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更新日:2024.02.18食トレンド 健康美食

冬の醍醐味! 森からの贈り物、ジビエ料理が堪能できる東京のお店5選

狩猟解禁となる秋は、ジビエ料理の季節。近年では国産のジビエを提供するお店も増えており、ここ数年のブームです。その野性味あふれる力強い味わいを、フレンチ、イタリアン、鍋料理、炭火焼きなど、様々な形で楽しめるお店をご紹介します。

冬の醍醐味! 森からの贈り物、ジビエ料理が堪能できる東京のお店5選

ジビエと鮎を炭火で炙り滋味を引き出す|外苑前【たでの葉】

    網捕りにより滋味が溢れ出す『尾長鴨の炭火焼き』

    網捕りにより滋味が溢れ出す『尾長鴨の炭火焼き』

 店主・小鶴清史氏の故郷の熊本で父親が捕る鮎を出す【たでの葉】。鮎のないシーズンの名物として据えたのが、故郷の熊本や北海道から届くジビエです。修業を積んだ西麻布の名店【またぎ】では料理長まで経験し、狩猟免許も取得するなど、ジビエに入れ込む小鶴氏。『尾長鴨の炭火焼き』は、銃猟でなく網捕りの鴨肉を使用。血を流さず締めることができるため旨みが凝縮しています。

    天然素材を炭火焼きというシンプルな調理法で楽しませてくれます

    天然素材を炭火焼きというシンプルな調理法で楽しませてくれます

 炉を囲むカウンターの目の前で炙られるジビエ。厳選された日本酒やワインとともに楽しめば、滋味深き旨さが体に染み渡ります。コの字型のカウンターで、他ではなかなか聞くことができない話を店主から聞けるのもこの店の大きな魅力。

一日一組限定の完全個室で絶品鍋と料理が楽しめる|目白【ジビエ料理アンザイ】

    味噌ではなく醤油ベースの出汁で仕立てる『猪鍋』

    味噌ではなく醤油ベースの出汁で仕立てる『猪鍋』

 一般的なレストランのスタンダードとは一線を画す【ジビエ料理アンザイ】は、目白駅近くの静かな住宅街にあります。普通の民家を利用した店構えで案内は一日一組のみ。ハンター兼料理人の店主・安西康人氏が先入観を覆すジビエのコース料理を提供します。メインとなるのは『猪鍋』か『鴨鍋』。とりわけ多くの人が注文する『猪鍋』は、猪肉本来の味わいや旨みがありのまま感じられる逸品です。

    まるで友人宅で鍋パーティーをするような寛ぎ空間

    まるで友人宅で鍋パーティーをするような寛ぎ空間

 1日1組限定の完全個室空間で、まるで友人宅でする鍋パーティーのような寛ぎを提供。周囲を気にすることなくジビエ料理とお酒が楽しめます。気になることはなんでも店主に聞いてみるのが、この店を最大限楽しむ秘訣です。

日本版オリエント急行で各国のジビエ料理が楽しめる|木場【アタゴール】

    季節ごとに楽しめるジビエ料理が人気

    季節ごとに楽しめるジビエ料理が人気

 日本人で唯一オリエント急行のシェフを務めたオーナーシェフ・曾村譲司氏が腕を振るうフレンチレストラン【アタゴール】。正統派フレンチでありながら、オリエント急行が結ぶ各国の特色を活かしたジビエ料理が味わえます。国内、海外から季節ごとにジビエを仕入れており、日本に居ながらオリエント急行の雰囲気が味わえます。

    日本版オリエント急行と謳われたオシャレな店内

    日本版オリエント急行と謳われたオシャレな店内

 駅舎を模した建物に停車するオリエント急行の車両が目印のフレンチレストラン。エントランスからプラットホームを抜けると駅舎を模したダイニングがあり、旅する気分で食事が楽しめます。少人数で利用できる個室があるほか、貸切りもできます。

下町情緒を今に伝える『猪鍋』『ジビエ』の老舗専門店|両国【ももんじや】

    クチコミでも好評の『猪鍋』は単品でも注文可能。4000円

    クチコミでも好評の『猪鍋』は単品でも注文可能。4000円

 両国国技館の近くで10代続く『しし鍋』の老舗【ももんじや】には、下町の伝統の味が今も生き続けています。名物の『猪鍋』は、深紅色した赤身と白い脂身が特徴。猪の一番おいしいバラ肉の部分は、ゆっくり時間をかけて煮込めば煮込むほど脂身に味がしみ込み深い味わいになります。

    猪鍋のコースは6300円より用意

    猪鍋のコースは6300円より用意

 単品、コース、各種用意があり、会食、宴会などの集まり事から、気軽な2名での利用にもおすすめです。5名以上の会食や宴会では、お座敷個室も利用できます。

ジビエのスペシャリストのもとで未知なる食体験を|渋谷【ELEZO HOUSE】

    『蝦夷鹿のフィレとハツ、青首鴨のロースト盛り合わせ』

    『蝦夷鹿のフィレとハツ、青首鴨のロースト盛り合わせ』

 松濤の高級住宅街に佇む一軒家レストラン【ELEZO HOUSE】。店主は、北海道十勝で狩猟から、流通、製造、料理まで手がける料理人集団を率いる佐々木章太氏。ジビエを少しでも美味しく食べられるように、雌鹿なら4歳、雄なら3歳までと月齢まで制限して提供しています。圧巻なのは、メインのジビエのロースト。鹿のフィレとハツ、真鴨というように必ず異なる2~3種の肉を盛り合せています。

    鹿のハンティングトロフィーが飾られた個室も

    鹿のハンティングトロフィーが飾られた個室も

 ジビエを愛する人だけが集まる紹介制のレストランで、一階のカウンター席は7席でサロンのような雰囲気。二階にはラグジュアリーな雰囲気の個室もあります。火曜・水曜に行う店頭販売でシャルキュトリーを購入すれば、紹介がなくても予約可能です。

 ヨーロッパでも日本でも古くから愛されてきたジビエ料理には、動物の尊い生命を奪う代わりに感謝を捧げようという精神が流れています。天然の肉は脂肪が少なく引き締まり、栄養価も高い、まさに森からの贈り物。冬季限定のごちそうを堪能してください。

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ヒトサラ編集部

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