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訪日外国人からも注目を集めている、食×アートの体験型レストラン! 【TREE by NAKED yoyogi park】

幻想的な世界観のアートや、非日常へと没入していくプロジェクションマッピングなどの演出でも有名な“ネイキッド”。そのクリエイティブカンパニーが手がける体験型レストラン【TREE by NAKED yoyogi park】がこの春リニューアルを経て、益々注目を集めています。国内だけでなく海外からも注目を集めている、その理由とは。五感を刺激する食体験と魅力に迫ります。

TREE by NAKED yoyogi park

「食べるアート体験」への入り口

代々木公園駅から徒歩1分。上の階まで続く大きなガラス張りの建物の中に、大きな木と季節の草花の装飾が敷き詰められた幻想的な世界が広がるお店が現れます。外を歩いているだけでも好奇心をそそられるこの場所が、【TREE by NAKED yoyogi park】。一足中に入ったところから、その日、訪れた方がレストランで体験する“物語”がスタートします。

    TREE by NAKED yoyogi park外観

    幻想的な雰囲気に包まれた店内の様子は、道行く人の足を思わず止めることも

この、店名にも入っているクリエイティブカンパニー NAKED, INC.(ネイキッド)と言えば、VRやプロジェクションマッピングというワードをすぐに思い浮かべる方も多いのでは。自分を取り囲む空間そのものをアートする映像や音楽などの五感全てに訴える演出は、SNSはもちろん、既に国内外から注目を集め続けています。

【TREE by NAKED yoyogi park】でそれらの総合演出を行っているのが、NAKED, INC.の創業者でありアーティストとしての顔も持つ村松 亮太郎さん。2023年に開催された、G7広島サミットにおける首相夫妻主催の社交夕食会の演出も手がけており、【TREE by NAKED yoyogi park】はそのアートコースが体験できる常設店にもなっています。


物語を紡ぐ、新感覚没入体験を

    ウェルカムドリンク

    到着すると、「土・火・水・風」をイメージしたウェルカムドリンクで出迎えてくださいます

開放的なエントランスから最初に案内されるのは、カウンター。そこにはさっそくプロジェクションマッピングの演出が仕掛けられており、「土・火・水・風」をイメージしたウェルカムドリンクが並んでいます。
そしてそのまま案内されるのは、地下へと続く階段。飛び石を模した通路を通り抜け、奥の「枯山水」のテーブルがあるウェイティングルームへと通されます。
……と、目の前に現れたのは、“木の精霊”。プロジェクションマッピングで映し出された木の精霊がストーリーテーラーとなり、これから始まるアートコースの世界へと導いてくれます。

    飛び石

    飛び石を模した、通路とプロジェクションマッピング。細部まで考えられた演出の数々に、次第に気持ちが高揚していきます

お料理7皿+デザート1皿、そしてアルコールまたはノンアルコールのペアリングドリンクから成る1日8名限定のアートコース『TREE DNNER COURSE "Kaleidoscope of Life"』は、世界を構成する4つの元素「土・火・水・風」をもとに世界が生まれていく姿を、食とアートで表現したというストーリー仕立てのコース。いつの間にか、エントランスでウェルカムドリンクとともに迎えて頂いていた瞬間から、物語が始まっていたことに気が付きます。今いる地下1階から地上2階までを1本の木に見立てた店内で、訪れた人は木の“根”にあたるフロアで食事を楽しみ、ラストは最上階の“楽園”へと移動してからデザートを楽しむという、ストーリーに合わせた動きがある目新しさも同店ならでは。木の精霊の案内に身を委ね、まさに全身で体感しながら、この世界観へと没入していく体験ができます。

    ウェイティングルーム

    「枯山水」のテーブルが置かれたウェイティングルーム。ここではプロローグとして、“木の精霊”がこのあと体験する世界について語ってくれます

さて、ウェイティングルームでのストーリーの後に案内されるのは、同じく地下1階にあるメインルーム。この場所で、食べるアート体験が次々と繰り広げられていきます。

~「食べるアート体験」、アートコース『TREE DNNER COURSE "Kaleidoscope of Life"』の一部をご紹介~

「Amuse -アミューズ-」
「土 -Earth-」
「火 -Fire-」
「水 -Water-」
「風 -Wind-」
「世界 -Universe-」
「〆 Tie Up」
「Dessert」
で構成されるコースの一部をご紹介いたします。(料理内容とペアリングドリンクは季節に合わせて変わります。)

