漢字が読めない! 謎の中華麺「ビャンビャン麺」の正体とは?! |東京 八丁堀【秦唐記(シントウキ)】
「ビャンビャン麺」という中華麺をご存じですか? なんとも怪しいこの名前は、漢字で書くと一文字で50画を超える、とても書けそうにない字。一体どんな漢字なのか? そしてどんな味なのか…? 東京 八丁堀に「ビャンビャン麺」の専門店があると聞いて、早速行ってみました!
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謎の中華麺「ビャンビャン麺」の専門店【秦唐記】
油がはじける衝撃のウマさ!
極太麺のサイズはもはや規格違い
謎の中華麺「ビャンビャン麺」の専門店!【秦唐記(シントウキ)】/八丁堀
この店では「ビャンビャン麺」という謎の料理がつくられているらしい……
八丁堀にある【秦唐記(シントウキ)】というお店。ここで食べられるのは「ビャンビャン麺」という、何やら怪しい名前の中華麺。これは中国の西安で一般的に食べられている、平たい幅広の麺のことで、ネギや唐辛子、山椒をのせ、タレをからませて食べる汁なしのきしめんのような食べ物です。一体どんな味なのか。
ん? なんだこの提灯に書かれた怪しい漢字は……
店頭に堂々と飾られた、やたら画数の多そうな漢字
これは、ビャンビャン麺の「ビャン」の字。その画数はなんと、一文字で57画もあるという、とても書けそうにない漢字。
これで「ビャンビャン麺」と読む
「馬」だの「長」だのが組み合わさり、なんだかすごい意味を持っていそう…ですが、この漢字は「ビャンビャン麺」以外にはつかわないのだという。せっかく覚えても用途が少ない!
また、名前の由来には諸説ありますが、麺を打つ際に「ビャンビャンッ!」と音がすることからビャンビャン麺と呼ばれるようになった、といわれています。
早速お店に入ってみると、麺を打つ激しい音が……!!
静寂の中に響き渡る「ビャンッ… ビャンッ…」という音。手打ちで食べられるお店は珍しく、このビャンビャン麺を打つ姿は日本ではなかなかお目にかかれない貴重な光景です。びゃんと、いえ、ちゃんと目に焼き付けておきましょう。
油がはじける衝撃のウマさ!『ヨウポー麺』
ビャンビャン麺といえばこの味『ヨウポー麺』850円(税込)
【秦唐記】で食べられるビャンビャン麺の味は3種類。中でも人気なのがこちらの汁なし油そば風『ヨウポー麺』。ヨウポーとは「油がはじける」という意味らしいのですが、一体どういうことなのか……
提供前に高温のサラダ油を「ジュッ!」とかけると、激しく湯気があがります。この様子が「ヨウポー」なのです!
油をかける理由は、上にのった唐辛子や山椒の香りを引き立たせるため。この立ち昇る湯気がとても香ばしく、食欲をそそります。
豚肉や、山椒、唐辛子がたっぷりとかかっている
まずは思いっきりかき混ぜて、底に溜まった黒酢ベースのタレと絡ませます。黒酢の酸味が食欲を加速させ、肉の旨味、野菜の歯応え、唐辛子や山椒の香りが口の中に広がります。色んなものが入っていながらも味はまとまっていて、とてもおいしい!
ちなみに辛さも選べるので、辛いのが苦手な人でもペロリと食べられます。
『ジャージャン麺』
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味噌ベースのタレと、チンゲン菜、ネギが入った『ジャージャン麺』850円(税込)。凝縮されたそぼろ肉の旨味がしっかりと感じられ、やわらかく丸みのある味わい。
『トマト麺』
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エビチリのような味の『トマト麺』850円(税込)。味が強そうな見た目とは裏腹に、トマトの自然な風味と酸味が楽しめます。もっちもちの麺との相性もいい!
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以上の3種類から味を選べるほか、麺の太さも選べます。太麺の方がより現地の味に近いそうなのですが、通常の「ビャンビャン麺」も十分太麺なので、まずはベーシックな太さで味わってみるのがオススメ。
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こちらが通常の「ビャンビャン麺」
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こちらが一番太い「ベルト麺」
お店で一番太い「ベルト麺」は、麺の食感も味もどっしりと感じることができ、食べ応えはまさに極太サイズ。現地ではこの太さが一般的なのだそう。
「ベルト麺」は太いうえに、こーーーーんなに長い!
オープン一周年記念で配っていた、缶バッチならぬ「ビャンバッチ」(現在は配布終了)
漢字で書くのが難しい、そして何よりおいしい「ビャンビャン麺」が話題を呼び、オープン一周年記念の際にこんな缶バッチまで用意してしまった【秦唐記】。その人気から、2020年2月10日、神保町に2号店もオープンしました。
激しく打たれるビャンビャン麺を見てみたい人、“極太級”のウマさを味わいたい人、「ビャン」の漢字を書けるようになりたい人。そんな人は是非、訪れてみてください!
お店のTwitter(@biang_shintouki)のフォロワーには、毎週日曜に『ヨウポー麺』850円を500円で提供中!
この記事を作った人
関口 潤(ヒトサラ編集部)
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