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更新日:2021.10.25食トレンド デート・会食

究極のフレンチに出合える名店|京都・四条河原町【レーヌ デ プレ】

2013年から連続でミシュラン1つ星を、ゴ・エ・ミヨ2021で3トックを獲得する、注目のフレンチの店【Reine des pres(レーヌ デ プレ)】。素材×火入れ×シンプルさというコンセプトのもと、無駄なものをすべて省いた料理と雰囲気に魅了される、京の隠れ家的な一軒です。

レーヌ デ プレの中原文隆さん

上質な料理の味を引き立たせる洗練された空間

    レーヌ デ プレのテーブル席

    オブジェが一つかかるだけのシンプルさが美しい空間

神宮丸太町駅から西へ徒歩3分。細い路地を入ったところに凛と佇む一軒が、京都有数のフレンチとして知られる【レーヌ デ プレ】です。素材×火入れ×シンプルをコンセプトに、ものごとの本質を浮き上がらせる美意識と力強さが宿った名店だからこそ体感できる、究極の味が堪能できます。

    レーヌ デ プレのテーブルセッティング

    特別な空間を求める大人な二人にオススメ

素材を極限まで生かしたシンプルでアーティスティックな料理を楽しむ空間も、まさにシンプルでアーティスティック。個室はないものの、テーブルが置かれた店内は落ち着いた大人の雰囲気に満ちています。周囲を気にすることなく、大切な人と親密な時間を過ごせるでしょう。

今までの概念をくつがえす食材の旨み、食感に感動

例えるなら、色を重ねていく油絵ではなく、白と黒の濃淡で表情を感じさせる墨絵のような美しさ。【レーヌ デ プレ】の料理は、シンプルであるからこそ一層の奥深さが感じられます。中原シェフが表現するのは、食材が本来持つ旨みを引き出した、ここでしか味わえない一皿ばかりです。

そんな料理の中から、オススメのメニュー3つを紹介しましょう。

『モネの睡蓮』

    レーヌ デ プレのモネの睡蓮

    美しい絵画をお皿の中で再現『モネの睡蓮』

絶妙な火加減で調理したオマール海老を、アルガンオイル、レモンのコンフィなどで味つけし、オクラのシャーベットを添えて。お客さまの目の前で、透明な冷たいトマトスープを注いで完成という演出も洒落ています。お皿の中がモネの名画「睡蓮」のように見えることからその名をつけたという、お店のスペシャリテです。

『14日間熟成させた、九絵』

    レーヌ デ プレの14日間熟成させた、九絵

    香ばしさとジューシー感が絶妙マッチ『14日間熟成させた、九絵』

長崎五島列島の漁師さんが、放血神経〆で締めた九絵(クえ)を使用したこだわりの料理です。しっかり旨みを引き出すように、14日間、毎日様子をうかがうように手をかけて熟成。絶妙な火加減と独自の焼き方で、丁寧に仕上げていきます。皮目の香ばしさと、中心のレアに近いジューシー感が幸せを運ぶ一皿です。

『フランス、シストロン産仔羊の低温ロースト』

    レーヌ デ プレのフランス、シストロン産仔羊の低温ロースト

    旨味や脂身のおいしさを堪能『フランス、シストロン産仔羊の低温ロースト』

淡い色の乳飲み仔羊を食べ頃になるまで熟成させ、2時間以上かけてゆっくり&じっくり低温で調理。仔羊独特の臭みはなく、旨味や脂身の美味しさが堪能できます。フランスや京都の修行時代に得た低温ローストの技術も楽しめる、中原シェフ渾身の一皿。心躍る贅沢な味わいに、思わず笑顔がこぼれます。

食材、ワイン、器の一つ一つにもストーリーが

    レーヌ デ プレの器

    使われている器の意味に思いをはせて楽しむのも粋

料理や空間だけでなく、器やカトラリーにも中原シェフのこだわりが光ります。器の製作は、清水焼のトキノハ代表・清水大介氏をはじめ、信楽焼や有田焼などの同年代の作り手さんに依頼。素材、形、用途、色、デザイン性など、何度も話し合いを重ねながら、店オリジナルの器が完成します。

    レーヌ デ プレのワイン

    シェフ自らが選んだ、フランス産ワインを提供

料理をつくる中原シェフ本人が、その料理に合うと太鼓判を押すワインのみを取り揃えています。フランス産のみに限定し、シャンパーニュ・白は約3種、赤も5種ほどをストック。グラスでも提供しているので、料理とともにいろいろな味を楽しんでみるのもオススメです。

素材×火入れ×シンプル、というコンセプトが、料理はもちろん店の隅々にまで行きわたっていると感じさせてくれる【レーヌ デ プレ】。無駄な装飾を一切省き、本質のみで勝負する。その凛とした姿勢と、心のこもったアットホームなもてなしに包まれながら、幸せな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

料理人プロフィール:中原文隆さん

    レーヌ デ プレの中原文隆さん

    1977年、滋賀県生まれ。大阪の調理師専門学校を卒業後、ホテルに就職。雑誌で見た滝本将博氏の料理に感動し、彼のもとで7年間研鑽を積む。パリのレストランで1年働いた後、2012年に【Reine des pres】をオープン。2013年以降、ミシュラン1つ星をキープし続けている。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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ヒトサラ編集部

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