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更新日:2017.03.05旅グルメ 連載

これぞシンガポールという絶景と空間美。世界を魅了するボタニカルレストラン【Corner House】

オープン直後より、ボタニカルガーデンの中で絶品のフレンチを提供できる店とあって一躍人気店の仲間入りを果たした【Corner House】。素晴らしいロケーションはもちろん、ジェイソンシェフの思い描く料理について伺いました。

世界遺産の植物園内で、身体に沁み入るような繊細かつ丁寧なフレンチを提供

 世界遺産でもあるシンガポール植物園内に、突如姿を現す白亜の洋館が【Corner House】です。元々は植物学者だった、E J H コーナーが住んでいたコロニアル調の洋館で、シンガポール政府より歴史的な建造物に指定、保存が義務づけられている文化遺産でもあります。
 亜熱帯植物に包まれた、そんな美しい洋館を舞台に数々の美食家を魅了しているのが、ジェイソン・タンシェフ。大柄の巨体とキュートな笑顔、その身体からは想像もつかない繊細な料理が氏の真骨頂で、野菜がメインともいえるフレンチを楽しませてくれるのです。さらにフレンチの技法だけにとどまらず、和食に中華など、良いものを取り入れる姿勢は、味わうたびに食の楽しみを教えてくれます。ゆったりとヘルシーなフレンチに舌鼓を打ち、ふと窓の外に目をやれば、緑があふれる絶景。シンガポールらしい、ボタニカルな楽園は、世界中にファンを持つ名店です。

    鬱蒼と茂る亜熱帯植物を望みながら、絶品のフランス料理を楽しめる

野菜を驚くほど研究し旨みを抽出する、驚きのフランス料理

 ベイク、カプチーノ、タルト、チップス。タマネギひとつにこれほど工夫を凝らし、情熱を注いだ料理は未だかつて出会ったことがない。「子供の頃はタマネギが大嫌いで、どうすれば自分が食べられるか考えたんだ。今ではタマネギが好きだよ」とジェイソン・タンシェフ。食感を引き出してみたり、香りを抽出したりと、余すところなくタマネギの魅力を引き出した4種のタマネギ料理こそが、シェフのスペシャリテです。
 さらに『Carabinero prawn』というひと皿は、マリネ、ソルベ、コンフィなど、さまざま調理技術を使い、旬のトマトの味わいを最大限に引き出しています。肉も魚も極上の素材を調理するジェイソンシェフですが、やはり氏の代名詞は野菜が主役です。

  • Interpretation of my favorite vegetables

  • Carabinero prawn

ジェイソン・タン氏

野菜が苦手だったからこそ、おいしい野菜料理に目覚めた心優しきシェフ

シンガポール出身。15歳の時に経験したピザ屋でのアルバイトをきっかけに料理に興味を持ち、17歳で料理学校へ。その後、シンガポール屈指のフレンチ【レザミ】を始め、マカオの【ジョエル・ロブション】など、フレンチの世界で研鑽を積む。マリーナベイサンズの【Sky on 57】のエグゼクティブ・シェフを経て、【Corner House】のシェフに。2017年アジアベストレストラン50では23位にランクイン。

【Coner House】

☎+65 6469 1000
住所:1 Cluny Road, Nassim Gate, Singapore Botanic Gardens E J H Corner House Singapore 259569
営業:12:00〜15:00(日曜は11:30〜15:00)、18:30〜23:00
休日:月曜

この記事を作った人

撮影/菅野祐二 取材・文/大西健俊

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