絶対に行くべき「大阪スパイスカレー」の名店 5軒|ヒトサラ「カレー担当」推しの店!
ヒトサラ編集部のカレー担当がお送りする「大阪スパイスカレー」特集! 近年のカレー界にムーブメントを起こし続けている、大阪のスパイスカレーの名店の中から、ここに行けば間違いない5軒を厳選してご紹介! 夏休みは、大阪スパイスカレーの旅に出てみてはいかがでしょうか。
「大阪スパイスカレー」って何?
「スパイスカレー」と聞くと、なんだか辛そう……なんて思うかもしれない。しかし、実際は辛さではなく、スパイスの「香りや風味を際立たせたカレー」のことで、それぞれのお店が独自に調合した“深いスパイス”を楽しめるのが魅力だ。
今回は、その発祥の地であり聖地ともいわれる大阪で、ここに行っておけば間違いない「大阪スパイスカレー」の名店5軒をご紹介しよう。
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【カシミール】「大阪スパイスカレー」原点の味
【旧ヤム邸】食べに行く度に新しい味に出会える!
【コロンビア8】ザクザクでスパイシーなキーマカレー
【ボタニカリー】色鮮やかな盛り付けと多彩な味
【アアベルカレー】旨味がたっぷりつまったチキンカレー
そして、これらの名店を2日で制覇する“攻略ルート”が知りたい!という方は、下の記事も読んでみてほしい。
「大阪スパイスカレー」の原点の味
【カシミール】/北浜
深いスパイスと野菜の甘さを感じる『マトンカレー(ミックスB)』1,300円(税込)
北浜の【カシミール】は、「大阪スパイスカレー」の原点だ。この店の味に影響を受け、現在まで数々の名店が生まれている。あっさりとしていながらも、ビリビリのスパイスと野菜の甘さを感じる不思議な味で、さらりとしたカレーの中に芳醇なスパイスが楽しめる。これが、現在の「大阪スパイスカレー」のベースとなっている。
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筆者おすすめのトッピング「ミックスB」は、具がやや多めになり、玉子もついてくる。あっさりしたカレーになめらかな玉子が交じり合い、口の中で調和する
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早くて12時オープンだが、当日の張り紙を見るまで何時オープンか分からないうえに、大勢が並ぶ人気店で、売り切れ次第終了という、入店までのハードルがとても高いお店だ
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「辛っ!ウマっ!あっさり! …もう一口!」の繰り返しで、食べ終えてみると「もう一皿ぐらいペロリと食べれるのでは?」と思うぐらい優しい。大皿だが全然もたれず、むしろ食べる前より元気になっている。そんな不思議なパワーをもったカレーだ。
【カシミール】
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住所:大阪府大阪市中央区東高麗橋6-2
アクセス:堺筋線「北浜」駅から徒歩4分
電話:06-6944-8178
営業時間:12:00前後に店に貼られる紙次第(※日によって1~3時間単位で変動あり。売り切れ仕舞い。ファンがつぶやくTwitter「#カシミール情報」をチェックするとよい)
定休日:土・日・月(まれに土曜営業あり)
食べに行く度に新しい味に出会える!
【旧ヤム邸 空堀店】/谷町六丁目
一度に3種のカレーが食べられる『スペシャルミックスカレー(キーマ/牛スジカレー/ほうれん草チキンカレー)』1,180円(税込)
キーマをベースにした、日替わりや月替わりのカレーが楽しめる名店。辛さは控えめで、毎日でも食べられる優しい味が特徴だ。例えばキーマは普通、ぎゅっと濃縮された旨味が強い印象だが、この日のキーマはやわらかな旨味が優しく広がる味わいだった。
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ほうれん草カレーは辛さはほとんどなく、スパイスが優しく体に入ってくる。牛スジカレーも優しい味の中に、牛スジの歯ごたえと肉の旨味が感じられ、満足感がある
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大阪に3店舗、東京に1店舗を展開する人気店。空堀商店街にある本店は、雰囲気たっぷりのレトロな空間だ
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月や日ごとに替わるカレーは、期間が終われば同じものを二度と出さないのが【旧ヤム邸】のポリシー。季節の食材をつかった、香り深く多彩なカレーのレシピは、これまでで1,000を超えるというから驚きだ。お店に行く度に新しい味に出会うことができる、毎日でも通いたくなる名店である。
【旧ヤム邸 空堀店】
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住所:大阪府大阪市中央区谷町6-4-23
アクセス:市営地下鉄「谷町六丁目」駅から徒歩4分、地下鉄「松屋町」駅から徒歩6分
電話:06-6762-8619
営業時間:11:30~14:00、18:00~21:30(L.O.21:00)※日曜ディナーは~21:00(L.O.20:00)
定休日:月曜
ザクザクでスパイシーなキーマカレー
【コロンビア8 北浜本店】/北浜
『キーマカレー』900円(税込)に「ゆでたまご」100円(税込)をトッピング
数十種類のスパイスをふんだんにつかったここの『キーマカレー』は、まさに「大阪スパイスカレー」を代表する一皿。上にのったシシトウをかじりながら、カレーと交互に食べるのが“コロンビア流”で、強烈そうな見た目に反して、すっきり爽やかな味わいのカレーと、スパイスのザクザクの食感が楽しめる。
