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更新日:2019.07.10健康美食 旅グルメ

熱戦間近の世界水泳選手権、開催地の韓国・光州が誇るご当地グルメ

第18回世界水泳選手権は韓国南西部の光州で開催。韓国で光州といえば食の豊かなことで知られる全羅道地域の中心都市です。観戦ついでに現地の食事も楽しんでいただくべく、ひと足先にご当地グルメをまとめました。アヒル鍋、豚カルビと焼き冷麺、ペンギンパンなど。

近隣の海から山から名産品がどっと集まる物流の拠点

世界の注目が光州に集まる

    第18回世界水泳選手権のマスコット、スリ(左)とダリ

 2019年7月12日(金)より世界水泳選手権が開幕。開催地は韓国の光州(クァンジュ)です。全羅道(チョルラド)と呼ばれる南西部の中心都市で、人口約160万人と韓国で6番目の規模を誇ります。首都のソウルからは高速鉄道のKTXで1時間30~40分程度。近年は近隣の務安(ムアン)国際空港まで日本からの直行便が飛んでおり、ぐっとアクセスもよくなりました。現在、成田、関西、大分の各空港に加え、7月1日からはさらに福岡からも就航しています。

    1980年の光州事件でも有名。現場の旧道庁跡地を臨む

 現地まで観戦に行かれる方はもちろん、世界水泳を通じて光州に関心を持った方のために、本記事では光州の大きな魅力である地域のグルメを紹介したいと思います。なにしろ韓国で食の豊かな地域といえば、まずどこよりも全羅道。広い平野があって米や野菜が豊富にとれ、西海岸、南海岸からの海の幸も充実しています。それらの集まる物流の拠点こそが光州であり、それはもう美味しいものが満載というわけです。

    玄関口の光州松汀駅周辺に専門店が多い『トッカルビ』

 まず抑えるべきは「光州5味」と呼ばれる5種類の名物。2003年に地域の代表として市が選定したものです。地域の郷土料理をコース仕立てにした『ハンジョンシク』(韓定食)に、たくさんの副菜を麦飯に添えた『ポリパプ』(麦飯定食)、ぶつ切りのアヒルを鍋で煮込んだ『オリタン』(アヒル鍋)、牛肉と豚肉を叩いて焼いた『トッカルビ』(焼肉ハンバーグ)、そして塩辛をふんだんに用いる濃厚な全羅道式の『キムチ』、といった面々です。

    『オリタン』は1羽が3~4人前。2人分の半羽も注文可

 中でも個人的におすすめしたいのが、光州駅近くに専門店通りのある『オリタン』。韓国では牛、豚、鶏と並んでアヒルを日常的に食べており、光州をドーナツ状に囲む全羅南道(チョルラナムド)という地域で全国の約5割を生産しています。焼肉や燻製、韓方鍋にすることも多いですが、光州ではエゴマの粉をたっぷり入れた鍋にします。これが実に香ばしく、とろっと濃厚で、どこかチキンカレーにも似たような味わいになります。

    スープにもタレにも用いられるエゴマの粉がポイント

 アヒル肉はそのまま食べても美味しいですが、エゴマ粉を混ぜたチョジャン(唐辛子酢味噌)につけると、辛味、酸味がほどよいアクセントに。鍋は卓上で火にかけながら味わうのですが、用意された生のセリを少しずつ足して煮込むのも重要なポイントですね。シャキシャキとした食感と爽やかな香りは、アヒルにも負けない準主役としての存在感を発揮します。

    『テジカルビ』はハサミで食べやすい大きさにカット

 光州5味とはまた別ですが、繁華街の忠壮路(チュンジャンノ)に位置する【ファンソルチョン忠壮店】もおすすめしたい一軒。こってり甘めに味付けをした『テジカルビ』(豚カルビの焼肉)の専門店ですが、中央の盛り上がった鉄板を使うのが特徴です。鉄板のへりにはダシ汁を注ぎ、ここに浸しながら焼くことで、焦げを防ぎ、さらなるうま味をまとわせる効果があるそうです。

    『プルサリ』は鉄板中央にサンチュを敷いて焦げ防止に

 これをひとしきり食べた後、シメとして麺を投入する『プルサリ』はこの店(忠壮店のみ)だけのオリジナル。へりのダシ汁で麺を軽く煮込み、また鉄板でも焼く、いわば焼き冷麺といった感じの料理なのです。煮込まれて柔らかくなった麺は、ダシのうま味だけでなく、溶けた豚の脂とタレの甘味も吸い込んでとろとろあまあま。この麺、食べたさに、つい何度も足が向く。そんな光州のお気に入りです。

    楊林洞のペンギン村。古い時計や電化製品が町を彩る

 観光地として注目されているのが、市の中心部にあって徒歩での散策に向く楊林洞(ヤンニムドン)。近代建築の要素を取り入れた伝統家屋が残っていたり、住民らのジャンクアートが話題となったペンギン村があるほか、最近はカフェやベーカリーも続々とオープンしています。

    ペンギン村の新名物『ペンギンパン』は10個W5000

 ペンギン村というのは、住民であるお年寄りがペンギンのように歩いていたというのが由来ですが、いまではすっかり地域のマスコットとなりました。今年1月にオープンした【ペンギンパン】は同名の焼き菓子を販売する店。かわいらしい見た目をしばし愛でつつ、かぶりつくと中にはカスタードクリームが入っています。

    光州市民が子どもの頃から親しむ【宮殿製菓】のパン

 老舗ベーカリー【宮殿製菓】のパンも地域で愛される名物です。デニッシュ生地をねじって焼いた『ナビパイ』(ちょうちょパイ)と、バゲットに卵サラダを詰めた『コンリョンアルパン』(恐竜の卵パン)が看板商品。イートインスペースもあるので、朝食やブランチとして立ち寄ってもよいかと思います。

 以上が光州におけるご当地グルメの「ほんのさわり」。食の豊かな地域だけあってほかにもたくさんの名物があるので、ぜひいろいろ探してみてください。

【ヨンミオリタン(영미오리탕)】
電話:+82-62-527-0248
住所:光州市北区景陽路126
住所:광주시 북구 경양로 126

【ファンソルチョン忠壮店(황솔촌 충장점)】
電話:+82-62-222-4815
住所:光州市東区中央路160番キル16-36
住所:광주시 동구 중앙로160번길 16-36

【ペンギンパン(펭귄빵)】
電話:+82-62-676-0007
住所:光州市南区川辺左路450番キル8-9
住所:광주시 남구 천변좌로450번길 8-9

【宮殿製菓忠壮店(궁전제과 충장점)】
電話:+82-62-222-3477
住所:光州市東区忠壮路93-6
住所:광주시 동구 충장로 93-6

この記事を作った人

八田靖史(フリーライター)

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