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更新日:2021.08.28食トレンド デート・会食

王道を軸に新しい世界観を繰り広げるシェフの腕に惚れる|【銀座大石】銀座

「銀座でフランス料理」と聞くと格式ばったお店を想像しますが、【銀座大石】はそれを覆すお店です。基本を大切にしつつも、和食の概念と現代風のアレンジを取り入れ、フランス料理を気さくなものに。シェフとの距離の近さも魅力のこちらのお店、リラックスして絶品料理を楽しめます。

銀座 大石の料理

馴染みの小料理屋を訪れたような居心地の良さ

    銀座 大石の店内

    デートや記念日、ビジネスでの利用と幅広いシーンでの活躍を保証してくれるお店です

銀座一丁目駅から徒歩2分、街路樹が立ち並ぶマロニエ通りにあるビルの2階に【銀座大石】があります。フランス料理の名店【北島亭】で16年間、研鑽を積んだスーシェフが独立し、2019年に創業。あっという間に予約の取れないお店として人気店に名を連ねることになりました。

    銀座大石のカウンター席

    12名が座れるカウンター席。木製のカウンターとイスは肌触りがよく、心が和みます

オープンカウンターのみの店内を見て、驚く人も多いはず。料理を提供して終わるのではなく、丁寧に説明も添えてくれるシェフのサービス精神を阻まない仕様になっています。通いなれた小料理店にいるような、居心地のいい雰囲気の中で、おいしい料理とともに至福の時間を過ごせます。

型にはまらないフランス料理でゲストを魅了

型にはまらないフランス料理お店の魅力。旬の食材をふんだんに使用した料理は、日本の四季を表わしたような美しさが。こだわりは器にもおよび、料理に合わせて和食器も使用。目にも楽しい料理はどれも格別ですが、とくにオススメのメニューを3品ご紹介します。

『八寸』

    銀座 大石の料理

    彩りの美しい『八寸』。旬の食材を使用するため2か月ごとに内容が変わり、訪れるたびにゲストを楽しませてくれます

名前のとおり、懐石料理の『八寸』の概念を取り込んだ料理です。特に注目をしたいのがフランス料理定番のテリーヌ。控えめな塩分、香りづけ程度のアルコール、そして最小限の火入れと、保存食としての役割から解き放たれ、現代風のアレンジに。シェフの個性が光る逸品です。

『生うにとカリフラワーのムース コンソメゼリー寄せ』

    銀座 大石の料理

    シェフが長年修業を積んだ【北島亭】のスペシャリテを昇華させた『生うにとカリフラワーのムース コンソメゼリー寄せ』

塩水漬けの生ウニとカリフラワーのムースをゼリーで寄せた料理です。生ウニの食感と馴染むよう、ゼリーも柔らかい仕上がりに。添えられた穂ジソの香りでさわやかさをプラス。水面のような柄の京焼が料理とのコントラストを生み、味だけでなく見た目の清涼感も演出しています。

『飛騨「飛び牛」ランプの炭火焼』

    銀座 大石の料理

    「飛びぬけて優れた牛」を掲げるほど『飛騨「飛び牛」ランプの炭火焼』の肉質には自信あり

ランプは腰からモモにかけての赤身で、柔らかい肉質と癖のない脂が特徴です。素材本来の旨みを活かすため、シンプルに炭火焼で。噛むほどに肉汁があふれ、肉本来の濃厚さを楽しむことができます。添えられた赤ワインソースは肉の香りを引き立て、料理を一段上の仕上がりに。

生産者のこだわりが見えるワインとのマリアージュ

    銀座 大石のワイン

    【北島亭】在職中にワインについても一から勉強。料理ごとに最適なワインを合わせるペアリングがオススメです

フランス料理を完成させるために欠かせないのがワインです。ブルゴーニュやコート・デュ・ローヌなどフランス全土から厳選した名品は、料理との相性がいいものばかり。生産者のこだわりが見える銘柄を多数揃えるあたりに、シェフのつくり手に対するリスペクトを感じ取ることができます。

店内のインテリア、料理そして器と一般的なフランス料理店とは一線を画す【銀座大石】。それでいて基本もしっかりと踏襲しているというバランス感覚がシェフの腕の素晴らしさを物語っています。デートやビジネスでの利用はもちろんのこと、一人で訪れても満足度の高いお店です。

料理人プロフィール: 大石 義壱 さん

    銀座 大石のシェフ

    1981年、福岡県生まれ。地元のホテルでキャリアをスタート。上京後は【北島亭】で長年に渡り研鑽を積む。在職中は調理だけでなく、サービスやワインについても学ぶ。「もっと気軽にフランス料理を楽しんで欲しかった」と2019年に【銀座大石】を創業。

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ヒトサラ編集部

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