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看板メニューは『キーマカレー』だが、実は、2回目以降の来店客しか食べられない辛口のキーマ『花火』900円(税込)が人気メニューだ
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【コロンビア8】のカレーには、オリオンビールの中でも沖縄の水で作られたものがあうので、わざわざ直輸入している。オリオンのすっきりとした酸味とカレーがとてもあう
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常連客から人気のメニューは、辛口のキーマカレー『花火』だ。このメニューはスパイスが強いので、一回目の来店客は注文することができない。しかしその味は、辛口といえど嫌な辛さではなく、おいしく調合された「スパイスを味わうための料理」といったイメージ。通常のキーマよりさらに奥深い香りが楽しめるので、是非、2回以上訪問して食べてみてほしい。
【コロンビア8 北浜本店】
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住所:大阪府大阪市中央区道修町1-3-3 エビス道修町ビル2F
アクセス:堺筋線「北浜」駅から徒歩4分
電話:06-6203-7788
営業時間:[月~金]11:00~15:00(L.O)、[土]12:00~17:00(L.O)
定休日:日・祝
色鮮やかな盛り付けに多彩な味
【ボタニカリー】/肥後橋
『あいがけ(ボタニカリー/シュリンプカリー)』1,150円に、「玉子ピクルス」100円と「自家製クリームチーズ豆腐」100円をトッピング(価格はすべて税込)
色鮮やかな盛り付けが美しい【ボタニカリー】。見た目からも分かるように、一皿に様々な風味がこれでもか!とのっている。お皿のどこをすくっても違う味になるので、一口ごとに感動しっぱなしだ。そして不思議なことに、色んな味がするにもかかわらす、全体に統一感があるのだ。
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トッピングの「クリームチーズ豆腐」はマスト。味はクリームチーズのようだが、豆腐なので酸味が強すぎず、甘さもほどよく出ている。スパイシーなカレーとの相性がいい
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入店に必要な整理券は、オープン1時間前の10時から店頭で配り始める。売り切れ仕舞なので、確実に食べたい場合は早めにもらいに行こう
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スパイスが前面に出た香り高いカレーでありながら、佃煮やワカメがのっていたり、水菜には和風のタレがかかっていたりと、どこか和風でなじみやすく、食べていて「染みる」瞬間が何度もある。計算されたスパイスづかいと、たまに見せる親しみやすさのバランス感覚が抜群のカレーである。
【BOTANI:CURRY(ボタニカリー)】
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住所:大阪府大阪市中央区瓦町4-5-3 日宝西本町ビル1F
アクセス:御堂筋線「本町」駅から徒歩5分
電話:非公開
営業時間:11:00~売り切れ仕舞い(入店には10時から配り始める整理券が必要)
定休日:日・臨時休業あり
旨味がたっぷりつまったチキンカレー
【アアベルカレー】/九条
『2種あいがけ(アアベルチキンカレー/トリッパと青梗菜のマサラ)』1,000円(税込)に、「スパイスたまご」100円(税込)をトッピング
店名を冠した『アアベルチキンカレー』は、旨味たっぷりのカレーで、鶏肉の身にもしっかり旨味があり、「ウマい!」と純粋に感じるストレートな味わいだ。今回紹介する中では割と旨味が前面に出たカレーなので、スパイスカレー初心者も入りやすい味かもしれない。週替わりのトリッパカレーにも、旨味がたっぷりだ。
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トッピングの「スパイスたまご」は、割ると黄身がとろ~り。辛さではなくスパイスの香りが楽しめる、おすすめのトッピングだ
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付け合わせのサラダ「カチュンバル」(写真右)は、レモンの香りでさっぱりとしつつも後からスパイスが香り、盛られた少量だけでなくもっと食べたくなる!
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お皿に盛られた食材は、旨味、スパイシー、さっぱり、酸味など、味がそれぞれハッキリしているので、混ぜて食べてもおいしいし、それぞれ単体で食べるのもおすすめだ。深いスパイスを感じながらも旨味をしっかりと楽しめる、グッとくるカレーである。
【アアベルカレー】
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住所:大阪府大阪市西区九条1-25-9 フジイエステートビル3F
アクセス:中央線・阪神なんば線「九条」駅から徒歩1分
電話:非公開
営業時間:12:00~15:00(L.O.14:30)
定休日:月・土・日・祝
一口に「大阪スパイスカレー」といっても、ベースに共通するものはありながら、その見た目も味もまったく違い、それぞれが個性豊かだ。「ほかとは違うもんをつくりたい!」「ウマいカレーをつくりたい!」という大阪人の精神が、新しいカレーをどんどん生み出しているのかもしれない。そんな「大阪スパイスカレー」の魅力を少しでも味わってもらえたら嬉しい。
関口 潤(ヒトサラ編集部)
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