駆使した料理をお出ししたい」とオーナーの千葉弘子さんは話す。
 そんなレストランだが、店には堅苦しい緊張感は一切ない。笑顔あふれるスタッフのサービスは、さすが微笑みの国・タイのレストラン。料理も常連客のリクエストで誕生した裏メニューがあるなど、アットホームな雰囲気も魅力のひとつとなっている。

    干しエビの濃厚なコクと香草の香りが食欲をかき立てるトムヤムスープのラーメン『バーミー・トムヤム』

  • 『ナム・トック(豚)』はいわゆる肉炒めサラダ。辛いことで知られる東北地方のイーサーン料理のひとつ

  • タイビールといえばシンハーが有名だが、チャーン、リオ、プーケットの全4種類をオンリスト

 

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