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更新日:2021.09.07グルメラボ

〈行ってみた〉東京で味わうふるさとの味|銀座【坐来 大分(ざらい おおいた)】

こんにちは。大分県出身、ヒトサラ編集部の寺見です。コロナ禍にみまわれ早1年半、多くのみなさんと同様にわたくしも故郷に帰れない日々を過ごしております。「あぁ大分に帰りてぇわぁ」そんなストレスを解消するため伺ったのが銀座にある【坐来 大分(ざらい おおいた)】。大分県が運営するアンテナショップも併設し、大分出身のシェフが大分から直送した食材を使い純正大分の“うめーもん”を食べさせてくれるお店なのであります。

坐来大分の椎茸

この記事を書いた編集部員
トンカティスト寺見

トンカティスト寺見

B級グルメをこよなく愛し、365日外食生活を続け人生残りの食事回数をカウントダウンしながら生きている40歳のおじさん。別府八湯で好きな温泉は「明礬温泉」です。

わたくし大分県・日出町(ひじまち)出身です

突然の出身地カミングアウトから始めてみました。温泉で有名な別府市のお隣にある小さい町で生まれ育ち、高校卒業とともに上京。故郷を離れて20年以上経ちますが、コロナのせいでもう1年半以上も大好きな大分に帰郷できていませんっ! おそらくこの記事をご覧のみなさんの中にも同じような境遇に喘いでいる方がいらっしゃると思います。

このままでは大分県民であることを忘れてしまう。そんな危機感を払拭するため、大分料理を食べよう。大好きな食の分野で失いつつあるアイデンティティを復活させよう。そんな決意のもと向かったのが、銀座にある【坐来大分】。大分県が運営する正真正銘、大分まみれになれるお店です。

  • カトレア醤油

    大分県のアンテナショップも併設してるので自宅でも大分の味を楽しめる。わたくしが愛してやまない「カトレア醤油」も売られておりました

  • いさご

    こちらは祖母が住んでいた豊後高田市の銘菓「いさご」。幼き頃から食べてますが、めちゃくちゃ素朴でおいしいです

    坐来大分の一の膳

    一の膳は3種のお料理で構成、すでに大分にまみれております

休日のランチタイムに訪問したわたくし。今回は全力で大分を感じるんだ!という固い決意のもとふんぱつして『豊の彩』5,500円(税込)をオーダー。乾いた喉を潤すのは出身高校のある杵築産の『冷たいきつき紅茶』。心はすでにin大分です。

    大分県民のソウルフード『りゅうきゅう』のお出まし

    大分県民のソウルフード『りゅうきゅう』のお出まし

早速やってきた一の膳は3種のお料理『豊前海 鱧の焼き浸し』『関あじのりゅうきゅう』『季菜 つぶ貝の炊き合わせ』。大分が誇るブランド魚の「関あじ」がいきなり登場、ちなみに『りゅうきゅう』というのは、醤油・みりん・酒・生姜などで作ったタレでお刺身を和えるお料理です。家庭によって作り方や味付けが異なる、まさに大分が誇る家庭の味=ソウルフードですね。

    季菜 つぶ貝の炊き合わせ

    『季菜 つぶ貝の炊き合わせ』は大分県内各地で採れた野菜がたっぷりと

    豊前海 鱧の焼き浸し

    『豊前海 鱧の焼き浸し』はプリプリ食感

さらにお皿にも注目したいところ。日田市で作られる器、きれいな飛び鉋(とびかんな)模様の「小鹿田焼(おんたやき)」に盛り付けられています。完全に大分縛りです。

    二の膳で完全に心は大分にトリップ

    二の膳で完全に心は大分にトリップ

続いての登場は二の膳『九重 焼き椎茸 カボス』。この立派な椎茸をご覧ください、肉厚な笠、たまりません、椎茸が苦手という方にも一度食べてほしい!

    肉厚の椎茸

    この肉厚の椎茸が……

    カボスを添えてこうなります

    カボスを添えてこうなります

生椎茸を焼いて、これまた大分県民は何にでもかけてしまうカボスをぎゅっと絞る。お肉にも負けない圧倒的な旨味に椎茸の概念を覆されますよ。

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ごはんものは『平目の茶漬け』江戸時代・杵築藩のお殿様が鯛茶漬けを食べて「うれしいのう」と言ったことから名付けられた「うれしの」。今回はその郷土料理を平目でアレンジ、胡麻ダレに漬け込まれたお刺身に出汁をかけてサラサラっといただきます。

    おおいた和牛のステーキ

    大分が誇るブランド牛『おおいた和牛のステーキ』

そして『おおいた和牛のステーキ』。大分の牛肉といえば豊後牛、その中でも選ばれた一部のお肉を「おおいた和牛」と呼びます。多分、大分に帰っても中々食べられないと思いますが、さらっとランチで出してくる、さすが銀座です。

    きつきほうじ茶プリン

    甘味もぬかりなし、濃厚な『きつきほうじ茶プリン』は持ち帰り販売も始まったとのこと

大分の味を堪能して、お腹も心もいっぱいになった銀座ランチ。みなさんも郷土のお店を探して、故郷の味を久々に食べに行ってみてはいかがでしょうか? 帰郷できないストレスを少しは解消してくれるかもしれません。それでは次回も気になるお店でお会いしましょう。さよなら、さよなら、さよなら。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部・寺見(トンカティスト)

B級グルメをこよなく愛し100%外食で過ごす生活を続け、人生残り何回食事できるかをカウントダウンしながら生きています。とんかつ好きが高じ“トンカティスト”として執筆やインフルエンサーとしても活動中。大分県出身・40歳(独身)

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