更新日:2020.08.31グルメラボ
「ウィズ原宿」にできた、資生堂パーラーの新店舗【資生堂パーラー ザ・ハラジュク】をご紹介
近年再開発が続くJR原宿駅に誕生した新名所「ウィズ原宿」。なかでも注目は8階にある【資生堂パーラーザ・ハラジュク】だ。大きく窓が開けたダイニングルームから見えるのは広大な神宮の杜と西新宿の高層ビル群で、まるでマンハッタンのような風景である。今回は、ここでしか味わえないイタリアワインと洋食の魅力をご紹介する。
マンハッタンのような眺めが一望できる店内
地上9階建ての建物は1階に「IKEA」や「ユニクロ」、3階部分は【EATALY】【AUX BACCANAL】などの飲食店があり、風が吹き抜けるテラスで食事がいただける。しかしなによりもおすすめしたいのは、8階に誕生した【資生堂パーラー ザ・ハラジュク】だ。
専用エレベーターで8階にあがると、竹下通り方面を見下ろすラウンジがある。ここはウェイティングバーやカフェとしても使えるユーティリティスペース
上質な料理と洗練されたイタリアワインのペアリング
今回【資生堂パーラー ザ・ハラジュク】のオープンにあたり、店長となったのは銀座【資生堂ファロ】でシェフソムリエを努めていた本田康志さん。
イタリア・ソムリエ日本一を決めるJETカップ優勝歴もある有名ソムリエで、活躍の場を原宿に移し新たなイタリア・ワインの魅力を提案している。料理は資生堂パーラー伝統のフランス料理をベースとした洋食のスタイル。コンソメスープやカレーライスがあるのも資生堂パーラーファンには嬉しい限りだ。
神宮の杜を見下ろしながらのスプマンテ。特別のランチタイムにふさわしいアペリティーヴォだ
オープン直後【資生堂パーラー ザ・ハラジュク】を訪れると早速本多ソムリエが食前酒としてスプマンテをグラスに注いでくれた。極上のランチタイムにはぴったりのアペリティーヴォだ。
この日試したのは前菜、メイン、デザートからなるコース『楠』3,800円。ランチコースは2,800円(平日のみ)、3,800円、6,000円、ディナーコースは6,000円、8,000円、12,000円の3種類づつからなり、本多ソムリエによるドリンクペアリングはランチコース、アルコール4種4000円、ディナーコース、アルコール5種5,000円、6種7,000円、ノンアルコールペアリングもある。
前菜に登場した『ホワイトアスパラガス フランドル風』。アスパラガスと卵という定番の組み合わせには、本多ソムリエ・セレクトの北イタリアのピノ・ビアンコを
最初に登場した前菜は『ホワイトアスパラガス フランドル風』。ほのかに歯ごたえを残しつつ、柔らかく火を入れたホワイトアスパラガスに相性の良いボイルドエッグを組み合わせ。レモンとバターで作るフランドル風ソースの酸味がなんとも心地よい。
この料理に本多ソムリエが選んでくれたのは、北イタリア、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の「シュッテルスタイン ピノ・ビアンコ 2018 Schutterstein Pino Bianco 2018」。清涼感のある、すっくりとクリアな印象が際立つ白ワインである。
メインの魚料理『キンメダイのポワレ ウイキョウのソース』。キンメダイの上品な脂をウイキョウのソースと辛口白ワインがすっきりと洗い流してくれる
続いて登場したメインの魚料理は『キンメダイのポワレ ウイキョウのソース」』。蒸し煮にして火を入れたキンメダイはなんともいえない柔らかさ。上質な脂をウイキョウのソースが引き締め、後味爽やかな印象を残してくれる。
「キンメダイにはこのワインはいかがでしょう」と続いて本多ソムリエが選んでくれたワインは、トスカーナ地方のボルゲリから「グラッタマッコ ヴェルメンティーノ 2017 Grattamacco Vermentino 2017」。海辺に近い南トスカーナのヴェルメンティーノは、非常にドライで切れ味鋭く、魚料理の余韻を最後まで楽しませてくれた。
デザートワゴンで登場する日替わりデザートから、パリ・ブレスト、シチリア風タルト、イチゴのジェラート。数種類盛り合わせで楽しむのが正解
コースを締めくくるデザートはワゴンからのチョイスなので、数種類試してみるのもいいかもしれない。上質な料理と洗練されたイタリアワインのペアリング、そして何よりもこの素晴らしい眺め。しばらくは【資生堂パーラー ザ・ハラジュク】が話題となることは間違いない。
そして次回は夜景を楽しめるディナータイムに訪れたい、そう思わせてくれるほど最高のロケーションである。
資生堂パーラー ザ・ハラジュク
電話:03-3475-1021
住所:東京都渋谷区神宮前1-14-30 ウィズ原宿 8F
営業時間:ダイニング ランチ 11:30~15:30(L.O.14:00)、ディナー 18:00~22:00(L.O.20:30)、ラウンジ 11:30~22:00(L.O.21:00)
定休日:月曜日(祝日は営業)、年末年始
この記事を作った人
TEXT:池田匡克 (フォトジャーナリスト)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
MEN'S Precious編集部
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
記事元:MEN'S Precious
-
東京都グルメラボ
風が心地いいオープンテラスで食事が楽しめる、春から初夏にオススメのお店5選|東京
-
大阪府グルメラボ
爽やかな春風を満喫! 気持ちいいオープンテラスのある郊外のお店5選|大阪
-
神奈川県グルメラボ
春風を感じながら食事を楽しめる! 心地いいオープンテラスのあるお店5選|神奈川
-
表参道・原宿・青山食トレンド
「ハラカド」グルメ、新店情報も! |感度の高いヒト・モノ・コトと「出会う」「つながる」「体験する」「楽しむ」新施設が誕生
-
神谷町デート・会食
街場のシェフが麻布台ヒルズで目指す、ライブ感満点のレストラン【Orby Restaurant(オルビー レストラン)】
-
赤坂食トレンド
薪で焼く焼鳥でフーディを虜にした、超予約困難店【薪鳥 新神戸】が移転オープン|赤坂見附
-
六本木グルメラボ
いま話題の焼肉店に行くならココ! 個性的な注目店5選|東京・六本木
-
原宿/明治神宮前デート・会食
「持続可能なガストロノミー」を発信するフレンチレストラン【ラ・グランド・メゾン東京】|東京・原宿
-
なんばグルメラボ
プチゴージャスな気分が味わえる! なんばで今注目の焼肉店5選|大阪
-
海外旅グルメ 連載
ドバイVol.02_【ザ・ロイヤル・ティールーム】【ザ・ギルド】~ヒトサラ編集長の編集後記 第62回