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更新日:2024.03.28食トレンド デート・会食

パリで星を獲得した料理人が「五感を刺激する食体験」を生み出す【apothéose 】|東京・虎ノ門ヒルズ

パリでミシュランの一つ星を5年連続で獲得したフランス料理店【エール】。そこで手腕を発揮していた料理人の北村啓太さんが凱旋帰国という朗報が。2023年11月にグランドオープンし、注目を集める【apothéose】で、クオリティの高いコース料理に対峙できる至福のひとときを。

apoのラビオリ

内装はもとより香りや音でも独自の世界観を演出

    apoの扉

    ガウディをイメージしたという重厚感のある扉を開ける瞬間、心が躍る

【apothéose】が居を構えるのは、虎ノ門ヒルズ駅直結のステーションタワー最上階。49階という抜群のロケーションで、「五感を刺激する食体験」が得られます。特別な時間を過ごせるファインダイニングで、料理だけではなくサウンド、香り、設え、すべてにこだわりを詰め込んだ世界観をまるごと体感できるのが醍醐味。

    apoの内観

    所々にセンスがあふれる空間デザインも満喫したい

店内の内装を手がけたのは、デンマーク・コペンハーゲンを拠点に活動するデザイナーユニット「スペース・コペンハーゲン」。個室もあり、くつろげる空間で香りや音に至るまでこだわり抜いた世界観に浸れます。パリで高評価を博したフランス料理に、日本の風土が育んだ食材を活かしたコースをぜひ。フランス人ソムリエが選んだワインが料理をさらに引き立てます。

フランス料理の技術と日本の食材を巧みに融合

料理人・北村さんの原動力は最高の食材との出合い。産地を訪問し生産者と語り、その栽培方法や思いを聞くからこそ、気持ちのこもった一皿が生まれます。活気があふれる厨房で、素材を確かめながら日々微調整するコースには、心地のいい裏切りも。きっと好奇心が満たされるはず。

その中でも、お店オススメのメニューを3品紹介します。

コースの一例『「米」天城軍鶏のラビオリ~小田原いのちの壱のブイヨン 北の華ニラオイル』

    apoのラビオリ

    コースの最後に日本人がほっと和める、お米のブイヨンを使った一品

パリで考案した、日本らしさを感じるお米のブイヨンを使用。ラビオリには天城にある「堀江養鶏」の軍鶏の雄のモモ肉を詰め、北海道のブランドニラ「北の華」を使ったオイルで味に変化を加えています。

『コースの一例 「豚」十勝エレゾの三元豚の炭焼き~色々季節の根菜 黒オリーブソース』

    apoの肉料理

    香りが爽やかなインドネシア産の黒胡椒がアクセント

ジビエにも精通する北海道・十勝の「エレゾ」から仕入れた三元豚が主役。じっくりとフライパンでアロゼし、土佐の備長炭で火を入れます。季節の根菜のソテーとピュレ、さらに黒オリーブのソースも添えて。

コースの一例『「柑橘」小田原八木下農園の柑橘類のパフェ~アシェットスタイル』

    apoのデザート

    柑橘づくしの爽やかなデザートで締めくくり

修業を始めた原点だという、小田原「八木下農園」の柑橘で仕立てたデザート。農園から届く旬の柑橘の種類により、シェフパティシエがその腕を発揮します。変化し続ける内容に注目してみてください。

日本の職人が手がけた器が五感に訴えかける

    apoの器

    料理の魅力をさらに引き立てる器選びにも注目したい

器にもこだわり、料理人・北村さんの故郷である滋賀県の「信楽焼」など、伝統的な器の窯元に依頼した皿を使用。3Dプリンターを使い、新素材で生み出された石川県「secca」の器や「高村刃物製作所」のステーキナイフなど、職人技に感銘を受ける器やカトラリーも心を満たしてくれます。

伝統的な歴史のあるフランス料理を、15年在仏した北村さんのフィルターを通して表現。日本の風土で生産者が心を込めて育てた食材を、本来の味わいを引き出しながら美しいディナーコースに。デザイン性の高い空間で、記憶に残る食体験を刻みませんか。

料理人プロフィール:北村 啓太さん

    1980年生まれ、滋賀県出身。辻調理師専門学校 を卒業後、成澤由浩氏率いる【ラ・ナプール】へ。2003年青山に移転した【レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ】でスーシェフを務めたのち2008年に渡仏。三つ星【ピエール・ガニェール】やビストロなどで修業し、2017年、パリ【エール】のシェフに。2000年より5年連続ミシュラン一つ星の評価を得る。2023年11月、東京虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に【apothéose】を構える。

    1980年生まれ、滋賀県出身。辻調理師専門学校 を卒業後、成澤由浩氏率いる【ラ・ナプール】へ。2003年青山に移転した【レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ】でスーシェフを務めたのち2008年に渡仏。三つ星【ピエール・ガニェール】やビストロなどで修業し、2017年、パリ【エール】のシェフに。2000年より5年連続ミシュラン一つ星の評価を得る。2023年11月、東京虎ノ門ヒルズ ステーションタワー内に【apothéose】を構える。

※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。

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