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更新日:2017.06.28食トレンド グルメラボ

手土産に使える! 東京の絶品パティスリー3選<シェフのオススメ店>

ちょっとしたときに喜ばれる手土産から、自分へのご褒美まで、シェフたちはどんなお店でスイーツを買うのでしょうか。東京でオススメのお店をシェフに聞いてみたら、絶品のお店ばかりが集まりました。

手土産に使える! 東京の絶品パティスリー3選<シェフのオススメ店>

アジア最優秀賞のパティシエが手がける、京橋【イデミ・スギノ】

 京橋に店を構える【イデミ・スギノ】。スイーツ好きであれば、一度はその名を耳にしたことがあるかもしれません。世界でもトップクラスのパティシエとショコラティエで構成された、「ルレ・デセール・インターナショナル」という団体で、初の東洋人会員、かつアジア最優秀パティシエ賞を日本人で初めて受賞した杉野秀実氏がオーナーパティシエを務めるお店です。

 多くの人を惹きつけてやまない人気店ですが、シェフのなかにも、この店のスイーツに魅了される人が少なくありません。その一人が、【新横浜ラントラクト】で腕を揮う笹尾十三夫シェフ。東麻布【ピアジェ】や【イッシン】で研鑽を積み、フランス料理を基盤に自由な感性で、料理を生み出していくスタイルで、多くの人を魅了する料理人です。

 笹尾シェフは【イデミ・スギノ】のスイーツを、こう讃えています。
「フルーツの酸味やスパイスの風味、ナッツの香ばしさなど複数の素材が調和した響きを奏でる洗練された品々。既成概念にとらわれない自由な発想により生み出されるケーキや焼き菓子は独創性が高く、この店ならではの新鮮な驚きに満ちています」

【イデミ・スギノ】では、テイクアウトとイートインの両方がありますが、『エベレスト』などイートインでのみ提供の人気スイーツもあり、行列は必至。しかし、それだけの時間をかける価値が十分に見出せるパティスリーです。

このお店をオススメしている料理人
【新横浜ラントラクト】笹尾十三夫シェフ
  • 東麻布にあった名店【ピアジェ】や18年間シェフを務めた【イッシン】を経て現在へ。フランス料理を基礎としながら自由な感性で即興的に料理を編み出す、笹尾氏独自のスタイルを確立。

濃密で繊細な味わいのガトーショコラを。新宿【ケンズカフェ東京】

 続いて、お気に入りのスイーツを紹介してくれたのは、元銀行員で、本場イタリアで修業したという異色の経歴をもつ神田【ORANGE COVO】の川合卓シェフ。「日本人は唾液量が少ない」という理系出身らしいシェフならではの観点で開発した、オリジナル生地のピッツァで人気を博す料理人です。

「手土産としても喜ばれる、至極の逸品だと思います」と川合シェフがオススメする一軒が、新宿御苑駅近くにあるテイクアウトのガトーショコラ専門店【ケンズカフェ東京】です。

 イタリアのドモーリ社が、ケンズカフェのためにつくるオリジナル・クーベルチュールチョコレートを使用し、濃厚かつ上品な味わいのガトーショコラは、チョコ好きでなくとも、食べる人のハートをわし掴みに。

 川合シェフは、温度によって変化する味も楽しみのひとつだと話します。「常温や冷蔵、レンジで軽く温めるなど、温度により食感が変わります」。川合シェフのように、自分好みの温度帯を探すのも、【ケンズカフェ東京】のガトーショコラの醍醐味かもしれません。

このお店をオススメする料理人
【ORANGE COVO】川井 卓シェフ
  • トレーダーから心機一転、料理の道へ。イタリア・ナポリのピッツェリア【La Spaghettata】でピッツァを習い、【ORANGE COVO】を開業。理系ならではの緻密な計算を活かした料理を提供しています。

だれもが喜ぶ絶品の『エッグタルト』。渋谷【ナタ・デ・クリスチアノ】

 渋谷区富ヶ谷にある、知る人ぞ知るポルトガルスイーツの店【ナタ・デ・クリスチアノ】。『パンデロー』や『ケイジャーダ』など、なかなか日本人には馴染みのないポルトガルスイーツがテイクアウトで味わえるお店です。こちらの『エッグタルト』がお気に入りと話すのが、代々木八幡で人気を博すイタリアン【オストゥ】の宮根正人シェフ。

『エッグタルト』は、パイ生地にカスタードを流し込み焼いたポルトガル発祥のお菓子で、現地ではもっとも愛されている庶民派スイーツ。「生地と中身のバランスが絶妙で、卵の素朴な感じが気に入っています。おいしくて、だれにあげても絶対喜ばれますよ」と宮根シェフは、手土産としてもこの店の『エッグタルト』をよく買うそう。

 名物の『エッグタルト』は、できれば焼きたてを味わいたいところですが、テイクアウトならば、トースターなどで温めれば、それに近い温度と食感で楽しむことができますので、ぜひ試してみてください。

このお店をオススメする料理人
【オストゥ(Ostu)】宮根 正人シェフ
  • 名店【アントニオ】など都内のイタリアンで研鑽を重ね、渡伊。ピエモンテ州バローロ村の【ロカンダ・ネル・ボルゴ・アンティーコ】で過ごす。帰国後、【オストゥ】をオープン。

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