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更新日:2021.05.30デート・会食

挑み続ける伝統の味、11年連続三つ星獲得の京料理|【一子相伝 なかむら】四条河原町

寺町の商店街にほど近く、京都市役所駅より徒歩3分のところにある京料理の老舗【一子相伝 なかむら】。その歴史は文化文政から続き、現在で六代目になります。奇をてらわず、食材にこだわり、伝統の中に新しい創造を加味。伝統的な美味しさのその先を見つめながら仕込む料理はどれも絶品です。

一子相伝 なかむらの料理

京の粋が凝縮された数寄屋造りの佇まい

    一子相伝 なかむらの外観

    洛中にあり、京都らしさを感じさせる素晴らしいロケーション

京都の中心、洛中にありながら都会の喧噪を忘れさせる静かな佇まい。周囲には、歴史ある町家や旅館が建ち並び、京都らしさを感じさせる素晴らしいロケーションです。白い暖簾の先には石畳が続き、部屋はその奥に広がります。竹や杉、檜などを用いた風情豊かな数寄屋造りは、京の粋が凝縮された贅沢な空間になっています。

    一子相伝 なかむらの外観

    4つの客室はすべて個室。接待や晴れやかな席など、さまざまなシーンに対応します

部屋数は贅沢に4部屋のみ。2~4名の掘り炬燵の茶室と2~10名の2部屋。25名まで利用できる大広間の座敷には椅子テーブルを配置しています。すべて個室となっていて、気兼ねなくゆったりと寛げます。清潔感と明るさのある純和風の空間は晴れやかな席にもぴったりで、祝宴や結納、結婚披露宴にもオススメです。

華美に走らず、素材の持ち味を引き立てる伝統の技

【一子相伝 なかむら】の料理は、食材へのこだわりにあり。産地や銘柄に左右されることなく吟味した、納得のいく食材との対話から生まれます。また盛付けの器もご馳走の一部であり、料理との一体感を見事に表現。研ぎ澄まされた感性がすべての料理に息づています。

ここからは懐石料理の中の一例をご紹介します。

『八寸』

    一子相伝 なかむらの八寸

    彩り、香り、味わいで季節の移ろいを表現した『八寸』

『八寸』は酒の肴に合う海の物、山の物を少しずつ色鮮やかに盛付けた一品です。【一子相伝 なかむら】では、およそ12品の旬の食材を贅沢に使用し、季節の移ろいを表現。見た目、味、食感、香りのすべてでお楽しみいただける料理になっています。

『ぐじの酒焼き』

    一子相伝 なかむらのぐじの酒焼き

    100年以上の歴史を受け継ぐ名代の『ぐじの酒焼き』

ぐじ(甘鯛)の旨みを存分に引き出した人気料理。吟味した最高のぐじに塩をして一晩寝かせ、その上に酒をふって皮は香ばしく身は柔らかく焼き上げます。締めには残った皮と骨にだしを注ぎ、汁として最後までぐじの美味しさを楽しめます。

『白味噌雑煮』

    一子相伝 なかむらの白味噌雑煮

    出汁も調味料も使わず、シンプルで奥深い味わいは絶品です

【一子相伝 なかむら】の名物メニューの一つ。店の井戸水と辛子を加えた白味噌だけの汁に、香ばしい丸餅を入れたシンプルな一品です。調味料や出汁を一切使わずに表現した、奥深い濃厚な味わいには驚くばかり。一年を通してご賞味いただけます。

国内外のVIPにも対応。安心できる細やかな心遣い

    一子相伝 なかむらの内観

    清潔感あふれる純和風の空間は、晴れやかな席にぴったり

国内外のVIPをもてなす店として、その場その場にふさわしい接客に長けています。純和風の清潔感のある空間は、晴れやかな席にもぴったり。大広間には金屏風もあり結婚披露宴も行えます。また、芸舞妓さんを呼ぶことも可能で、接待や会食など、どなたをお連れしても胸を張れるお店です。

先代より「一子相伝」で伝えられてきたものとは、秘伝の調理法だけではありません。言葉だけでは教わることのできない料理やお客様への謙虚な姿勢、一期一会の心意気なども含まれています。大切な人を胸を張ってお連れできる名店です。

料理人プロフィール:中村元計さん

    一子相伝 なかむらの中村元計さん

    六代目。大学卒業後、天龍寺専門道場で雲水修行。後、24歳で生家に入り、父より一子相伝の味を伝授。料理を科学することで作り出す独自の味わいは、国内外から高い評価を得る。日本料理アカデミー会員として和食の海外普及にも尽力。おいしさをの研究の為、京都大学修士課程にて栄養化学を学び、龍谷大学にて博士号(食農科学)習得。

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ヒトサラ編集部

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