ヒトサラマガジンとは RSS

更新日:2022.06.21デート・会食

伝統的な手法に和のアレンジを巧みに用いた、独創的なイタリアン|【Don Bravo】調布

東京都調布市国領にある【Don Bravo(ドンブラボー)】は、都心から電車で30分以上かけても訪れたい特別な一軒。国内の名店やイタリア各地の星付きレストランで修業を積んだシェフの、伝統的な手法は崩さず、和の香味野菜や旬の魚介を巧みに用いた独創的なイタリア料理が堪能できます。

ドンブラボーのマルゲリータ

シンプルでいて、さりげない遊び心も取り入れたくつろげる空間

    ドンブラボーの店内

    料理が引き立つように、外装も内装もあくまでもシンプルに

京王線国領駅から徒歩3分という都心から少し離れた位置にありながら、老若男女問わず遠方からも多くのゲストが訪れる【Don Bravo】。シンプルで落ち着いた空間の中で、平雅一シェフのつくる和のアレンジが施された独創的なイタリアンと、こだわりのワインを楽しめるのがこのお店の魅力です。

    ドンブラボーの窯

    窯はピッツアだけでなく、強く火入れしたい場合や薪の香りをつけたい時などにも使われる

店内には、シェフのつくりたいピッツアの製法に合わせて日本の職人につくってもらい、タイルは自分たちで貼ったという窯が。この窯を見ながら料理を待つ間、期待感もどんどんと膨らみます。シンプルでおしゃれ過ぎず、さりげない遊び心を取り入れた雰囲気は、大切な日にはもちろん、カジュアルに楽しみたい日にもぴったりです。

伝統的手法と和のアレンジが融合する、独創的で上質なイタリアン

平シェフがつくり出す一皿は、伝統的なイタリア料理の手法に、シェフ自身の食体験を反映した和のアレンジを施された独創的な料理が中心。上質でありながら気取らない一皿は五感を満たしてくれます。

ランチ営業のほか、夜はコース一本。どんな構成で提供されているのか尋ねてみると、

「アラカルトは、どれを選んでいただいてもいいように、五味のバランスをとってつくっています。一方、コースはこっちが最初から最後まで食べてもらうもの、量、カトラリー、お皿の形も全部決められるので、軟らかいものの後に硬いものだったり、熱いものの後に冷たいものだったり、いろんな緩急をつけています。トータルで、食べ終わった時に「なるほどな」と思ってもらえるようなアプローチをしています」とのこと。

そんな料理の中から、今年の初めに訪れた際の、コースの一例をご紹介します。

『鰆』

    ドンブラボーの鰆

    ゴルゴンゾーラで演出されたスノー。見た目も美しい『鰆』

熟成じゃがいものピュレと優しく火入れをしたサワラに、ふきのとうやみょうが、生の黒だいこんなど和の食材を絶妙に用いた一皿。ゴルゴンゾーラのスノーを飾った見た目はシンプルで美しく食欲をそそります。

『リボリータ』

    ドンブラボーのリボリータ

    トスカーナの郷土料理『リボリータ』

イタリアンと和が融合し斬新な料理を楽しんだ後に、丁寧に仕込んだトリッパ入りの見た目も味もほっこりな、トスカーナの伝統的郷土料理「リボリータ」を。斬新さと伝統の味の比較が楽しめます。

『マルゲリータ』

    ドンブラボーのマルゲリータ

    塩を控えた生地は、全部食べても喉が渇かない『マルゲリータ』

粉の味とスモーキーな薪焼きの香りの融合が見事な『マルゲリータ』。ひきたての全粒粉にホエイ、自家製のたまねぎ水を使って旨みを加えられた風味豊かなオリジナルの工夫を重ねた生地に、トッピングは自家製トマトソースとバジル、モッツァレラチーズでシンプルに。店に入った瞬間から漂う、香ばしさもご馳走のひとつです。

イタリアの自然派を中心に、つくり手の思いが込められたワインをセレクト

    ドンブラボーのワイン

    シェフとソムリエがセレクトするワインのラインナップも秀逸

料理と一緒にぜひ楽しみたいのが、セレクトにこだわったワインです。シェフとソムリエがその時にいいと思うものを都度仕入れているので、ラインナップが常に変わるのも楽しみです。イタリアのクラシックなものや自然派など、中でもつくり手の思いを感じられるものを中心にセレクトされています。

イタリア料理の伝統的な手法は崩さず、和のアレンジが施された独創的な料理が魅力の【Don Bravo】。
カジュアルなのに、しっかりと上質な料理が楽しめる、何度も訪れたくなる特別な一軒です。

料理人プロフィール:平雅一さん

    ドンブラボーのシェフ平さん

    1979年、国領出身。広尾【アッカ】(現・岡山県)で修業後、イタリアで数々の星付き店を経験。帰国後【リストランティーノ バルカ】(現・代官山【タクボ】)の立ち上げに参加。【ボッコンディビーノ】のシェフを務め、2012年に独立。イタリアの食堂で食べた現地の肌感覚の料理に感動、以来、自身の食体験を反映した和の食材を用いたイタリア料理を提供している。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

この記事を作った人

ヒトサラ編集部

この記事に関連するエリア・タグ

編集部ピックアップ

週間ランキング(11/30~12/6)

エリアから探す