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自家製だれやハーブを駆使した本場の味をコースで、リーズナブルに|【フォーンヴィエット】烏丸御池

京都・烏丸御池駅から徒歩2分のところにあるベトナム料理店【フォーンヴィエット】。20年以上もベトナムに通い続け、自家製のタレやハーブを研究しながら提供する本場の味を、コースで楽しめる一軒です。

ミシュラン ビブグルマンに選ばれたフォーンヴィェットの『牛肉の素揚げレモングラス塩』

本格ベトナム料理をお得な日替りコースで

    アジアンテイストなピンクのファサードが目印。風が心地いいテラス席も

    アジアンテイストなピンクのファサードが目印。風が心地いいテラス席も

地下鉄烏丸御池駅から徒歩2分。世界遺産 二条城からも徒歩圏内の【フォーンヴィエット】は、本格ベトナム料理を日替りコースでリーズナブルに提供する店です。

    頑丈で品質の高い、ベトナム製紫檀家具を使った、異国情緒たっぷりの店内

    頑丈で品質の高い、ベトナム製紫檀家具を使った、異国情緒たっぷりの店内

店主の越田正勝さんの前職はデザイナー。ですが、実家が元々飲食店で、飲食店経営に自然に惹かれたそう。退職後にベトナムに旅行し、ベトナム料理のおいしさにはまったことをきっかけに、何度も現地に通い、現地のレシピを1つずつ学んで開店しました。

    店の奥には隠れ家のような半個室も。最大10人まで使用できる

    店の奥には隠れ家のような半個室も。最大10人まで使用できる

自家製タレやハーブ使いが味の決め手に

日替りコースは基本、4,300円(税込)と5,400円(税込)の2種類を用意。ベトナム直送の食材や調味料、地元の旬菜などを駆使した皿が、デザートまで8~9品も登場します。5,400円のコースでは、カエルやハトなどジビエが出されることも。

    『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。青マンゴーは、おやつ、おかず感覚で親しまれるポピュラーなフルーツなのだそう

    『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。青マンゴーは、おやつ、おかず感覚で親しまれるポピュラーなフルーツなのだそう

こちらは本日のコースのサラダ、『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。しっとりボイルした手羽先とシャキシャキの青マンゴーを、魚醬、砂糖、ベトナムの唐辛子などを合わせた自家製タレ「ヌクチャム」に漬け込んだひと皿です。

甘酸っぱくホットな味わいですが、タレに漬け込まれたレモングラスとライムの葉、トッピングのパクチーが爽やかで、箸が止まらなくなります。

    『バイ貝のココナッツミルク煮』。ベトナムでは、もっと小さな貝を大量に煮込むことも

    『バイ貝のココナッツミルク煮』。ベトナムでは、もっと小さな貝を大量に煮込むことも

ベトナムでよく食べられるという貝料理は、この日は『バイ貝のココナッツミルク煮』。まろやかで甘いココナッツミルクがバイ貝の風味を際立て、あと口に唐辛子の辛味が心地よく残るひと皿です。

    『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』。自家製の「レモングラス塩」は、ボトル970円(税込)で販売も

    『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』。自家製の「レモングラス塩」は、ボトル970円(税込)で販売も

ビールのアテにもぴったりな『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』は、サッと素揚げした牛肉とホクホクポテトが絶妙にマッチ。牛肉からは噛むほどに肉汁が染み出します。味付けは、炒ったレモングラス、塩、唐辛子を合わせたオリジナルスパイス「レモングラス塩」。爽快な辛さと塩気が食欲を刺激します。

    左から、『サイゴンビール』770円(税込)、『ハノイビール』770円(税込)、もち米の焼酎『ネプモイ』G550円(税込)

    左から、『サイゴンビール』770円(税込)、『ハノイビール』770円(税込)、もち米の焼酎『ネプモイ』G550円(税込)

ベトナムのドリンクも提供しており、アルコールでは、現地で親しまれるビールやもち米焼酎がスタンバイ。ノンアルコールなら、はす茶やジャスミンティーが楽しめます。ジャスミンティーは、日本のものより香りが強いのが特長です。

ベトナムを食べ歩き、多種多様なレシピを今なお追求

実は南と北、そして中央で、全く食文化が異なるというベトナム。しかしながら、その基本には共通して多種多様なタレがあるのだそう。実際に食べて味と材料を確認しながら、コロナ前は年に2回、これまで50回以上も現地に赴き、自家製タレのレパートリーを増やしてきたという越田さん。

  • 店主の越田正勝さん

  • 「飽きっぽい性格だから、毎日違う料理を考える今のスタイルが合っている」と笑う、店主の越田さん

そんな探求を続けているからこそ、仕入れにより調理法を変えて、全て異なるタレでメニューを組み立てる『日替りコース』というスタイルで提供ができるのです。
【フォーンヴィエット】に訪れればこれまでの「ベトナム料理」という概念が覆る、そんな料理に出会えるお店です。

この記事を作った人

笹間聖子(フリーライター)

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