「土 -Earth-」:『毛蟹コンソメのトマトファルス バーニャカウダソースとミックスハーブサラダ』
  • VRゴーグル

    テーブルに置かれた不思議な仮面、その正体はなんとVRゴーグル

  • 驚きと刺激、これまでにない食体験を

    驚きと刺激、これまでにない食体験を

    毛蟹コンソメのトマトファルス バーニャカウダソースとミックスハーブサラダ

    最初に土が盛られたお皿と小さな稲穂が目の前へ運ばれてきます。その稲穂をちぎり、土に耕した後、席の前に置かれたVRゴーグルを装着しVRの世界へ……。VRの中でもそのストーリーは続き、ゴーグルを外すと映像にあったはずの食材がお料理となり、すぐそこに。自分がそのストーリーの世界に入り込んでいくような没入感や、驚きの連続も楽しい一皿です。

「火 -Fire-」:『BBQプルドポークのトスターダ パプリカソース』

    BBQプルドポークのトスターダ   グリーンロマネスコソース

    プロジェクションマッピングで壁一面が火に包まれ、太陽が生まれます。目の前に運ばれてきたお皿にも熱く燃える太陽が描かれ、その中央にはトルティーヤを周りに配置したプルドポークがイン。メニュー名にある「トスターダ」とはシェフの出身地テキサスのソウルフードで、その味を高級レストランのためにアレンジを施したのがこちらの一品です。パイナップルを使ったフルーティーな味わいのサルサと、シャキシャキ食感のマイクロパクチーを、16時間煮込んだコクたっぷりのプルドポークとともにトルティーヤの上にのせて。

  • BBQプルドポークのトスターダ グリーンロマネスコソース

    シェフの出身地のソウルフードがもとになった一品

  • BBQプルドポークのトスターダ グリーンロマネスコソース

    トルティーヤに盛り付けたら、手に持っていただきます

「水 -Water-」:『金目鯛の鱗焼き』
  • 金目鯛の鱗焼き

    炭で魚が描かれたお皿の中に、運ばれてきたお水を淹れていきます。すると……

  • 金目鯛の鱗焼き

    次第に魚がリアル(?)に変化し、泳ぎ出し、そして空間全体が海の世界へ

    金目鯛の鱗焼き

    プロジェクションマッピングで描かれたお皿の中の深海世界から、一気に広がっていく海の景色。その体験を経てから頂く『金目鯛の鱗焼き』は、ぎゅっと締まった身とカリカリに焼き上げられた鱗の食感も楽しい一品です。大葉のピューレを添えて。

日本、ならではの文化体験も

    とあるシーンの一部。日本らしい、四季を感じるプロジェクションマッピングも

    とあるシーンの一部。日本らしい、四季を感じるプロジェクションマッピングも

最近、益々訪日外国人観光客からも注目されているという同店。季節によっては例えばわさびを自分ですりおろす体験など、“和”の要素が随所にちりばめられ日本の文化も一緒に体験できることが、国内外問わず多くの方に楽しんでもらえている理由の一つになっているそうです。
なお、木の精霊のナレーションも当日のお客様に合わせて日本語または英語で対応して頂けるとのこと。

  • 内観

    インスピレーションから生まれたという世界観は、どれも印象的なものばかり

  • 内観

    エンタメ間溢れる数々のしかけが、海外からの観光客にも人気のポイントだとか

アートとテクノロジーと料理が融合した「食べるアート体験」を楽しむことができるレストラン。この春リニューアルし益々パワーアップしたアートディナーコースを、代々木公園の四季の移ろいとともに五感で楽しんでみては。

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この記事を作った人

鈴アヤ(ヒトサラ編集部)

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